MONOSTICK用のボードビヘイビアです。内蔵ウォッチドッグタイマーの制御とLED点灯用の手続きが含まれます。
定数
以下の定数を定義しています。
const uint8_t PIN_LED = mwx::PIN_DIGITAL::DIO16;  // LED
const uint8_t PIN_WDT = mwx::PIN_DIGITAL::DIO9;     // WDT (shall tick < 1sec)
const uint8_t PIN_WDT_EN = mwx::PIN_DIGITAL::DIO11; // WDT (LO as WDT enabled)
const uint8_t PIN_LED_YELLOW = mwx::PIN_DIGITAL::DO1; // YELLOW LED
MONOSTICK::PIN_LEDのようにアクセスできます。
ハードの初期化
pinMode(PIN_LED, OUTPUT_INIT_HIGH);
pinMode(PIN_WDT, OUTPUT_INIT_LOW);
pinMode(PIN_WDT_EN, OUTPUT_INIT_LOW);
pinMode(PIN_LED_YELLOW, OUTPUT);
上記のコードのように各ピンが初期化されます。
ウォッチドッグタイマー
起動時、スリープ起床時、起動後一定時間経過後に外部のウォッチドッグタイマーを再セットします。
ウォッチドッグタイマーのタイムアウトは1秒です。
MONOSTICKでは通常スリープするアプリケーションを実行しませんが、その場合はMONOSTICK::PIN_WDT_ENをHIGHにしてからスリープします。
メソッド
set_led()
void set_led_red(uint8_t mode, uint16_t tick)
void set_led_yellow(uint8_t mode, uint16_t tick)
LED(赤、黄)の制御を行います。
ボードビヘイビアでの制御を行わない場合は、このメソッドを呼び出さないでください。
黄色のLED(MONOSTICK::PIN_LED_YELLOW)はSPIMISOピン(半導体のピン名DO1)です。本ボードビヘイビアではPWM制御による点灯用のメソッドや手続きは含まれません。必要に応じて以下の記述を行います。
- set_led_yellow()は呼び出さないようにして下さい。
- 始動後にPWM出力の初期化を別途行います。SPIMISOピンはApp_Twelite標準アプリケーションではPWM3に対応し、Timer3クラスオブジェクトにより制御できます。
- スリープ復帰後にPWM出力の初期化を別途行います。その際、DO1の出力設定を解除します。
- PWM設定前にDO1の出力設定を解除してください。pinMode(PIN_LED_YELLOW, DISABLE_OUTPUT);
黄色のLED(
MONOSTICK::PIN_LED_YELLOW)は、スリープ中に点灯させることはできません。modeは以下のパラメータを取ります。tickは点灯時間[ms]を指定しますが、詳細はmodeの解説を参照してください。
| 指定 | 意味 | 
|---|---|
| LED_TIMER::BLINK | LEDを点滅させます。 tickに与える時間[ms]ごとにON/OFFが切り替わります。スリープ復帰後はカウントをリセットし点灯状態から始まります。 | 
| LED_TIMER::ON_RX | パケットの受信時に tickに与える時間[ms]だけ点灯します。 | 
| LED_TIMER::ON_TX_COMP | 送信完了時に tickに与える時間[ms]だけ点灯します。 | 
スリープ復帰後も復帰前の設定が維持されます。