SHT4x
温湿度センサー
I2Cバスを利用する温湿度センサーです。
ボードビヘイビア
<ARIA>
を読み込んだ時のみ使用可能です。begin()
以外の共通メソッドの手続きはボードビヘイビア中で実行されています。処理の流れ
Wire.begin()
: バスの初期化.begin()
: センサーの動作開始- 時間待ち数ms
.available()
がtrue
になる.get_temp(), .get_humid()
: 値の読み出し
動作に必要な手続き
Wireバス
begin()
メソッド呼び出し前にWire.begin()
によりWireが動作状態にしておきます。
スリープ復帰時の手続き
スリープ直前もWireバスが動作状態にしておきます(スリープ復帰後自動でWireを回復します)。
メソッド
get_temp()
, get_temp_cent()
double get_temp()
int16_t get_temp_cent()
温度を読み出す。get_temp()
は℃で、get_temp_cent()
は℃の100倍の値を整数値で返します。
エラー時は-32760~-32768の値が返ります。
get_humid()
, get_humid_per_dmil()
double get_humid()
int16_t get_humid_per_dmil()
湿度を読み出す。get_humid()
は%で、get_humid_per_dmil()
は%の100倍の値を整数値で返します。
エラー時は-32760~-32768の値が返ります。
共通メソッド
setup()
void setup()
センサー用のメモリ領域の確保や初期化を行います。
begin()
, end()
void begin()
void end()
センサーの取得を開始します。センサーの値を読み出すまで約5ms待ち時間が必要です。
end()
には対応しません。
process_ev()
void process_ev(uint32_t arg1, uint32_t arg2 = 0)
待ち時間処理のセンサーの場合はarg1
にE_EVENT_TICK_TIMER
またはE_EVENT_START_UP
を与え時間の経過を知らせます。このメソッド呼出し後に、必要な時間が経過していればavailableになり、センサー値の読み出しが可能になります。
available()
bool available()
センサーが読み出し条件を満足したときにtrue
を返します。
probe()
bool probe()
センサーが接続されているときにtrue
を返します。