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2024-10-18 現在

PCA9632

LEDドライバ
    通知パル (NOTICE PAL) に使用されている LED ドライバです。

    処理の流れ

    1. Wire.begin(): バスの初期化
    2. .setup(): クラスオブジェクトの初期化
    3. .reset(): ドライバの初期化
    4. 各種手続き

    PCA9632について

    4chのLEDドライバです。

    • 各chは消灯・全点灯・PWM点灯・点滅の4つの状態を指定できる
    • 各chで独立して照度制御(PWM)できる
    • 点滅指定したchはすべて同じ点滅パターンとなる
    • 点滅時はPWMによる各ch個別の照度制御ができる

    動作に必要な手続き

    Wireバス

    setup()メソッド呼び出し前にWire.begin()によりWireが動作状態にしておきます。

    スリープ復帰時の手続き

    スリープ直前もWireバスが動作状態にしておきます(スリープ復帰後自動でWireを回復します)。

    コード例

    ##include <TWELITE>
    ##include <SNS_PCA9632>
    
    SNS_PCA9632 pca;

    #include <SNS_PCA9632>SNS_PCA9632クラスオブジェクトの宣言が必要です。

    初期化&リセット

    void setup() {
        Wire.begin();
        pca.setup();
        pca.reset();
    }

    点灯

    ...
       pca.set_led_duty_all(
          127,
          127,
          127,
          127
       );
    
       pca.set_led_status(
          SNS_PCA9632::LED_PWM,
          SNS_PCA9632::LED_NOP,
          SNS_PCA9632::LED_PWM,
          SNS_PCA9632::LED_NOP);

    上記の例ではLED1,3をPWM制御により点灯します。

    メソッド

    コンストラクタ, setup()

    SnsPCA9632(uint8_t i2c_addr = DEFAULT_I2C_ADDRESS)
    void setup(uint8_t i2c_addr = DEFAULT_I2C_ADDRESS)

    コンストラクタではi2c_addrを指定します。

    グローバル宣言でクラスオブジェクトを定義した場合、コンストラクタが呼びだされませんので、setup()を呼び出すようにしてください。

    reset()

    bool reset()

    デバイスを初期化します。 レジスタアドレス 0x0 から順に {0x81, 0x35, 0x7F, 0x7F, 0x7F, 0x7F, 0x7F, 0x0B, 0x00} を書き込みます。

    set_mode2()

    bool set_mode2(uint8_t u8var = 0x35)

    MODE2レジスタに値を書き込みます。

    set_power_mode()

    bool set_power_mode(bool b_pow_on)

    b_pow_ontrueにすると通常運用、falseにするとスリープします。

    bool set_blink_cycle(uint8_t u8var)
    bool set_blink_cycle_ms(uint16_t u16ms)

    点滅(グループPWM)周期を決めます。

    u8varを指定すると周期は(u8var+1)/24[秒]となります。

    u16msは周期を[ms]で指定します。

    bool set_blink_duty(uint8_t u8duty);

    点滅(グループPWM)のデューティ比を決めます。点灯期間はu8duty/256となり、0は消灯相当、255は全灯相当になります。

    set_led_duty()

    bool set_led_duty(uint8_t port, uint8_t duty)

    明るさ(PMW制御のデューティ比)を指定します。

    portは対象のLED(SNS_PCA9632::LED1..4)を指定します。

    dutyは0..255を指定し、比率duty/256で点灯します。

    set_led_duty_all()

    bool set_led_duty_all(uint8_t p1, uint8_t p2, uint8_t p3, uint8_t p4)

    全てのLEDに対して明るさ(PMW制御のデューティ比)を指定します。

    p1,p2,p3,p4はLED1..4のデューティで0..255を指定します。比率duty/256で点灯します。

    set_led_status()

    bool set_led_status(uint8_t u8led1, uint8_t u8led2, uint8_t u8led3, uint8_t u8led4)

    全てのLEDの点灯状態を変更します。

    u8led1..4は順にLED1..4の状態を指定します。

    指定できる状態は、以下の通りです。

    内容
    SNS_PCA9632::LED_OFF消灯
    SNS_PCA9632::LED_ON全灯
    SNS_PCA9632::LED_PWM照度制御(PWM)
    SNS_PCA9632::LED_BLINK点滅制御(グループPWM)
    SNS_PCA9632::LED_NOP状態を変更しない

    probe()

    bool probe()

    I2Cバス上にデバイスが存在すればtrueを返します。

    show_registers()

    void show_registers()

    レジスタ(0x0-0x8)の値を表示します。