組み込みオブジェクト名は Timer0..4
ですが、このページでは TimerX
と記載します。
メソッド
setup()
void setup()
タイマーを初期化します。この呼び出しにより必要なメモリ領域の確保を行います。
begin()
void begin(uint16_t u16Hz, bool b_sw_int = true, bool b_pwm_out = false)
タイマーを開始します。1番目のパラメータは、タイマーの周期でHzで指定します。2番目のパラメータをtrue
にするとソフトウェア割り込みが有効になります。3番目のパラメータをtrue
にするとPWM出力を有効にします。
change_hz()
で周波数を変更することが出来ます。change_hz()
ではbegin()
の指定より細かい指定が可能です。
change_duty()
でPWM出力のデューティー比を変更できます。
割り込みハンドラの処理を記述するには、アプリケーションビヘイビアの定義が必要です。
end()
void end()
タイマーの動作を停止します。
available()
inline bool available()
タイマー割り込みが発生した直後のloop()
でtrue
になり、loop()
が終了すればfalse
になります。
change_duty()
void change_duty(uint16_t duty, uint16_t duty_max = 1024)
デューティー比の設定です。1番目のパラメータにデューティ比を指定します(小さい値を指定すると波形の平均はGNDレベルに近づき、大きい値を指定するとVccレベルに近づく)。2番目のパラメータはデューティ比の最大値を指定します。
duty_max
は1024,4096,16384
のいずれかの指定を推奨します。
内部でのカウント値の計算に除算が発生しますが、これら3つに限りビットシフトによる演算を行っていますが、これ以外の値では計算量の大きい除算処理が実行されます。
change_hz()
void change_hz(uint16_t hz, uint16_t mil = 0)
タイマーの周波数を設定します。2番目のパラメータは周波数の小数点3桁分の値を整数で指定します。例えば 10.4 Hz としたい場合は hz=10, mil=400
と指定します。