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データシート
- 1: TWELITE
- 1.1: TWELITE BLUE / RED 無線マイコン
- 1.1.1: TWELITE 無線マイコン データシート
- 1.2: TWELITE(GOLD シリーズ)
- 1.2.1: TWELITE(GOLD シリーズ)
- 1.2.2: TWELITE(GOLD シリーズ)
- 2: TWELITE DIP
- 2.1: TWELITE DIP (BLUE / RED) 無線マイコン
- 2.1.1: TWELITE DIP 無線マイコン データシート
- 2.1.2: TWELITE DIP 無線マイコン データシート
- 3: TWELITE PAL
- 3.1: BLUE PAL / RED PAL
- 3.2: 開閉センサーパル
- 3.3: 環境センサーパル
- 3.4: 動作センサーパル
- 3.5: 通知パル
- 3.5.1: SENSE PALシリーズ 通知PAL データシート
- 3.6: PAL専用ケース
- 4: TWELITE CUE
- 5: TWELITE ARIA
- 6: TWELITE STICK
- 6.1: TWELITE STICK
- 6.1.1: TWELITE STICK
- 7: TWELITE UART
- 8: MONOSTICK
- 8.1: MONOSTICK BLUE / RED
- 8.1.1: MONOSTICK データシート
- 9: TWELITE R
- 9.1: TWELITE R2
- 9.1.1: TWELITE R2 データシート
- 9.2: TWELITE R3
- 9.2.1: TWELITE R3 データシート
- 10: TWELITE STAGE
- 10.1: TWELITE STAGE HAT
- 10.1.1: TWELITE STAGE HAT データシート
- 11: TWELITE SPOT
- 11.1: TWELITE SPOT
- 11.1.1: TWELITE SPOT
- 12: アンテナ
- 12.1: 逆F型基板アンテナパターン
- 12.1.1: 逆F型基板アンテナ データシート
- 12.2: マッチ棒アンテナ
- 12.2.1: マッチ棒アンテナ データシート
- 12.2.2: マッチ棒アンテナ データシート
- 12.3: カギ型アンテナ
- 12.3.1: カギ型アンテナ データシート
- 12.4: ハテナ型アンテナ
- 12.4.1: ハテナ型アンテナ データシート
- 12.5: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 12.5.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 12.6: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 12.6.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 12.7: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 12.7.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 12.8: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 12.8.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 12.9: 屋内可倒式アンテナ
- 12.9.1: 屋内可倒式アンテナ データシート
- 12.10: 防水可倒式アンテナ(114)
- 12.10.1: 防水可倒式アンテナ データシート
- 12.10.2: 防水可倒式アンテナ データシート
- 12.11: 防水可倒式アンテナ(123)
- 12.11.1: 防水可倒式アンテナ データシート
- 12.12: 両偏波パッチアンテナ
- 12.12.1: 両偏波パッチアンテナ データシート
- 12.13: SMA 変換ケーブル
- 12.13.1: SMA 変換ケーブル データシート
- 12.14: SMA ケーブル
- 12.14.1: SMA ケーブル データシート
- 12.15: SMA ケーブル
- 12.15.1: SMA ケーブル データシート
- 13: 生産終了製品
- 13.1: TWELITE STAGE
- 13.1.1: TWELITE STAGE BOARD
- 13.1.1.1: TWELITE STAGE BOARD データシート
- 13.2: TWELITE 2525A
- 13.2.1: TWELITE 2525A
- 13.2.1.1: TWELITE 2525A データシート
1 - TWELITE
TWELITEは無線機能を持ったマイコンモジュールです。
センサーやスイッチ、LED等を接続した親基板に実装することで小型無線装置を作成できます。
消費電力が小さく、電池での長時間稼動が可能です。自動実装機で表面実装できるため大量生産に適しています。
1.1 - TWELITE BLUE / RED 無線マイコン
1.1.1 - TWELITE 無線マイコン データシート
特徴
- 世界標準規格である IEEE802.15.4 に準拠
- 弊社独自のプロトコルスタック“TWELITE NET”が利用可能
- 超小型モジュール(13.97×13.97×2.5mm)
- チップ性能を最大限に引き出す基板設計により長距離でも安定した通信が可能
- 32KB の RAM、160KB/512KB のフラッシュメモリを備え高性能な通信用アプリケーションソフトウェアの動作が可能
- 待機時の電流が 0.1μ A (RAMOFF スリープ時)と非常に少ないため電池寿命を延ばすことが可能
- 4個または6個の AD コンバータ、1 個のコンパレータ、20 個の汎用入出力ポートといった豊富な I/O を内蔵しセンサー等を直接接続可能
- フラッシュメモリを内蔵しておりファームウェアの変更が可能
- 無償で入手可能な GNU および eclipse ベースの開発環境によりファームウェア開発が可能
- 強力な 128-bit AES 暗号化技術によりセキュリティを保つことが可能
- 日本国内の ARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済みであるため免許や新たな申請の必要なく使用が可能
- RoHS 対応により新環境基準に準拠
仕様
製品型番
TWELITE BLUE および、TWELITE RED は下表で示すようなバリエーションがあります。用途に合わせて最適なものを選択してください。
販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。
TWELITE 通称 | 販売コード | アンテナ端子 | 備考 |
---|---|---|---|
TWELITE BLUE | TWE-L-WX | ワイヤアンテナ端子タイプ | アンテナ別(リール販売のみ) |
TWE-L-U | 同軸アンテナタイプ | アンテナ別 | |
TWELITE RED | MW-R-WX | ワイヤアンテナ端子タイプ | アンテナ別 |
MW-R-U | 同軸アンテナタイプ | アンテナ別 |
無線部
TWELITEBLUE | TWELITERED | 備考 | |
---|---|---|---|
通信方式 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | |
プロトコルスタック | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | |
通信速度 | 最大 250kbps | 最大 250kbps | |
変調方式 | O-QPSK, DSSS | O-QPSK, DSSS | |
チャネル数 | 16 | 16 | 国によっては異なります |
送信出力 | 2.5dBm | 9.19dBm | 25°C, 3V |
受信感度 | -95dBm | -96dBm | 25°C, 3V, typ |
送信電流 | 15.3mA | 23.3mA | 25°C, 3V, typ 最大出力時 |
14.0mA | 3dBm 出力時 | ||
受信電流 | 17.0mA | 14.7mA | 25°C, 3V, typ |
マイコン部
- 32 ビット RISC プロセッサ
- 可変クロックにより消費電力の最適化が可能
- RAM:32kBytes
- EEPROM:4kBytes
- フラッシュメモリ:TWELITE BLUE 160kBytes/TWELITE RED 512kBytes
- ウォッチドッグタイマー、ブラウンアウト検出
- ブロック(デジタル/アナログ/RAM/無線)ごと、きめ細かい電源制御が可能
- AES 128bit 暗号回路、16bit 乱数生成機 内蔵
インターフェイス
数 | 備考 | |
---|---|---|
ADC | 4/6 | 10bit TWELITE BLUEは4ポート、TWELITE REDは6ポート |
PWM | 4 | |
タイマ/PWM | 1 | PWM, Δ∑など5モード。16MHz, 16bit精度 |
パルスカウンタ | 2 | スリープ状態で稼働可能。最大100kHz, 16bit |
UART | 2 | 16550A 互換 |
SPIマスター/スレーブ | 1 | 3チップセレクト、最大16MHz |
コンパレータ | 1 | |
2線シリアルマスター・スレーブ(I2C、SMBUS 互換) | 1 | 最大100kHzまたは400kHz、7/10bitアドレスモード |
汎用デジタル | 20 | 他の I/F と共用 |
- 多くは共用ピンであるため、組み合わせによっては利用できない場合があります。
認証など
TWELITE BLUE | TWELITE RED | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
※1. 海外で TWELITE を使用する場合、使用できるアンテナなどの各種制限がございますので、開発初期段階で弊社までご確認お願いいたします。
※2. 使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要である場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。
輸出時の注意点
- TWELITE に内蔵されている AES 128bit の暗号化回路が該非判定の該当品となります。輸出される際は該非判定書を発行いたしますので弊社までお問い合わせください。
- 輸出国によっては TWELITE が輸出国で電波認証が取得できていないと通関できない場合があります。輸出国ごとの規制に関してはお問い合わせください。
製品上の表示
製品には製品ロゴ、認証番号などの表示がありますが、予告なく変更される場合があります。
ブロック図

外形寸法

外形:13.97x13.97x2.5mm 重量:0.93g
TWELITE BLUE/TWELITE RED 外形 DXF データ、弊社ホームページにてダウンロード可
推奨パッド寸法

- モジュール裏面に接する受け側基板は、シルク印刷及びスルーホールが無きこと。
- マッチ棒アンテナなどのワイヤアンテナを半田接続する場合は、受け側基板に角穴を設け、モジュール裏面より半田付けをお願いします。(詳しくは 7 章参照)
- メタルマスク厚は、t=0.12~0.15mm の範囲でご使用ください。マスク及びリフロー条件により、モジュールの片側の半スルーホール箇所に半田フィレットが立たない場合があります。
アンテナ取り付け用開口

TWELITE をお客様が設計した基板に実装する場合、ワイヤアンテナ(マッチ棒アンテナ)を接続するには基板上に開口を設け裏側から半田付けを行うと効率的です。
この図面は開口の一例です。
ここでは開口を大きく取るために 29, 30, 31, 32 ピン(NC, GND, GND, GND) を未接続としています。
※ 28, 30-32 ピンの GND は接続を推奨しますが、未接続での運用も可能です。未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
ピン割り当て
ピン番号

ピン割り当て
# (※1) | IO名(※2) | 機能割り当て(※3) | 代替割り当て(※4) | 超簡単!標準アプリの機能名(※5) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | DO0 | SPICLK | PWM2(※6) | PWM2 | ||||
2 | DO1 | SPIMISO | PWM3(※6) | PWM3 | ||||
3 | DIO18 | SPIMOSI | DO1 | |||||
4 | DIO19 | SPISEL0 | DO2 | |||||
5 | VCC | VCC | VCC | |||||
6 | DIO4 | CTS0 | TIM0OUT | PC0 | DO3 | |||
7 | DIO5 | RTS0 | PWM1 | PC1 | PWM1 | |||
8 | DIO6 | TXD0 | PWM2 | TX | ||||
9 | DIO7 | RXD0 | PWM3 | RX | ||||
10 | DIO8 | TIM0CK_GT | PC1 | PWM4 | PWM4 | |||
11 | DIO9 | TIM0CAP | 32KTALIN | RXD1 | DO4 | |||
12 | DIO10 | TIM0OUT | 32KTALOUT | M1 | ||||
13 | DIO12 | PWM2 | CTS0 | DI1 | ||||
14 | DIO14 | SIF_CLK | TXD1 | TXD0 | SPISEL1 | SCL | ||
15 | DIO13 | PWM3 | RTS0 | DI2 | ||||
16 | DIO11 | PWM1 | TXD1 | DI3 | ||||
17 | DIO15 | SIF_D | RXD1 | RXD0 | SPISEL2 | SDA | ||
18 | DIO16 | COMP1P | SIF_CLk | DI4 | ||||
19 | DIO17 | COMP1M | PWM4 | SIF_D | BPS | |||
20 | GND | GND | ||||||
21 | RESETN | RESETN | RST | |||||
22 | ADC2 | VREF | AI3 | |||||
23 | ADC1 | AI1 | ||||||
24 | DIO0 | SPISEL1 | ADC3 | AI2 | ||||
25 | DIO1 | SPISEL2 | ADC4 | PC0 | AI4 | |||
26 | DIO2 | ADC5(※7) | TIM0CK_GT | M2 | ||||
27 | DIO3 | ADC6(※7) | TIM0CAP | M3 | ||||
28 | GND | GND | GND | |||||
29 | NC | RF | N/A | |||||
30 | GND | GND | GND | |||||
31 | GND | GND | GND | |||||
32 | GND | GND | GND |
※1. ピンの番号です。TWELITE DIPとピンの番号の数や割り当てが異なります。ピンを特定するには通常IO名を用います。
※2. ピンの定義名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発などで利用され、弊社技術サポートでも原則としてピンについては、IO名を用いてご案内いたします。
※3. 各ピンは、単純な入力出力やアナログ入力として利用できますが、APIを通じて初期化することでそれ以外の機能を割り当てることができます。本表では代表的な機能を列挙します。
※4. APIを通じて初期化することで代替割り当てのピンに機能を移動することができます。本表では代替割り当てしたときの代表的な機能を列挙します。
※5. 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)で使用されるアプリ特有のピン名称です。IO名と似ていますが混乱しないようにしてください。
※6. PWM2,3 は DIO6,7 または DIO12,13 の割り当てを解放し DO0,1 に割り当て可能です。
※7. ADC5,6はTWELITE REDのみ使用可能です。
機能紹介
信号名 | 機能 |
---|---|
PC | パルスカウンタ |
SPICLK | SPIマスタークロック |
SPISEL | SPIセレクト出力 |
SPIMISO | SPIマスター入力 |
SPIMOSI | SPIマスター出力 |
TIM0CK_GT | タイマクロック,ゲート入力 |
TIM0CAP | タイマキャプチャ入力 |
TIM0OUT | タイマPWM出力 |
32KTALIN | クリスタル入力 |
32KTALOUT | クリスタル出力 |
VREF | 基準電圧 |
COMP1M | コンパレータ+入力 |
COMP1P | コンパレータ-入力 |
SIF_D | 2線シリアルデータ |
SIF_CLK | 2線シリアルクロック |
RXD | UART RX |
TXD | UART TX |
RTS | UART RTS |
CTS | UART CTS |
PWM | パルス幅変調出力 |
特殊ピンの取り扱い
DO0 (機能名:SPICLK)
本ピンは出力として利用されるピンです。
外部からの電圧印加を行う
と(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。
DO1 (機能名:SPIMISO)
本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。本ピンの 始動時の電圧 に気をつけてください。
DIO0 (機能名:ADC3)、DIO1 (機能名:ADC4)
これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、 AD読み出し時に内部プルアップを無効 にしておく必要があります。
ADC2
ADC2は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。なお、 基準電圧を出力するピンはありません。
GND
SMD 版 28, 30-32 ピンの GND は接続を推奨しますが、未接続での運用も可能です。未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | min | typ | max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |||
始動電圧 | Vboot | 2.05 | V | |||||
動作温度 | TOPR | 結露なきこと | TWELITE BLUE | -40 | 25 | 105(※1) 90(※2) | °C | |
TWELITE RED | -30 | 25 | 90 | |||||
動作湿度 | HOPR | 結露なきこと | 85 | %RH |
※数値は半導体データシートに基づく。
※1 TWE-L-WX/W0/W7の最大動作温度
※2 TWE-L-Uの最大動作温度
DC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | ICC | スリープ(RAMOFF タイマなし) | TWELITE BLUE | 0.1 | uA | ||
TWELITE RED | 0.1 | uA | |||||
スリープ(タイマ) | TWELITE BLUE | 1.5 | uA | ||||
TWELITE RED | 1.5 | uA | |||||
Tx (CPU doze) | TWELITE BLUE | 15.3 | mA | ||||
TWELITE RED | 23.3 | mA | |||||
TWELITE RED(3dBm出力時) | 14.0 | mA | |||||
Rx (CPU doze) | TWELITE BLUE | 17.0 | mA | ||||
TWELITE RED | 14.7 | mA | |||||
送信出力 | Pout | TWELITE BLUE | +0.5 | 2.5 | dBm | ||
TWELITE RED | 9.14 | dBm | |||||
受信感度 | TWELITE BLUE | -95 | dBm | ||||
TWELITE RED | -96 | dBm |
※数値は半導体データシートに基づく。
I/O特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | ||
DIO Hi入力 | VIH | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | VIL | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | ||
DIO Hi 出力 | VOH | TWELITE BLUE | VCCx0.8 | VCC | V | |
TWELITE RED | VCC-0.4 | |||||
DIO Lo出力 | VOL | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸込電流 | IOL | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | ||||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
ADC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
リファレンス電圧 | VREF | 1.198 | 1.235 | 1.260 | V | |
ADC 解像度 | 10 | Bits | ||||
ADC 積分非直線性 | ±1.6, ±1.8 | LSB | ||||
ADC 微分非直線性 | -0.5 | 0.5 | LSB | |||
ADC オフセット誤差 | 0~VREF | -10 | mV | |||
0~2VREF | -20 | |||||
ADC ゲイン誤差 | TWELITE BULE0~VREF | +10 | mV | |||
TWELITE BULE0~2VREF | +20 | |||||
TWELITE RED0~VREF | -10 | |||||
TWELITE RED0~2VREF | -20 | |||||
ADC クロック | 0.25,0.5, 1.0 | MHz | ||||
ADC 入力レンジ | 0.04 | VREF2xVREF | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
リール仕様
テーピング寸法

リール寸法

モジュール最大包装数量
リール/内箱 | 個数/リール | 外箱 | 個数 |
---|---|---|---|
1 | 1000 | 1 | 1000 |
リフロー条件
推奨リフロープロファイル Recommended Soldering Condition

リフロープロファイル
予備加熱 | 本加熱 | ピーク温度 | リフロー回数 |
---|---|---|---|
150 | 220°C/30~45sec | 245°C | 1回 |
- 温度条件は上図の推奨リフロー温度プロファイルの範囲内で、1回とします。
- はんだ付けは、リフロー半田を原則とします。
- 上記プロファイルにて、実装評価で問題ないことを確認しておりますが、貴社実装条件で実装性を確認して頂きますようお願いいたします。
ボード実装注意点
- 弊社推奨リフロー条件で本製品のリフロー回数は1 回とします。リフロー時には製品内部の半田が再溶融致しますので、ご注意ください。原則、はんだ付けはリフロー半田とさせて戴きます。
- 本製品は自然の環境に放置することにより吸湿します。開封後72 時間以内にリフロー実装を行ってください。
- 上記の湿度以下で保管する場合は、十分に静電気対策を取ってください。
- 開封後72 時間以上経過した場合は下記条件にてベーク処理を行った上でご使用ください。
- リールでのベーキングは不可、トレイ等に移し替えてベーキングを行ってください。
- ベーク条件は90°C、48時間、1回までとします。
- 同一梱包内でLOT No.が混成する場合がありますので、予めご了承ください。
- 本製品に実装されている部品の半田付け部について、半田フィレットの有無は問わないものとします。
- 本製品はガラスエポキシ基板に実装されることを想定しております。ガラスエポキシ以外の材料(例えばセラミック等)の基板に本製品を実装する場合は、十分に評価した上でご使用ください。
- 本製品内部に実装されている部品仕様上、大変静電気に弱い部品となっております。静電気対策を十分行った上でご使用ください。
- シールドケースに応力が加わった場合、外れる可能性がありますので、十分に注意してください。
- 手半田付けにつきましては、以下条件でお願い致します。350°C以下 3秒以内(パッケージ表面温度は150°C以内)
使用上の注意
工場出荷時のアプリ
超簡単!標準アプリのファームウェアがTWELITEに書き込まれた状態で工場出荷されておりますが(本データシート発行時点)、このファームウェアはTWELITE製造時の工程検査を目的として書き込まれております。TWELITEに書かれているファームウェアバージョンなどの情報はお客様のご要望があってもお知らせ致しかねます。また将来、TWELITEに書き込み済みファームウェアの有無や書き込まれたファームウェアの種類等は告知なく変更する場合があります。お客さまの製造工程でTWELITEに必要なアプリを書き込んだうえでの利用をお願いします。
保管
高温・高湿を避けて保管のこと、製品は納入後6ヶ月以内で、ご使用ください。
一般事項
当社製品のご使用にあたりましては、実際に貴社使用環境にて、評価、確認を必ず行ってください。
高信頼性を必要とされる用途、人命に関わる用途などに、ご使用になる場合は事前に、購入先にお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
4.0.2 | 2024/11/12 | 消費電流の単位の誤記を修正 |
4.0.1 | 2024/07/12 | 販売コードの変更を適用、変更に伴いアンテナ欄を削除 |
4.0.0 | 2024/02/27 | 新サイトへ移行 |
3.0.4 | 2019/1/31 | 14章に“工場出荷時のアプリ”の項目を追加 |
3.0.3 | 2018/11/05 | 8章の節番号の誤記を修正。 |
3.0.2 | 2018/3/7 | ピン割り当て表の超簡単!TWELITEアプリの機能名の誤記を修正 |
3.0.1 | 2017/9/1 | TWELITE REDのスリープ時の電流値の修正 |
3.0.0 | 2017/8/1 | 初期バージョン |
1.2 - TWELITE(GOLD シリーズ)
1.2.1 - TWELITE(GOLD シリーズ)
はじめに
TWELITE® は、小型で省電力かつ高性能な無線モジュールです。
Arm®Cortex®-M4 コアを搭載し、IEEE802.15.4 準拠の中距離無線通信や ISO/IEC 14443 準拠の近距離無線通信に対応。
日本国内の電波認証を取得しているため、無線システムをすばやく製品化できます。
特徴
- 超小型の本体パッケージ(13.97mm × 13.97mm × 2.5mm)
- 世界標準規格 IEEE802.15.4 に準拠した中距離無線通信
- チップ性能を最大限に引き出し、長距離でも安定した通信を実現する基板設計
- 当社独自のシンプルなプロトコルスタック “TWELITE NET”
- ISO/IEC 14443 に準拠した NFC リーダーとの近距離無線通信
- 世界で広く使われている Arm Cortex-M4 アーキテクチャを採用
- 待機時の電流が 最小 350nA と優れた省電力性能でシステムの電池寿命に貢献
- 152KB の SRAM、640KB のフラッシュメモリを備え高度な通信アプリケーションソフトウェアに対応
- あらゆるセンサをつなぐ 6ch 12bit ADC と22の汎用デジタル IO ポートを搭載
- LEDやアクチュエータの動作に応用できる 10ch の PWM 出力
- 新たに搭載した 32bit の リアルタイムクロック
- 無償で入手できる GNU Arm Embedded Toolchain ベースのファームウェア開発環境
- 強力な 128bit / 192bit / 256bit の AES 暗号化技術
- 日本国内の ARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済み
製品型番
TWELITE 無線モジュール(GOLD シリーズ)には、下記のバリエーションがあります。用途に合わせて選択してください。
品名 | 型番 | アンテナ端子 | 備考 |
---|---|---|---|
TWELITE | MW-G-W | ワイヤアンテナ端子(スルーホール) | アンテナ別売 |
MW-G-U | 同軸アンテナ端子(U.FL/IPEX) | アンテナ別売 | |
TWELITE DIP | MW-G-DIP-P | 基板アンテナ | |
MW-G-DIP-U | 同軸アンテナ端子(U.FL/IPEX) | アンテナ別売本体は MW-G-W |

MW-G-W 外観

MW-G-U 外観

MW-G-DIP-P 外観

MW-G-DIP-U 外観
以降の文書では、MW-G-W/U に関連する箇所に SMD を、MW-G-DIP-P/U に関連する箇所に DIP を、すべてに関連する箇所に ALL を記載します。
機能
ALL- 32bit Arm Cortex-M4 プロセッサ
- 動作クロック:32MHz(12MHzから48MHzの可変クロックで消費電力を最適化できます)
- SRAM:152KB
- フラッシュメモリ:640KB
- EEPROM:2KB(内蔵NFCチップに搭載)
- ウォッチドッグタイマ、ブラウンアウト検出
- ブロック(デジタル/アナログ/SRAM/無線)ごとの電源制御
- 128bit/192bit/256bit AES 暗号回路
- 6x ADC (12bit)
- 10x PWM
- 2x タイマ (32bit)
- 1x コンパレータ
- 2x UART
- 2x SPI(3チップセレクト)
- 2x I2C
- 22x デジタルIO
- 1x Quad SPI
- 1x RTC (32bit)

TWELITE(GOLDシリーズ)のブロック図
2.4GHz 無線
ALL項目 | TWELITE (GOLD シリーズ) | 備考 |
---|---|---|
通信方式 | 2.4GHz IEEE 802.15.4 | |
プロトコル | TWELITE NET および IEEE 802.15.4 MAC | |
通信速度 | 250kbps | |
変調方式 | O-QPSK, DSSS | |
チャネル数 | 16 | 使用する国によって異なります |
最大送信出力 | 9.14dBm | 25°C, 3V, typ |
受信感度 | -99.7dBm | 25°C, 3V, typ |
アンテナ
ALL接続できるアンテナの一覧は、当社製品情報 を参照してください。
SMDプリント基板のパターン上に実装できる基板アンテナ(MW-A-P1934)もございます。
認証
ALLTWELITE(GOLD シリーズ) | |
---|---|
認証型式 | TWELITE GOLD |
工事設計認証番号 | 007-AL0022 |
海外で TWELITE を使用する場合は使用できるアンテナなどの各種制限がございます。
開発の初期段階で当社へお問い合わせください。
NFC タグ
ALL項目 | TWELITE(GOLD シリーズ) | 備考 |
---|---|---|
通信方式 | ISO/IEC 14443 Type A | |
プロトコル | NFC Forum Type 2 Tag | NXP® NTAG® |
通信速度 | 106kbps | |
SRAM | 64bytes | |
EEPROM | 2KB | |
書込速度 | 4.8ms | 4bytes, EEPROM |
0.8ms | 4bytes, SRAM | |
6.1ms | 64bytes, SRAM(FAST_WRITE ) | |
最大通信距離 | 100mm | アンテナ等による |
開発環境
ALLTWELITE STAGE SDK
TWELITE STAGE SDK は、当社が提供する TWELITE シリーズ専用のファームウェア開発環境です。同梱のアプリケーション TWELITE STAGE APP(アプリ) を使用することで、ビルドおよび書き込みのほか、既存のファームウェアの動作確認や設定変更ができます。
使用方法については、TWELITE STAGE SDK 同梱の資料をご覧ください。
ウェブサイト上の資料は、より新しいTWELITE STAGE SDKやアプリケーションの内容を反映する場合があり、利用する TWELITE STAGE SDK での仕様など内容が異なる場合があります。
TWELITE STAGE SDK の構成は以下となっています。
TWELITE STAGE APP(アプリ)(ビルドのためのフロントエンド、コマンドラインツールによる
make
によるビルドを実行し、ファームウェアの書き込みを行います)MWSTAGE/
以下で、MWSDK
(※1),Tools
を除くすべて。ツールチェイン(コンパイラなどのユーティリティやコマンドラインツール)
MWSTAGE/Tools
フォルダ以下MWSDK ライブラリ(ビルドに使用するライブラリ)
MWSTAGE/MWSDK
(※1)以下
- ※1
MWSDK
フォルダは最新のライブラリ意外に、旧バージョンのライブラリを格納する場合があります。その場合はMWSDK20XX_YY
といった当時のバージョン名をフォルダ名にします。 - 実行形式(バイナリ)生成に直接影響するのは、ツールチェイン中の
gcc
と、MWSDKライブラリのバージョンです。
TWELITE STAGE SDKの配布について
TWELITE GOLD 向けの TWELITE STAGE SDK の配布は、当社サポートより行います。
現在配布している主なバージョンを記載します。
MWSTAGE2024_07G
2024/7月配布- STAGEアプリ
2.4.1
- ツールチェイン
gcc 12.2.1 20221205
- MWSDK ライブラリ
MWSDK2024_07G
- STAGEアプリ
TWELITE GOLD 特有の開発情報について
MWSDKフォルダ以下.../MWSDK/TWENET/current/index.html
にビルド方法やAPIについての記述しております。
MCUXpresso について
MCUXpresso は、TWELITE(GOLDシリーズ)に搭載の半導体 JN5189 を製造する NXP Semiconductors N.V. が提供するファームウェア開発環境です。ビルドおよび書き込みに加えて、MCU-Link を使用したデバッグができます。
ソフトウェア使用許諾について
モノワイヤレス株式会社が提供するソフトウェアに関するソフトウェア使用許諾は、TWELITE STAGE SDK を用いファームウェアを開発を行う際は、TWELITE STAGE SDK⇒MWSDKライブラリ LICENSE
フォルダにあるライセンス記述を一次情報として参照してください。またライセンス記述には英語版がありますが、解釈等に対立がある場合は日本語版を優先します。
MW-SLA-1J
・・・モノワイヤレスソフトウェア使用許諾契約(商用利用を想定したライセンス記述)MW-OSSLA-1J
・・・ モノワイヤレスオープンソースソフトウェア使用許諾契約(非商用利用も念頭に置いたライセンス記述)MW-SLA-1E1
,MW-OSSLA-1E
・・・上記、英語版
- ソースコード中のライセンス記述を参照の上、適用されるライセンスについて把握してください。
- モノワイヤレス株式会社が作成したソースコードには原則として
MW-SLA
またはMW-OSSLA
が適用されます。
- モノワイヤレス株式会社が作成したソースコードには原則として
- ツールなどのライセンスについては、ツールのTWELITE STAGE SDKの配布ディレクトリ等を参照してください。
- TWELITE STAGE APP(アプリ) のラインセンスは、TWELITE STAGE SDK配布ディレクトリ中の
MWSTAGE/TWELITE_Stage/LICENSE
以下を参照してください。
- TWELITE STAGE APP(アプリ) のラインセンスは、TWELITE STAGE SDK配布ディレクトリ中の
ピン割り当て
ピン番号
SMD
ピン番号の割り振り

ピン番号の割り振り(DIP)
各ピンの機能
ALL代表的な機能を下表に示します。
名称 | 機能 |
---|---|
PIO | ペリフェラル入出力 |
PWM | パルス幅変調出力 |
TXD | UART データ送信 |
RXD | UART データ受信 |
RTS | UART データ送信リクエスト出力 |
CTS | UART データ送信リクエスト入力 |
SCL | I2C シリアルクロック |
SDA | I2C シリアルデータ |
SCK | SPI シリアルクロック |
MOSI | SPI コントローラ出力(PICO) |
MISO | SPI コントローラ入力(POCI) |
SSELN | SPI ペリフェラル選択(CS) |
名称 | 機能 |
---|---|
IO | Quad SPI シリアルデータ |
CSN | Quad SPI チップ選択 |
CLK | Quad SPI シリアルクロック |
MAT | タイマ出力 |
CAP | タイマ入力 |
OUT | コンパレータ出力 |
ACP | コンパレータ+入力 |
ACM | コンパレータ-入力 |
SWDIO | SWD シリアルデータ |
SWO | SWD トレースポート |
SWCLK | SWD シリアルクロック |
ISPENT | ISP エントリ |
ISPSEL | ISP モード選択 |
代表的な機能の割り当てを下表に示します。
SMD#※1 | DIP# (14P)※1 | IO※2 | PWM※3 | ADC※3 | UART※3 | I2C※3 | SPI※3 | QuadSPI※3 | タイマ(CT32)※3 | コンパレータ※3 | SWDISP※3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | PIO0 | PWM0 | TXD1 | SCK1 | ||||||
2 | 7(PRG) | PIO5 | RTS0 | SSELN0MISO1SSELN1(2) | ISPENT | ||||||
3 | 5 | PIO2 | PWM2 | RXD0 | SCK0MOSI1 | ||||||
4 | 8 | PIO3 | PWM3 | TXD0 | MISO0SSELN1(0) | ||||||
5 | 28(VCC) | VCC | |||||||||
6 | 9 | PIO7 | PWM7 | CTS0RXD1 | SDA1 | MISO0 | CT32B1MAT1 | ||||
7 | 4 | PIO6 | PWM6 | RTS0TXD1 | SCL1 | SCK0 | CT32B1MAT0 | ||||
8 | 10(TXD) | PIO8 | PWM8 | TXD0 | MOSI0 | CT32B0MAT0 | OUT | ||||
9 | 3(RXD) | PIO9 | PWM9 | RXD0 | SSELN0 | CT32B1CAP1 | |||||
10 | 11(A) | PIO14 | PWM1 | ADC0 | SSELN1(1) | CT32B0CAP1 | SWO | ||||
11 | 12 | PIO12 | PWM0 | SCL1 | MOSI0 | OUT | SWCLK | ||||
12 | 13 | PIO4 | PWM4 | CTS0 | MOSI0SSELN1(1) | ISPSEL | |||||
13 | 15(SET) | PIO13 | PWM2 | SDA1 | MOSI0 | SWDIO | |||||
14 | 2 | PIO10 | TXD1 | SCL0 | SCK0 | CT32B0CAP0 | |||||
15 | 16 | PIO1 | PWM1 | RXD1 | MISO1 | ||||||
16 | 17 | PIO0 | PWM0 | TXD1 | SCK1 | ||||||
17 | 19 | PIO11 | RXD1 | SDA0 | MISO0 | CT32B1CAP0 | |||||
18 | 18 | PIO20 | PWM8 | TXD1 | IO2 | ACP | |||||
19 | 20 | PIO21 | PWM9 | IO1 | ACM | SWO | |||||
20 | 1,14 | GND | |||||||||
21 | 21(RST) | RSTN | |||||||||
22 | 24(A) | PIO14 | PWM1 | ADC0 | SSELN1(1) | CT32B0CAP1 | SWO | ||||
23 | 22(B) | PIO15 | PWM3 | ADC1 | SCL0 | SCK1 | OUT | ||||
24 | 23(C) | PIO16 | PWM5 | ADC2 | SDA0 | SSELN1(0) | CSN | ||||
25 | 25(D) | PIO17 | PWM6 | ADC3 | MOSI1 | IO3 | SWO | ||||
26 | 26(E) | PIO18 | PWM7 | ADC4 | TXD0 | MISO1 | CLK | CT32B0MAT1 | |||
27 | 27 | PIO19 | PWM4 | ADC5 | RXD0RXD1 | IO0 | |||||
28 | 1,14(GND) | GND | |||||||||
29 | N/A(ANT R) | LA | |||||||||
30 | 1,14GND | GND | |||||||||
31 | N/A(ANT L) | LB | |||||||||
32 | 1,14GND | GND |
※1. ピンの番号です。TWELITE と TWELITE DIP ではピンの番号の数や割り当てが異なります。ピンを特定するには、通常IO名を用います。
※2. ピンのIO名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発で利用されます。当社技術サポートにおいても、原則としてピンはIO名を用いてご案内いたします。
※3. この表では代表的な機能を列挙しています。また、TWENETライブラリでサポートする機能は一部に限られます。
TWELITE BLUE/RED シリーズとの互換性に配慮して、以下のピンは相互に接続されています。
- PIO0:SMD#1 および SMD#16
- PIO14:SMD#10 および SMD#22
SMD#28, 30, 32 ピンの GND はすべて接続することを推奨しますが、未接続で運用することもできます。
これらのピンが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
電気的特性
ALL絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源 | -0.3 | 3.96 | V |
リセット | -0.3 | 3.96 | V |
デジタルIO | -0.3 | 3.96 | V |
ADC | -0.3 | 3.96 | V |
NFC (LA/LB) | -0.3 | 4.6 | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
推奨動作条件
記号 | 条件 | Min | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 1.9 | 3.6 | V | |
動作温度 | TJ | 結露なきことMW-G-W | -40 | 105 | °C |
結露なきことMW-G-U | -40 | 90 | °C |
※数値は半導体データシートに基づく。
DC特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | ICC | スリープ、SRAM非保持、タイマなし | 350 | nA | ||
スリープ、SRAM非保持、タイマあり | 800 | nA | ||||
スリープ、SRAM保持(4KB)、タイマあり | 1025 | nA | ||||
スリープ、SRAM保持(8KB)、タイマあり | 1120 | nA | ||||
アクティブ、TX (10dBm) | 20.28 | mA | ||||
アクティブ、TX (3dBm) | 9.44 | mA | ||||
アクティブ、TX (0dBm) | 7.36 | mA | ||||
アクティブ、RX | 4.3 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
I/O特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
PIO内部プルアップ | Rpu(int)(PIO) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
RSTN内部プルアップ | Rpu(int)(RSTN) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
PIO内部プルダウン | Rpdn(int)(PIO) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
IO Hi入力 | VIH | 0.7 * VCC | VCC | V | ||
IO Lo入力 | VIL | -0.3 | 0.27 * VCC | V | ||
IO Hi出力 | VOH | PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=3.6V) | 3.3 | VCC | V | |
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=3.0V) | 2.65 | VCC | V | |||
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=2.4V) | 2 | VCC | V | |||
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=1.9V) | 1.4 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=3.6V) | 3.2 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=3.0V) | 2.6 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=2.4V) | 2.05 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=1.9V) | 1.35 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=3.6V) | 3.3 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=3.0V) | 2.66 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=2.4V) | 2.1 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=1.9V) | 1.15 | VCC | V | |||
IO Lo出力 | VOL | 0 | 0.4 | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
ADC特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
入力電圧 | Vi | 0 | VCC | V | ||
フルスケールレンジ | FSR | キャリブレーション後 | 3.56 | 3.6 | 3.62 | V |
解像度 | 12 | bits | ||||
消費電流 | IADCx | x=05 | 100 | uA | ||
積分非直線性 | INL | 1.1 | LSB | |||
微分非直線性 | DNL | 0.85 | LSB | |||
オフセット誤差 | EO | キャリブレーション後 | -4.5 | 4.5 | mV | |
ゲイン誤差 | EG | キャリブレーション後 | -40 | 0 | 20 | mV |
サンプリング周波数 | fs | シングルチャネル | 78.4 | 100 | 190 | ksps |
※数値は半導体データシートに基づく。
機械的特性
外形寸法
SMD
外形図
- 外形:13.97mm x 13.97 mm x 2.5mm
- 重量:0.84g(MW-G-W)0.86g(MW-G-U)

外形図(基板アンテナ)

外形図(U.FL)
- 外形:44.7mm x 18.3 mm x 8.1mm
- 重量:3.81g(MW-G-DIP-P)3.83g(MW-G-DIP-U)
推奨パッド寸法
SMD
- モジュール裏面に接する受け側基板には、シルク印刷やスルーホールを配置しないでください。
- マッチ棒アンテナなどのワイヤアンテナを接続する場合は、受け側基板に角穴を設けて、モジュール裏面よりはんだ付けしてください。(アンテナ取り付け用開口を参照)
- メタルマスク厚は、t = 0.12~0.15mm の範囲でご使用ください。メタルマスクおよびリフロー条件により、モジュールの片側の半スルーホール箇所にはんだフィレットが立たない場合があります。
環境規制
- RoHS(10物質)に対応
シールド缶
シールド缶は、対角の2点にはんだ付けを施しております。
アンテナ取り付け用開口
SMDTWELITE を任意の基板に実装する際にマッチ棒アンテナなどのワイヤアンテナを接続するには、基板上に開口を設けて裏側からはんだ付けを行ってください。
下図は開口の一例です。

ここでは開口を広く取るために 29, 30, 31, 32 ピン(LA, GND, LB, GND) を未接続としています。
リフロー条件
SMD推奨リフロープロファイル Recommended Soldering Condition

リフロープロファイル
予備加熱 | 本加熱 | ピーク温度 | リフロー回数 |
---|---|---|---|
150 | 220°C/30-45sec | 245°C | 1 |
ご注文について
販売コード
ALL品名 | 販売コード | 販売形態 | 梱包形態 | MOQ | SPQ |
---|---|---|---|---|---|
TWELITE | MW-G-W | リテール | 個包装 | 1 | 1 |
MW-G-W-BULK | ホールセール | カットテープ/トレー | 100 | 100 | |
MW-G-W-REEL | ホールセール | リール | 1000 | 1000 | |
MW-G-U | リテール | 個包装 | 1 | 1 | |
MW-G-U-BULK | ホールセール | カットテープ/トレー | 100 | 100 | |
MW-G-U-REEL | ホールセール | リール | 1000 | 1000 | |
TWELITE DIP | MW-G-DIP-P | リテール | 個包装 | 1 | 1 |
MW-G-DIP-P-BULK | ホールセール | トレー | 100 | 100 | |
MW-G-DIP-U | リテール | 個包装 | 1 | 1 | |
MW-G-DIP-U-BULK | ホールセール | トレー | 100 | 100 |
販売コードは変更する可能性があります。最新の販売コードは当社ホームページを参照してください。
梱包
SMDテーピング寸法

リール寸法

注意事項
実装上の注意
SMD- 当社推奨リフロー条件で本製品のリフロー回数は1回とします。リフロー時には製品内部のはんだが再溶融致しますので、ご注意ください。
- 本製品は自然の環境に放置することにより吸湿します。開封後72時間以内にリフロー実装を行ってください。
- 十分に静電気対策を取ってください。
- 開封後72時間以上経過した場合は、下記条件にてベーク処理を行った上でご使用ください。
- リールでのベーキングは不可、トレイ等に移し替えてベーキングを行ってください。
- ベーク条件は90°C、48時間、1回までとします。
- 同一梱包内でLOT No.が混成する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 本製品に実装されている部品のはんだ付け部について、はんだフィレットの有無は問わないものとします。
- 本製品はガラスエポキシ基板に実装することを想定しております。ガラスエポキシ以外の材料(セラミック等)の基板に本製品を実装する場合は、十分に評価した上でご使用ください。
- 本製品内部に実装されている部品の仕様上、大変静電気に弱い部品となっております。静電気対策を十分行った上でご使用ください。
- シールドケースに応力が加わった場合、外れる可能性がありますので、十分に注意してください。
- 手はんだ付けにつきましては、次の条件でお願いいたします。350°C以下、3秒以内(パッケージ表面温度は150°C以内)。
輸出に関する規制
ALLTWELITE は AES 暗号化回路を搭載しており、当社は該非判定の該当品として判断しています。該当判定としたパラメータシートの発行を希望される場合は、当社へお問い合わせください。
海外では、電波認証の取得が必要とされる場合がございます。早い段階で当社へご相談ください。
製品上の表示
ALL製品に表示している製品ロゴや認証番号などの表示は、予告なく変更する場合がございます。
工場出荷時のファームウェア
ALLTWELITE ファームウェアの書き込みは TWELITE の製造工程における製品検査(シリアル番号・MACアドレス等のチップ内書き込み情報が有効であることの確認)を目的としており、ファームウェアバージョンなどの情報はお客様のご要望があっても保証いたしかねます。また、工場出荷時の TWELITE STICK に書き込まれるファームウェアの有無やその種類は告知なく変更する場合があります。出荷済みの製品について、当社によるファームウェアの書き換えは行いません。TWELITE STAGE アプリや、Pythonのtweliter
モジュールをご利用ください。
保管上の注意
ALL0°C以上、40°C以下で保管し、高温多湿を避けてください。
SMD製品は納入後6ヶ月以内にご使用ください。
使用上の注意
ALL製品の使用にあたっては、実際の環境における評価や確認を必ず実施してください。非常に高い信頼性を必要とされる用途や、人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.0.0 | 2025-06-04 | 初版 |
1.0.0rc2 | 2024-07-16 | プレリリース版 |
Arm® および Cortex® は、Arm Limited の登録商標です。
NXP® および NTAG® は、NXP B.V. の登録商標です。
1.2.2 - TWELITE(GOLD シリーズ)
はじめに
TWELITE® は、小型で省電力かつ高性能な無線モジュールです。
Arm®Cortex®-M4 コアを搭載し、IEEE802.15.4 準拠の中距離無線通信や ISO/IEC 14443 準拠の近距離無線通信に対応。
日本国内の電波認証を取得しているため、無線システムをすばやく製品化できます。
特徴
- 超小型の本体パッケージ(13.97mm × 13.97mm × 2.5mm)
- 世界標準規格 IEEE802.15.4 に準拠した中距離無線通信
- チップ性能を最大限に引き出し、長距離でも安定した通信を実現する基板設計
- 弊社独自のシンプルなプロトコルスタック “TWELITE NET”
- ISO/IEC 14443 に準拠した NFC リーダーとの近距離無線通信
- 世界で広く使われている Arm Cortex-M4 アーキテクチャを採用
- 待機時の電流が 最小 350nA と優れた省電力性能でシステムの電池寿命に貢献
- 152KB の SRAM、640KB のフラッシュメモリを備え高度な通信アプリケーションソフトウェアに対応
- あらゆるセンサをつなぐ 6ch 12bit ADC と22の汎用デジタル IO ポートを搭載
- LEDやアクチュエータの動作に応用できる 10ch の PWM 出力
- 新たに搭載した 32bit の リアルタイムクロック
- 無償で入手できる GNU Arm Embedded Toolchain ベースのファームウェア開発環境
- 強力な 128bit / 192bit / 256bit の AES 暗号化技術
- 日本国内の ARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済み
製品型番
TWELITE 無線モジュール(GOLD シリーズ)には、下記のバリエーションがあります。用途に合わせて選択してください。
品名 | 型番 | アンテナ端子 | 備考 |
---|---|---|---|
TWELITE | MW-G-W | ワイヤアンテナ端子(スルーホール) | アンテナ別売 |
MW-G-U | 同軸アンテナ端子(U.FL/IPEX) | アンテナ別売 | |
TWELITE DIP | MW-G-DIP-P | 基板アンテナ | |
MW-G-DIP-U | 同軸アンテナ端子(U.FL/IPEX) | アンテナ別売本体は MW-G-W |

MW-G-W 外観

MW-G-U 外観

MW-G-DIP-P 外観

MW-G-DIP-U 外観
以降の文書では、MW-G-W/U に関連する箇所に SMD を、MW-G-DIP-P/U に関連する箇所に DIP を、すべてに関連する箇所に ALL を記載します。
機能
ALL- 32bit Arm Cortex-M4 プロセッサ
- 動作クロック:32MHz(12MHzから48MHzの可変クロックで消費電力を最適化できます)
- SRAM:152KB
- フラッシュメモリ:640KB
- EEPROM:2KB(内蔵NFCチップに搭載)
- ウォッチドッグタイマ、ブラウンアウト検出
- ブロック(デジタル/アナログ/SRAM/無線)ごとの電源制御
- 128bit/192bit/256bit AES 暗号回路
- 6x ADC (12bit)
- 10x PWM
- 2x タイマ (32bit)
- 1x コンパレータ
- 2x UART
- 2x SPI(3チップセレクト)
- 2x I2C
- 22x デジタルIO
- 1x Quad SPI
- 1x RTC (32bit)

TWELITE(GOLDシリーズ)のブロック図
2.4GHz 無線
ALL項目 | TWELITE (GOLD シリーズ) | 備考 |
---|---|---|
通信方式 | 2.4GHz IEEE 802.15.4 | |
プロトコル | TWELITE NET および IEEE 802.15.4 MAC | |
通信速度 | 250kbps | |
変調方式 | O-QPSK, DSSS | |
チャネル数 | 16 | 使用する国によって異なります |
最大送信出力 | 9.14dBm | 25°C, 3V, typ |
受信感度 | -99.7dBm | 25°C, 3V, typ |
アンテナ
ALL接続できるアンテナの一覧は、弊社製品情報 を参照してください。
SMDプリント基板のパターン上に実装できる基板アンテナ(MW-A-P1934)もございます。
認証
ALLTWELITE(GOLD シリーズ) | |
---|---|
認証型式 | TWELITE GOLD |
工事設計認証番号 | 007-AL0022 |
FCC ID | TBA |
IC ID | TBA |
海外で TWELITE を使用する場合は使用できるアンテナなどの各種制限がございます。
開発の初期段階で弊社へお問い合わせください。
使用する国や地域によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要となる場合がございます。
該当が疑われる際には、弊社へお問い合わせください。
NFC タグ
ALL項目 | TWELITE(GOLD シリーズ) | 備考 |
---|---|---|
通信方式 | ISO/IEC 14443 Type A | |
プロトコル | NFC Forum Type 2 Tag | NXP® NTAG® |
通信速度 | 106kbps | |
SRAM | 64bytes | |
EEPROM | 2KB | |
書込速度 | 4.8ms | 4bytes, EEPROM |
0.8ms | 4bytes, SRAM | |
6.1ms | 64bytes, SRAM(FAST_WRITE ) | |
最大通信距離 | 100mm | アンテナ等による |
開発環境
ALLTWELITE STAGE SDK
TWELITE STAGE SDK は、弊社が提供する TWELITE シリーズ専用のファームウェア開発環境です。同梱のアプリケーション TWELITE STAGE APP(アプリ) を使用することで、ビルドおよび書き込みのほか、既存のファームウェアの動作確認や設定変更ができます。
使用方法については、TWELITE STAGE SDK 同梱の資料をご覧ください。
ウェブサイト上の資料は、より新しいTWELITE STAGE SDKやアプリケーションの内容を反映する場合があり、利用する TWELITE STAGE SDK での仕様など内容が異なる場合があります。
TWELITE STAGE SDK の構成は以下となっています。
TWELITE STAGE APP(アプリ)(ビルドのためのフロントエンド、コマンドラインツールによる
make
によるビルドを実行し、ファームウェアの書き込みを行います)MWSTAGE/
以下で、MWSDK
(※1),Tools
を除くすべて。ツールチェイン(コンパイラなどのユーティリティやコマンドラインツール)
MWSTAGE/Tools
フォルダ以下MWSDK ライブラリ(ビルドに使用するライブラリ)
MWSTAGE/MWSDK
(※1)以下
- ※1
MWSDK
フォルダは最新のライブラリ意外に、旧バージョンのライブラリを格納する場合があります。その場合はMWSDK20XX_YY
といった当時のバージョン名をフォルダ名にします。 - 実行形式(バイナリ)生成に直接影響するのは、ツールチェイン中の
gcc
と、MWSDKライブラリのバージョンです。
TWELITE STAGE SDKの配布について
TWELITE GOLD 向けの TWELITE STAGE SDK の配布は、当社サポートより行います。
現在配布している主なバージョンを記載します。
MWSTAGE2024_07G
2024/7月配布- STAGEアプリ
2.4.1
- ツールチェイン
gcc 12.2.1 20221205
- MWSDK ライブラリ
MWSDK2024_07G
- STAGEアプリ
TWELITE GOLD 特有の開発情報について
MWSDKフォルダ以下.../MWSDK/TWENET/current/index.html
にビルド方法やAPIについての記述しております。
MCUXpresso について
MCUXpresso は、TWELITE(GOLDシリーズ)に搭載の半導体 JN5189 を製造する NXP Semiconductors N.V. が提供するファームウェア開発環境です。ビルドおよび書き込みに加えて、MCU-Link を使用したデバッグができます。
ソフトウェア使用許諾について
モノワイヤレス株式会社が提供するソフトウェアに関するソフトウェア使用許諾は、TWELITE STAGE SDK を用いファームウェアを開発を行う際は、TWELITE STAGE SDK⇒MWSDKライブラリ LICENSE
フォルダにあるライセンス記述を一次情報として参照してください。またライセンス記述には英語版がありますが、解釈等に対立がある場合は日本語版を優先します。
MW-SLA-1J
・・・モノワイヤレスソフトウェア使用許諾契約(商用利用を想定したライセンス記述)MW-OSSLA-1J
・・・ モノワイヤレスオープンソースソフトウェア使用許諾契約(非商用利用も念頭に置いたライセンス記述)MW-SLA-1E1
,MW-OSSLA-1E
・・・上記、英語版
- ソースコード中のライセンス記述を参照の上、適用されるライセンスについて把握してください。
- モノワイヤレス株式会社が作成したソースコードには原則として
MW-SLA
またはMW-OSSLA
が適用されます。
- モノワイヤレス株式会社が作成したソースコードには原則として
- ツールなどのライセンスについては、ツールのTWELITE STAGE SDKの配布ディレクトリ等を参照してください。
- TWELITE STAGE APP(アプリ) のラインセンスは、TWELITE STAGE SDK配布ディレクトリ中の
MWSTAGE/TWELITE_Stage/LICENSE
以下を参照してください。
- TWELITE STAGE APP(アプリ) のラインセンスは、TWELITE STAGE SDK配布ディレクトリ中の
ピン割り当て
ピン番号
SMD
ピン番号の割り振り

ピン番号の割り振り(DIP)
各ピンの機能
ALL代表的な機能を下表に示します。
名称 | 機能 |
---|---|
PIO | ペリフェラル入出力 |
PWM | パルス幅変調出力 |
TXD | UART データ送信 |
RXD | UART データ受信 |
RTS | UART データ送信リクエスト出力 |
CTS | UART データ送信リクエスト入力 |
SCL | I2C シリアルクロック |
SDA | I2C シリアルデータ |
SCK | SPI シリアルクロック |
MOSI | SPI コントローラ出力(PICO) |
MISO | SPI コントローラ入力(POCI) |
SSELN | SPI ペリフェラル選択(CS) |
名称 | 機能 |
---|---|
IO | Quad SPI シリアルデータ |
CSN | Quad SPI チップ選択 |
CLK | Quad SPI シリアルクロック |
MAT | タイマ出力 |
CAP | タイマ入力 |
OUT | コンパレータ出力 |
ACP | コンパレータ+入力 |
ACM | コンパレータ-入力 |
SWDIO | SWD シリアルデータ |
SWO | SWD トレースポート |
SWCLK | SWD シリアルクロック |
ISPENT | ISP エントリ |
ISPSEL | ISP モード選択 |
代表的な機能の割り当てを下表に示します。
SMD#※1 | DIP# (14P)※1 | IO※2 | PWM※3 | ADC※3 | UART※3 | I2C※3 | SPI※3 | QuadSPI※3 | タイマ(CT32)※3 | コンパレータ※3 | SWDISP※3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | PIO0 | PWM0 | TXD1 | SCK1 | ||||||
2 | 7(PRG) | PIO5 | RTS0 | SSELN0MISO1SSELN1(2) | ISPENT | ||||||
3 | 5 | PIO2 | PWM2 | RXD0 | SCK0MOSI1 | ||||||
4 | 8 | PIO3 | PWM3 | TXD0 | MISO0SSELN1(0) | ||||||
5 | 28(VCC) | VCC | |||||||||
6 | 9 | PIO7 | PWM7 | CTS0RXD1 | SDA1 | MISO0 | CT32B1MAT1 | ||||
7 | 4 | PIO6 | PWM6 | RTS0TXD1 | SCL1 | SCK0 | CT32B1MAT0 | ||||
8 | 10(TXD) | PIO8 | PWM8 | TXD0 | MOSI0 | CT32B0MAT0 | OUT | ||||
9 | 3(RXD) | PIO9 | PWM9 | RXD0 | SSELN0 | CT32B1CAP1 | |||||
10 | 11(A) | PIO14 | PWM1 | ADC0 | SSELN1(1) | CT32B0CAP1 | SWO | ||||
11 | 12 | PIO12 | PWM0 | SCL1 | MOSI0 | OUT | SWCLK | ||||
12 | 13 | PIO4 | PWM4 | CTS0 | MOSI0SSELN1(1) | ISPSEL | |||||
13 | 15(SET) | PIO13 | PWM2 | SDA1 | MOSI0 | SWDIO | |||||
14 | 2 | PIO10 | TXD1 | SCL0 | SCK0 | CT32B0CAP0 | |||||
15 | 16 | PIO1 | PWM1 | RXD1 | MISO1 | ||||||
16 | 17 | PIO0 | PWM0 | TXD1 | SCK1 | ||||||
17 | 19 | PIO11 | RXD1 | SDA0 | MISO0 | CT32B1CAP0 | |||||
18 | 18 | PIO20 | PWM8 | TXD1 | IO2 | ACP | |||||
19 | 20 | PIO21 | PWM9 | IO1 | ACM | SWO | |||||
20 | 1,14 | GND | |||||||||
21 | 21(RST) | RSTN | |||||||||
22 | 24(A) | PIO14 | PWM1 | ADC0 | SSELN1(1) | CT32B0CAP1 | SWO | ||||
23 | 22(B) | PIO15 | PWM3 | ADC1 | SCL0 | SCK1 | OUT | ||||
24 | 23(C) | PIO16 | PWM5 | ADC2 | SDA0 | SSELN1(0) | CSN | ||||
25 | 25(D) | PIO17 | PWM6 | ADC3 | MOSI1 | IO3 | SWO | ||||
26 | 26(E) | PIO18 | PWM7 | ADC4 | TXD0 | MISO1 | CLK | CT32B0MAT1 | |||
27 | 27 | PIO19 | PWM4 | ADC5 | RXD0RXD1 | IO0 | |||||
28 | 1,14(GND) | GND | |||||||||
29 | N/A(ANT R) | LA | |||||||||
30 | 1,14GND | GND | |||||||||
31 | N/A(ANT L) | LB | |||||||||
32 | 1,14GND | GND |
※1. ピンの番号です。TWELITE と TWELITE DIP ではピンの番号の数や割り当てが異なります。ピンを特定するには、通常IO名を用います。
※2. ピンのIO名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発で利用されます。弊社技術サポートにおいても、原則としてピンはIO名を用いてご案内いたします。
※3. この表では代表的な機能を列挙しています。また、TWENETライブラリでサポートする機能は一部に限られます。
TWELITE BLUE/RED シリーズとの互換性に配慮して、以下のピンは相互に接続されています。
- PIO0:SMD#1 および SMD#16
- PIO14:SMD#10 および SMD#22
SMD#28, 30, 32 ピンの GND はすべて接続することを推奨しますが、未接続で運用することもできます。
これらのピンが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
電気的特性
ALL絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源 | -0.3 | 3.96 | V |
リセット | -0.3 | 3.96 | V |
デジタルIO | -0.3 | 3.96 | V |
ADC | -0.3 | 3.96 | V |
NFC (LA/LB) | -0.3 | 4.6 | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
推奨動作条件
記号 | 条件 | Min | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 1.9 | 3.6 | V | |
動作温度 | TJ | 結露なきことMW-G-W | -40 | 105 | °C |
結露なきことMW-G-U | -40 | 90 | °C |
※数値は半導体データシートに基づく。
DC特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | ICC | スリープ、SRAM非保持、タイマなし | 350 | nA | ||
スリープ、SRAM非保持、タイマあり | 800 | nA | ||||
スリープ、SRAM保持(4KB)、タイマあり | 1025 | nA | ||||
スリープ、SRAM保持(8KB)、タイマあり | 1120 | nA | ||||
アクティブ、TX (10dBm) | 20.28 | mA | ||||
アクティブ、TX (3dBm) | 9.44 | mA | ||||
アクティブ、TX (0dBm) | 7.36 | mA | ||||
アクティブ、RX | 4.3 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
I/O特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
PIO内部プルアップ | Rpu(int)(PIO) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
RSTN内部プルアップ | Rpu(int)(RSTN) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
PIO内部プルダウン | Rpdn(int)(PIO) | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
IO Hi入力 | VIH | 0.7 * VCC | VCC | V | ||
IO Lo入力 | VIL | -0.3 | 0.27 * VCC | V | ||
IO Hi出力 | VOH | PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=3.6V) | 3.3 | VCC | V | |
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=3.0V) | 2.65 | VCC | V | |||
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=2.4V) | 2 | VCC | V | |||
PIO0-9,12-16負荷2mA (VCC=1.9V) | 1.4 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=3.6V) | 3.2 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=3.0V) | 2.6 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=2.4V) | 2.05 | VCC | V | |||
PIO17-21負荷5mA (VCC=1.9V) | 1.35 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=3.6V) | 3.3 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=3.0V) | 2.66 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=2.4V) | 2.1 | VCC | V | |||
PIO10,11負荷2mA (VCC=1.9V) | 1.15 | VCC | V | |||
IO Lo出力 | VOL | 0 | 0.4 | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
ADC特性
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
入力電圧 | Vi | 0 | VCC | V | ||
フルスケールレンジ | FSR | キャリブレーション後 | 3.56 | 3.6 | 3.62 | V |
解像度 | 12 | bits | ||||
消費電流 | IADCx | x=05 | 100 | uA | ||
積分非直線性 | INL | 1.1 | LSB | |||
微分非直線性 | DNL | 0.85 | LSB | |||
オフセット誤差 | EO | キャリブレーション後 | -4.5 | 4.5 | mV | |
ゲイン誤差 | EG | キャリブレーション後 | -40 | 0 | 20 | mV |
サンプリング周波数 | fs | シングルチャネル | 78.4 | 100 | 190 | ksps |
※数値は半導体データシートに基づく。
機械的特性
外形寸法
SMD
外形図
- 外形:13.97mm x 13.97 mm x 2.5mm
- 重量:0.84g(MW-G-W)0.86g(MW-G-U)

外形図(基板アンテナ)

外形図(U.FL)
- 外形:44.7mm x 18.3 mm x 8.1mm
- 重量:3.81g(MW-G-DIP-P)3.83g(MW-G-DIP-U)
推奨パッド寸法
SMD
- モジュール裏面に接する受け側基板には、シルク印刷やスルーホールを配置しないでください。
- マッチ棒アンテナなどのワイヤアンテナを接続する場合は、受け側基板に角穴を設けて、モジュール裏面よりはんだ付けしてください。(アンテナ取り付け用開口を参照)
- メタルマスク厚は、t = 0.12~0.15mm の範囲でご使用ください。メタルマスクおよびリフロー条件により、モジュールの片側の半スルーホール箇所にはんだフィレットが立たない場合があります。
環境規制
RoHS(10物質)に対応予定です(注:分析中)。
シールド缶
シールド缶は、対角の2点にはんだ付けを施しております。
アンテナ取り付け用開口
SMDTWELITE を任意の基板に実装する際にマッチ棒アンテナなどのワイヤアンテナを接続するには、基板上に開口を設けて裏側からはんだ付けを行ってください。
下図は開口の一例です。

ここでは開口を広く取るために 29, 30, 31, 32 ピン(LA, GND, LB, GND) を未接続としています。
リフロー条件
SMD推奨リフロープロファイル Recommended Soldering Condition

リフロープロファイル
予備加熱 | 本加熱 | ピーク温度 | リフロー回数 |
---|---|---|---|
150 | 220°C/30-45sec | 245°C | 1 |
ご注文について
販売コード
ALL品名 | 販売コード | 販売形態 | 梱包形態 | MOQ | SPQ |
---|---|---|---|---|---|
TWELITE | MW-G-W | リテール | 個包装 | 1 | 1 |
MW-G-W-BULK | ホールセール | カットテープ/トレー | 100 | 100 | |
MW-G-W-REEL | ホールセール | リール | 1000 | 1000 | |
MW-G-U | リテール | 個包装 | 1 | 1 | |
MW-G-U-BULK | ホールセール | カットテープ/トレー | 100 | 100 | |
MW-G-U-REEL | ホールセール | リール | 1000 | 1000 | |
TWELITE DIP | MW-G-DIP-P | リテール | 個包装 | 1 | 1 |
MW-G-DIP-P-BULK | ホールセール | トレー | 100 | 100 | |
MW-G-DIP-U | リテール | 個包装 | 1 | 1 | |
MW-G-DIP-U-BULK | ホールセール | トレー | 100 | 100 |
販売コードは変更する可能性があります。最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。
梱包
SMDテーピング寸法

リール寸法

注意事項
実装上の注意
SMD- 弊社推奨リフロー条件で本製品のリフロー回数は1回とします。リフロー時には製品内部のはんだが再溶融致しますので、ご注意ください。
- 本製品は自然の環境に放置することにより吸湿します。開封後72時間以内にリフロー実装を行ってください。
- 十分に静電気対策を取ってください。
- 開封後72時間以上経過した場合は、下記条件にてベーク処理を行った上でご使用ください。
- リールでのベーキングは不可、トレイ等に移し替えてベーキングを行ってください。
- ベーク条件は90°C、48時間、1回までとします。
- 同一梱包内でLOT No.が混成する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 本製品に実装されている部品のはんだ付け部について、はんだフィレットの有無は問わないものとします。
- 本製品はガラスエポキシ基板に実装することを想定しております。ガラスエポキシ以外の材料(セラミック等)の基板に本製品を実装する場合は、十分に評価した上でご使用ください。
- 本製品内部に実装されている部品の仕様上、大変静電気に弱い部品となっております。静電気対策を十分行った上でご使用ください。
- シールドケースに応力が加わった場合、外れる可能性がありますので、十分に注意してください。
- 手はんだ付けにつきましては、次の条件でお願いいたします。350°C以下、3秒以内(パッケージ表面温度は150°C以内)。
輸出に関する規制
ALL- TWELITE に内蔵の AES 暗号化回路は該非判定の該当品です。パラメータシートについては弊社へお問い合わせください。
- 輸出先によっては TWELITE の通関に際して電波認証を取得する必要があります。輸出国ごとの規制に関しては弊社へお問い合わせください。
製品上の表示
ALL製品に表示している製品ロゴや認証番号などの表示は予告なく変更される場合があります。
工場出荷時のファームウェア
ALLTWELITE (MW-G-W/U, MW-G-DIP-P/U) は、超簡単!標準アプリ(App_Twelite)を書き込んだ状態で工場出荷しております(本データシート作成時点)。超簡単!標準アプリの書き込みは TWELITE の製造工程における製品検査の一部の実施(シリアル番号・MACアドレス等のチップ内書き込み情報が有効であることの確認)を目的としており、ファームウェアバージョンなどの情報はお客様のご要望があってもお知らせいたしかねます。
また、工場出荷時の TWELITE に書き込まれるファームウェアの有無やその種類等は告知なく変更する場合があります。お客さまの製造工程において、TWELITE に必要となるファームウェアを書き込んでからご利用ください。また、出荷済みの製品について、弊社によるファームウェアの書き換えは行いません。
保管上の注意
ALL保管温度は0°C以上40°C以下とし、高温・多湿を避けてください。
SMD製品は納入後6ヶ月以内にご使用ください。
使用上の注意
ALL製品のご使用にあたっては、実際の使用環境における評価および確認を必ず行ってください。高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.0.0rc2 | 2024-07-16 | 初期バージョン |
Arm® および Cortex® は、Arm Limited の登録商標です。
NXP® および NTAG® は、NXP B.V. の登録商標です。
2 - TWELITE DIP
TWELITE DIPはTWELITEを2.54mmピッチの基板に搭載した28ピンDIP型です。手作業での配線が容易です。
汎用基板やソケット、ブレッドボードに直接搭載でき、試作や小規模ロット生産に適しています。
2.1 - TWELITE DIP (BLUE / RED) 無線マイコン
2.1.1 - TWELITE DIP 無線マイコン データシート
TWELITE DIP BLUE (認証型式:TWE-001 Lite)/TWELITE DIP RED (認証型式:TWELITE RED) は扱いやすいDIP形状にしたTWELITEで、超低消費電力かつ高性能なマイコン、フラッシュメモリ、IEEE802.15.4準拠の高性能無線を備えます。
電源とセンサーなどを接続し、フラッシュメモリ、EEPROMにプログラムを格納することで動作させられます。
SPI、I2C、UARTをサポートしており、様々なセンサーやマイコンなどと接続可能です。
日本国内での認証を取得しておりますので、すぐに製品化が可能です。
特徴
- 世界標準規格であるIEEE802.15.4に準拠
- 弊社独自のプロトコルスタック“TWELITE NET”が利用可能
- 2.54mmピッチ28ピン(600mil)DIP型ICの形状
- チップ性能を最大限に引き出す基板設計により長距離でも安定した通信が可能
- 32KB の RAM、160KB/512KB のフラッシュメモリを備え高性能な通信用アプリケーションソフトウェアの動作が可能
- 待機時の電流が0.1μA (RAMOFFスリープ時)と非常に少ないため電池寿命を延ばすことが可能
- 4個または6個のADコンバータ、1個のコンパレータ、20個の汎用入出力ポートといった豊富なI/Oを内蔵しセンサー等を直接接続可能
- フラッシュメモリを内蔵しておりファームウェアの変更が可能
- 無償で入手可能なGNUベースの開発環境によりファームウェア開発が可能
- 強力な128-bit AES 暗号化技術によりセキュリティを保つことが可能
- 日本国内のARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済みであるため免許や新たな申請の必要なく使用が可能
- RoHS対応により新環境基準に準拠
仕様
製品型番
TWELITE DIP BLUEおよび、TWELITE DIP REDは下表で示すようなバリエーションがあります。用途に合わせて最適なものを選択してください。
販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。
TWELITE通称 | 販売コード | アンテナ | 備考 |
---|---|---|---|
TWELITE DIP BLUE | TWE-L-DI-W | マッチ棒アンテナタイプ | ピンヘッダ実装済み |
TWE-L-DP-W | ピンヘッダ未実装 | ||
TWE-L-DI-U | 同軸コネクタタイプ | ピンヘッダ実装済み、アンテナ別 | |
TWE-L-DP-U | ピンヘッダ未実装、アンテナ別 | ||
TWELITE DIP RED | MW-R-DI-W | マッチ棒アンテナタイプ | ピンヘッダ実装済み |
MW-R-DI-W | ピンヘッダ未実装 | ||
MW-R-DI-U | 同軸コネクタタイプ | ピンヘッダ実装済み、アンテナ別 | |
MW-R-DI-U | ピンヘッダ未実装、アンテナ別 |
無線部
TWELITE DIP BULE | TWELITE DIP RED | 備考 | |
---|---|---|---|
通信方式 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | |
プロトコルスタック | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | |
通信速度 | 最大250kbps | 最大250kbps | |
変調方式 | O-QPSK, DSSS | O-QPSK, DSSS | |
チャネル数 | 16 | 16 | 国によっては異なります |
送信出力 | 2.5dBm | 9.19dBm | 25℃,3V |
受信感度 | -95dBm | -96dBm | 25℃,3V,typ |
送信電流 | 15.3mA | 23.3mA | 25℃,3V,typ 最大出力時 |
- | 14.0mA | 3dBm出力時 | |
受信電流 | 17.0mA | 14.7mA | 25℃,3V,typ |
マイコン部
- 32 ビット RISC プロセッサ
- 可変クロックにより消費電力の最適化が可能
- RAM:32kBytes
- EEPROM:4kBytes
- フラッシュメモリ:TWELITE DIP BLUE 160kBytes/TWELITE DIP RED 512kBytes
- ウォッチドッグタイマー、ブラウンアウト検出
- ブロック(デジタル/アナログ/RAM/無線)ごと、きめ細かい電源制御が可能
- AES 128bit 暗号回路、16bit 乱数生成機 内蔵
インターフェイス
数 | 備考 | |
---|---|---|
ADC | 4/6 | 10bit TWELITE BLUEは4ポート、TWELITE REDは6ポート |
PWM | 4 | |
タイマ/PWM | 1 | PWM, Δ∑など5モード。16MHz, 16bit精度 |
パルスカウンタ | 2 | スリープ状態で稼働可能。最大100kHz, 16bit |
UART | 2 | 16550A 互換 |
SPIマスター/スレーブ | 1 | 3チップセレクト、最大16MHz |
コンパレータ | 1 | |
2線シリアルマスター・スレーブ(I2C、SMBUS 互換) | 1 | 最大100kHzまたは400kHz、7/10bitアドレスモード |
汎用デジタル | 20 | 他の I/F と共用 |
- 多くは共用ピンであるため、組み合わせによっては利用できない場合があります。
認証など
TWELITE DIP BLUE | TWELITE DIP RED | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
※1. 海外で TWELITE を使用する場合、使用できるアンテナなどの各種制限がございますので、開発初期段階で弊社までご確認お願いいたします。
※2. 使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要である場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。
輸出時の注意点
- TWELITE に内蔵されている AES 128bit の暗号化回路が該非判定の該当品となります。輸出される際は該非判定書を発行いたしますので弊社までお問い合わせください。
- 輸出国によっては TWELITE が輸出国で電波認証が取得できていないと通関できない場合があります。輸出国ごとの規制に関してはお問い合わせください。
製品上の表示
製品には製品ロゴ、認証番号などの表示がありますが、予告なく変更される場合があります。
ブロック図

TWELITE DIPシリーズのブロック図
外形寸法

TWE-L-DI-W の外形図
外形寸法 | 重量 | 備考 |
---|---|---|
35.56mm x 17.8mm x 3.5mm | 2.2g | アンテナ、コネクタ、端子除く |
ピン割り当て
ピン番号

ピン番号とピン割り当て
末尾のパッドは、TWELITE R2/R3 の7Pインタフェース互換としています。
はんだ付けする際は、パッド隣の5Pスルーホールとブリッジしないようにご注意ください。
ピン割り当て
#(※1) | IO名(※2) | 機能割り当て(※3) | 代替割り当て(※4) | 超簡単!標準アプリの機能名(※5) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | GND | GND | ||||||
2 | DIO14 | SIF_CLK | TXD1 | TXD0 | SPISEL1 | SCL | ||
3 | DIO7 | RXD0 | PWM3 | RX | ||||
4 | DIO5 | RTS0 | PWM1 | PC1 | PWM1 | |||
5 | DIO18 | SPIMOSI | DO1 | |||||
6 | DO0 | SPICLK | PWM2(※6) | PWM2 | ||||
7 | DO1 | SPIMISO | PWM3(※6) | PWM3 | ||||
8 | DIO19 | SPISEL0 | DO2 | |||||
9 | DIO4 | CTS0 | TIM0OUT | PC0 | DO3 | |||
10 | DIO6 | TXD0 | PWM2 | TX | ||||
11 | DIO8 | TIM0CK_GT | PC1 | PWM4 | PWM4 | |||
12 | DIO9 | TIM0CAP | 32KTALIN | RXD1 | DO4 | |||
13 | DIO10 | TIM0OUT | 32KTALOUT | M1 | ||||
14 | GND | GND | ||||||
15 | DIO12 | PWM2 | CTS0 | DI1 | ||||
16 | DIO13 | PWM3 | RTS0 | DI2 | ||||
17 | DIO11 | PWM1 | TXD1 | DI3 | ||||
18 | DIO16 | COMP1P | SIF_CLK | DI4 | ||||
19 | DIO15 | SIF_D | RXD1 | RXD0 | SPISEL2 | SDA | ||
20 | DIO17 | COMP1M | PWM4 | SIF_D | BPS | |||
21 | RESETN | RESETN | RST | |||||
22 | ADC1 | AI1 | ||||||
23 | DIO0 | SPISEL1 | ADC3 | AI2 | ||||
24 | ADC2 | VREF | AI3 | |||||
25 | DIO1 | SPISEL2 | ADC4 | PC0 | AI4 | |||
26 | DIO2 | ADC5(※7) | TIM0CK_GT | M2 | ||||
27 | DIO3 | ADC6(※7) | TIM0CAP | M3 | ||||
28 | VCC | VCC | VCC |
※1. ピンの番号です。TWELITE(SMD版)とピンの番号の数や割り当てが違います。ピンを特定するには通常IO名を用います。
※2. ピンの定義名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発などで利用され、弊社技術サポートでも原則としてピンについては、IO名を用いてご案内いたします。
※3. 各ピンは、単純な入力出力やアナログ入力として利用できますが、APIを通じて初期化することでそれ以外の機能を割り当てることができます。本表では代表的な機能を列挙します。
※4. APIを通じて初期化することで代替割り当てのピンに機能を移動することができます。本表では代替割り当てしたときの代表的な機能を列挙します。
※5. 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)で使用されるアプリ特有のピン名称です。IO名と似ていますが混乱しないようにしてください。
※6. PWM2,3 は DIO6,7 または DIO12,13 の割り当てを解放し DO0,1 に割り当て可能です。
※7. ADC5,6はTWELITE REDのみ使用可能です。
機能紹介
信号名 | 機能 |
---|---|
PC | パルスカウンタ |
SPICLK | SPIクロック |
SPISEL | SPIセレクト出力 |
SPIMISO | SPIコントローラ入力(SDI) |
SPIMOSI | SPIコントローラ出力(SDO) |
TIM0CK_GT | タイマクロック,ゲート入力 |
TIM0CAP | タイマキャプチャ入力 |
TIM0OUT | タイマPWM出力 |
32KTALIN | クリスタル入力 |
32KTALOUT | クリスタル出力 |
VREF | 基準電圧 |
COMP1M | コンパレータ+入力 |
COMP1P | コンパレータ-入力 |
SIF_D | 2線シリアルデータ |
SIF_CLK | 2線シリアルクロック |
RXD | UART RX |
TXD | UART TX |
RTS | UART RTS |
CTS | UART CTS |
PWM | パルス幅変調出力 |
特殊ピンの取り扱い
DO0 (機能名:SPICLK)
本ピンは出力として利用されるピンです。
外部からの電圧印加を行う
と(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。
DO1 (機能名:SPIMISO)
本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。本ピンの 始動時の電圧 に気をつけてください。
DIO0 (機能名:ADC3)、DIO1 (機能名:ADC4)
これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、 AD読み出し時に内部プルアップを無効 にしておく必要があります。
ADC2
ADC2は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。なお、 基準電圧を出力するピンはありません。
GND
1,14 ピンの 両方を GND に接続することを推奨しますが、どちらかは未接続での運用も可能です。どちらかが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | min | typ | max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |||
始動電圧 | Vboot | 2.05 | V | |||||
動作温度 | TOPR | 結露なきこと | TWELITE DIP BLUE | -40 | 25 | 105(※1) 90(※2) | ℃ | |
TWELITE DIP RED | -30 | 25 | 90 | |||||
動作湿度 | HOPR | 結露なきこと | 85 | %RH |
※ 数値は半導体データシートに基づく。
※1 TWE-L-WXの最大動作温度
※2 TWE-L-Uの最大動作温度
DC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | ICC | スリープ(RAMOFF タイマなし) | TWELITE DIP BLUE | 0.1 | uA | ||
TWELITE DIP RED | 0.1 | uA | |||||
スリープ(タイマ) | TWELITE DIP BLUE | 1.5 | uA | ||||
TWELITE DIP RED | 1.5 | uA | |||||
Tx (CPU doze) | TWELITE DIP BLUE | 15.3 | mA | ||||
TWELITE DIP RED | 23.3 | mA | |||||
TWELITE DIP RED(3dBm出力時) | 14.0 | mA | |||||
Rx (CPU doze) | TWELITE DIP BLUE | 17.0 | mA | ||||
TWELITE DIP RED | 14.7 | mA | |||||
送信出力 | Pout | TWELITE DIP BLUE | +0.5 | 2.5 | dBm | ||
TWELITE DIP RED | 9.14 | dBm | |||||
受信感度 | TWELITE DIP BLUE | -95 | dBm | ||||
TWELITE DIP RED | -96 | dBm |
※数値は半導体データシートに基づく。
I/O特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | ||
DIO Hi入力 | VIH | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | VIL | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | ||
DIO Hi 出力 | VOH | TWELITE DIP BLUE | VCCx0.8 | VCC | V | |
TWELITE DIP RED | VCC-0.4 | |||||
DIO Lo出力 | VOL | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸込電流 | IOL | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | ||||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
ADC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
リファレンス電圧 | VREF | 1.198 | 1.235 | 1.260 | V | |
ADC 解像度 | 10 | Bits | ||||
ADC 積分非直線性 | ±1.6, ±1.8 | LSB | ||||
ADC 微分非直線性 | -0.5 | 0.5 | LSB | |||
ADC オフセット誤差 | 0~VREF | -10 | mV | |||
0~2VREF | -20 | |||||
ADC ゲイン誤差 | TWELITE DIP BULE0~VREF | +10 | mV | |||
TWELITE DIP BULE0~2VREF | +20 | |||||
TWELITE DIP RED0~VREF | -10 | |||||
TWELITE DIP RED0~2VREF | -20 | |||||
ADC クロック | 0.25,0.5, 1.0 | MHz | ||||
ADC 入力レンジ | 0.04 | VREF2xVREF | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
使用上の注意
保管
高温・高湿を避けて保管のこと、製品は納入後6ヶ月以内にご使用ください。
一般事項
当社製品のご使用にあたりましては、実際に貴社使用環境にて、評価、確認を必ず行ってください。
高信頼性を必要とされる用途、人命に関わる用途などに、ご使用になる場合は事前に、購入先にお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
2.0.1 | 2024/11/12 | 消費電流の単位の誤記を修正 |
2.0.0 | 2024/07/12 | 基板のデザイン変更に伴う更新 |
1.1.1 | 2024/03/04 | ピン割り当て表の注釈を修正 |
1.1.0 | 2024/02/27 | 新サイトへ移行 |
1.0.2 | 2018/11/5 | 表6の説明の追加 |
1.0.1 | 2018/3/13 | ピン割り当て表の誤記を訂正 |
1.0.0 | 2018/2/6 | 初期バージョン |
2.1.2 - TWELITE DIP 無線マイコン データシート
TWELITE DIP BLUE (認証型式:TWE-001 Lite)/TWELITE DIP RED (認証型式:TWELITE RED) は扱いやすいDIP形状にしたTWELITEで、超低消費電力かつ高性能なマイコン、フラッシュメモリ、IEEE802.15.4準拠の高性能無線を備えます。
電源とセンサーなどを接続し、フラッシュメモリ、EEPROMにプログラムを格納することで動作させられます。
SPI、I2C、UARTをサポートしており、様々なセンサーやマイコンなどと接続可能です。
日本国内での認証を取得しておりますので、すぐに製品化が可能です。
特徴
- 世界標準規格であるIEEE802.15.4に準拠
- 弊社独自のプロトコルスタック“TWELITE NET”が利用可能
- 2.54mmピッチ28ピン(600mil)DIP型ICの形状
- チップ性能を最大限に引き出す基板設計により長距離でも安定した通信が可能
- 32KB の RAM、160KB/512KB のフラッシュメモリを備え高性能な通信用アプリケーションソフトウェアの動作が可能
- 待機時の電流が0.1μ A (RAMOFFスリープ時)と非常に少ないため電池寿命を延ばすことが可能
- 4個または6個のADコンバータ、1個のコンパレータ、20個の汎用入出力ポートといった豊富なI/Oを内蔵しセンサー等を直接接続可能
- フラッシュメモリを内蔵しておりファームウェアの変更が可能
- 無償で入手可能なGNUおよびeclipseベースの開発環境によりファームウェア開発が可能
- 強力な128-bit AES 暗号化技術によりセキュリティを保つことが可能
- 日本国内のARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済みであるため免許や新たな申請の必要なく使用が可能
- RoHS対応により新環境基準に準拠
仕様
製品型番
TWELITE DIP BLUEおよび、TWELITE DIP REDは下表で示すようなバリエーションがあります。用途に合わせて最適なものを選択してください。
販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。
TWELITE通称 | 販売コード | アンテナ | 備考 |
---|---|---|---|
TWELITE DIP BLUE | TWE-L-DI-W | マッチ棒アンテナタイプ | ピンヘッダ実装済み |
TWE-L-DP-W | ピンヘッダ未実装 | ||
TWE-L-DI-P | 2次元マッチ棒アンテナタイプ | ピンヘッダ実装済み | |
TWE-L-DP-P | ピンヘッダ未実装 | ||
TWE-L-DI-U | 同軸コネクタタイプ | ピンヘッダ実装済み、アンテナ別 | |
TWE-L-DP-U | ピンヘッダ未実装、アンテナ別 | ||
TWELITE DIP RED | MW-R-DI-W | マッチ棒アンテナタイプ | ピンヘッダ実装済み |
MW-R-DI-W | ピンヘッダ未実装 | ||
MW-R-DI-U | 同軸コネクタタイプ | ピンヘッダ実装済み、アンテナ別 | |
MW-R-DI-U | ピンヘッダ未実装、アンテナ別 |
無線部
TWELITE DIP BULE | TWELITE DIP RED | 備考 | |
---|---|---|---|
通信方式 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | 2.4GHzIEEE 802.15.4準拠 | |
プロトコルスタック | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | TWELITE NET およびIEEE 802.15.4 MAC | |
通信速度 | 最大250kbps | 最大250kbps | |
変調方式 | O-QPSK, DSSS | O-QPSK, DSSS | |
チャネル数 | 16 | 16 | 国によっては異なります |
送信出力 | 2.5dBm | 9.19dBm | 25℃,3V |
受信感度 | -95dBm | -96dBm | 25℃,3V,typ |
送信電流 | 15.3mA | 23.3mA | 25℃,3V,typ 最大出力時 |
- | 14.0mA | 3dBm出力時 | |
受信電流 | 17.0mA | 14.7mA | 25℃,3V,typ |
マイコン部
- 32 ビット RISC プロセッサ
- 可変クロックにより消費電力の最適化が可能
- RAM:32kBytes
- EEPROM:4kBytes
- フラッシュメモリ:TWELITE DIP BLUE 160kBytes/TWELITE DIP RED 512kBytes
- ウォッチドッグタイマー、ブラウンアウト検出
- ブロック(デジタル/アナログ/RAM/無線)ごと、きめ細かい電源制御が可能
- AES 128bit 暗号回路、16bit 乱数生成機 内蔵
インターフェイス
数 | 備考 | |
---|---|---|
ADC | 4/6 | 10bit TWELITE BLUEは4ポート、TWELITE REDは6ポート |
PWM | 4 | |
タイマ/PWM | 1 | PWM, Δ∑など5モード。16MHz, 16bit精度 |
パルスカウンタ | 2 | スリープ状態で稼働可能。最大100kHz, 16bit |
UART | 2 | 16550A 互換 |
SPIマスター/スレーブ | 1 | 3チップセレクト、最大16MHz |
コンパレータ | 1 | |
2線シリアルマスター・スレーブ(I2C、SMBUS 互換) | 1 | 最大100kHzまたは400kHz、7/10bitアドレスモード |
汎用デジタル | 20 | 他の I/F と共用 |
- 多くは共用ピンであるため、組み合わせによっては利用できない場合があります。
アンテナ
TWE-*-W0 はマッチ棒アンテナ, W7 はハテナ型アンテナが付属。
また、基板に実装できる基板アンテナもございます。使用される場合は図面を差し上げますので、弊社Web ページの問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。
TWE-*-U 外部アンテナ版につきましては、弊社 HP を参照願います。
対象外のアンテナを TWELITE に使用したい場合は、別途電波認証が必要なため、弊社にご連絡お願いいたします。
認証など
TWELITE DIP BLUE | TWELITE DIP RED | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
※1. 海外で TWELITE を使用する場合、使用できるアンテナなどの各種制限がございますので、開発初期段階で弊社までご確認お願いいたします。
※2. 使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要である場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。
輸出時の注意点
- TWELITE に内蔵されている AES 128bit の暗号化回路が該非判定の該当品となります。輸出される際は該非判定書を発行いたしますので弊社までお問い合わせ下さい。
- 輸出国によっては TWELITE が輸出国で電波認証が取得できていないと通関できない場合があります。輸出国ごとの規制に関してはお問い合わせください。
製品上の表示
製品には製品ロゴ、認証番号などの表示がありますが、予告なく変更される場合があります。
ブロック図

外形寸法

販売コード | 外形寸法 | 重量 | 備考 |
---|---|---|---|
TWE-L-DI-W/TWE-L-DP-W | 35.7mm x 17.7mm x 3.5mm | 2.2g | アンテナ、コネクタ、端子除く |
TWE-L-DI-U/TWE-L-DP-U | 35.7mm x 17.7mm x 3.5mm | 2.2g | |
TWE-L-DI-P/TWE-L-DP-P | 47.5mm x 17.7mm x 3.5mm | 2.7g | |
MW-R-DI-W/ MW-R -DP-W | 35.7mm x 17.7mm x 3.5mm | 2.2g | |
MW-R-DI-U/ MW-R-DP-U | 35.7mm x 17.7mm x 3.5mm | 2.2g |
TWE-L-DI-W 外形 DXFデータは弊社ホームページにてダウンロード可。
ピン割り当て
ピン番号

ピン割り当て
#(※1) | IO名(※2) | 機能割り当て(※3) | 代替割り当て(※4) | 超簡単!標準アプリの機能名(※5) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | GND | GND | ||||||
2 | DIO14 | SIF_CLK | TXD1 | TXD0 | SPISEL1 | SCL | ||
3 | DIO7 | RXD0 | PWM3 | RX | ||||
4 | DIO5 | RTS0 | PWM1 | PC1 | PWM1 | |||
5 | DIO18 | SPIMOSI | DO1 | |||||
6 | DO0 | SPICLK | PWM2(※6) | PWM2 | ||||
7 | DO1 | SPIMISO | PWM3(※6) | PWM3 | ||||
8 | DIO19 | SPISEL0 | DO2 | |||||
9 | DIO4 | CTS0 | TIM0OUT | PC0 | DO3 | |||
10 | DIO6 | TXD0 | PWM2 | TX | ||||
11 | DIO8 | TIM0CK_GT | PC1 | PWM4 | PWM4 | |||
12 | DIO9 | TIM0CAP | 32KTALIN | RXD1 | DO4 | |||
13 | DIO10 | TIM0OUT | 32KTALOUT | M1 | ||||
14 | GND | GND | ||||||
15 | DIO12 | PWM2 | CTS0 | DI1 | ||||
16 | DIO13 | PWM3 | RTS0 | DI2 | ||||
17 | DIO11 | PWM1 | TXD1 | DI3 | ||||
18 | DIO16 | COMP1P | SIF_CLK | DI4 | ||||
19 | DIO15 | SIF_D | RXD1 | RXD0 | SPISEL2 | SDA | ||
20 | DIO17 | COMP1M | PWM4 | SIF_D | BPS | |||
21 | RESETN | RESETN | RST | |||||
22 | ADC1 | AI1 | ||||||
23 | DIO0 | SPISEL1 | ADC3 | AI2 | ||||
24 | ADC2 | VREF | AI3 | |||||
25 | DIO1 | SPISEL2 | ADC4 | PC0 | AI4 | |||
26 | DIO2 | ADC5(※7) | TIM0CK_GT | M2 | ||||
27 | DIO3 | ADC6(※7) | TIM0CAP | M3 | ||||
28 | VCC | VCC | VCC |
※1. ピンの番号です。TWELITE(SMD版)とピンの番号の数や割り当てが違います。ピンを特定するには通常IO名を用います。
※2. ピンの定義名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発などで利用され、弊社技術サポートでも原則としてピンについては、IO名を用いてご案内いたします。
※3. 各ピンは、単純な入力出力やアナログ入力として利用できますが、APIを通じて初期化することでそれ以外の機能を割り当てることができます。本表では代表的な機能を列挙します。
※4. APIを通じて初期化することで代替割り当てのピンに機能を移動することができます。本表では代替割り当てしたときの代表的な機能を列挙します。
※5. 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)で使用されるアプリ特有のピン名称です。IO名と似ていますが混乱しないようにしてください。
※6. PWM2,3 は DIO6,7 または DIO12,13 の割り当てを解放し DO0,1 に割り当て可能です。
※7. ADC5,6はTWELITE REDのみ使用可能です。
機能紹介
信号名 | 機能 |
---|---|
PC | パルスカウンタ |
SPICLK | SPIマスタークロック |
SPISEL | SPIセレクト出力 |
SPIMISO | SPIマスター入力 |
SPIMOSI | SPIマスター出力 |
TIM0CK_GT | タイマクロック,ゲート入力 |
TIM0CAP | タイマキャプチャ入力 |
TIM0OUT | タイマPWM出力 |
32KTALIN | クリスタル入力 |
32KTALOUT | クリスタル出力 |
VREF | 基準電圧 |
COMP1M | コンパレータ+入力 |
COMP1P | コンパレータ-入力 |
SIF_D | 2線シリアルデータ |
SIF_CLK | 2線シリアルクロック |
RXD | UART RX |
TXD | UART TX |
RTS | UART RTS |
CTS | UART CTS |
PWM | パルス幅変調出力 |
特殊ピンの取り扱い
DO0 (機能名:SPICLK)
本ピンは出力として利用されるピンです。
外部からの電圧印加を行う
と(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。
DO1 (機能名:SPIMISO)
本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。本ピンの 始動時の電圧 に気をつけてください。
DIO0 (機能名:ADC3)、DIO1 (機能名:ADC4)
これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、 AD読み出し時に内部プルアップを無効 にしておく必要があります。
ADC2
ADC2は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。なお、 基準電圧を出力するピンはありません。
GND
1,14 ピンの 両方を GND に接続することを推奨しますが、どちらかは未接続での運用も可能です。どちらかが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | min | typ | max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |||
始動電圧 | Vboot | 2.05 | V | |||||
動作温度 | TOPR | 結露なきこと | TWELITE DIP BLUE | -40 | 25 | 105(※1) 90(※2) | ℃ | |
TWELITE DIP RED | -30 | 25 | 90 | |||||
動作湿度 | HOPR | 結露なきこと | 85 | %RH |
※ 数値は半導体データシートに基づく。
※1 TWE-L-WX/W0/W7の最大動作温度
※2 TWE-L-Uの最大動作温度
DC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | ICC | スリープ(RAMOFF タイマなし) | TWELITE DIP BLUE | 0.1 | uA | ||
TWELITE DIP RED | 0.1 | uA | |||||
スリープ(タイマ) | TWELITE DIP BLUE | 1.5 | uA | ||||
TWELITE DIP RED | 1.5 | uA | |||||
Tx (CPU doze) | TWELITE DIP BLUE | 15.3 | mA | ||||
TWELITE DIP RED | 23.3 | uA | |||||
TWELITE DIP RED(3dBm出力時) | 14.0 | uA | |||||
Rx (CPU doze) | TWELITE DIP BLUE | 17.0 | mA | ||||
TWELITE DIP RED | 14.7 | mA | |||||
送信出力 | Pout | TWELITE DIP BLUE | +0.5 | 2.5 | dBm | ||
TWELITE DIP RED | 9.14 | dBm | |||||
受信感度 | TWELITE DIP BLUE | -95 | dBm | ||||
TWELITE DIP RED | -96 | dBm |
※数値は半導体データシートに基づく。
I/O特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | ||
DIO Hi入力 | VIH | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | VIL | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | ||
DIO Hi 出力 | VOH | TWELITE DIP BLUE | VCCx0.8 | VCC | V | |
TWELITE DIP RED | VCC-0.4 | |||||
DIO Lo出力 | VOL | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸込電流 | IOL | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | ||||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
ADC特性
記号 | 条件 | min | typ | max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
リファレンス電圧 | VREF | 1.198 | 1.235 | 1.260 | V | |
ADC 解像度 | 10 | Bits | ||||
ADC 積分非直線性 | ±1.6, ±1.8 | LSB | ||||
ADC 微分非直線性 | -0.5 | 0.5 | LSB | |||
ADC オフセット誤差 | 0~VREF | -10 | mV | |||
0~2VREF | -20 | |||||
ADC ゲイン誤差 | TWELITE DIP BULE0~VREF | +10 | mV | |||
TWELITE DIP BULE0~2VREF | +20 | |||||
TWELITE DIP RED0~VREF | -10 | |||||
TWELITE DIP RED0~2VREF | -20 | |||||
ADC クロック | 0.25,0.5, 1.0 | MHz | ||||
ADC 入力レンジ | 0.04 | VREF2xVREF | V |
※数値は半導体データシートに基づく。
使用上の注意
保管
高温・高湿を避けて保管のこと、製品は納入後6ヶ月以内で、ご使用下さい。
一般事項
当社製品のご使用にあたりましては、実際に貴社使用環境にて、評価、確認を必ず行って下さい。
高信頼性を必要とされる用途、人命に関わる用途などに、ご使用になる場合は事前に、購入先にお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.1.1 | 2024/03/04 | ピン割り当て表の注釈を修正 |
1.1.0 | 2024/02/27 | 新サイトへ移行 |
1.0.2 | 2018/11/5 | 表6の説明の追加 |
1.0.1 | 2018/3/13 | ピン割り当て表の誤記を訂正 |
1.0.0 | 2018/2/6 | 初期バージョン |
3 - TWELITE PAL
3.1 - BLUE PAL / RED PAL
3.2 - 開閉センサーパル
3.3 - 環境センサーパル
3.4 - 動作センサーパル
3.5 - 通知パル
3.6 - PAL専用ケース
4 - TWELITE CUE
4.1 - TWELITE CUE (BLUE / RED)
4.1.1 - TWELITE CUE (BLUE / RED) データシート
TWELITE CUEは無線マイコンTWELITE、3軸加速度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにしたものです。専用のCUEアプリ(ソフトウエア)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE CUEはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。
仕様
製品型番
TWELITE CUE の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE CUE (BLUE) | MW-B-CUE-0 | 標準出力 |
TWELITE CUE (RED) | MW-R-CUE-0 | 高出力 |
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE CUE は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-CUE-0 | TWE-L-WX |
MW-R-CUE-0 | MW-R-WX |
アンテナ
逆F型アンテナを採用しています。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | -1.4[dBi] (ケースなし)/ -2.5[dBi] (ケースあり) |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性

垂直方向の指向性
水平面指向性

水平方向の指向性
認証など
MW-B-CUE-0 | MW-R-CUE-0 | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
搭載センサー
- 加速度センサー : mCube MC3630
- 磁気センサー
- 初期版 : Texas Instruments DRV5032FD
- 2022年9月以降出荷分 : Diodes Incorporated AH1390-HK4-7
- ウォッチドッグタイマー : Texas Instruments TPL5010
- LED : Rohm SML-D12D8WT86
各部の名称

1. TWELITE
無線マイコンモジュールの本体です。
2. LED
ステータス等を表示するためのランプとして振る舞います。
3. 7Pインターフェイス
アプリの設定や書き込み時に使用するためのインターフェイスです。
以下は信号ピンの対応表です。
名称 | 信号名 | TWELITE DIP | TWELITE(SMD) | 説明 |
---|---|---|---|---|
GND | GND | 1, 14 | 20, 28, 30, 31, 32 | 電源のマイナス側 |
TXD | DIO6 | 10 | 8 | シリアル通信線(PC側はRX端子に接続) |
PRG | SPIMISO | 7 | 2 | GNDに接続してリセットし、開放またはVCCに接続するとプログラムモードに遷移 |
RXD | DIO7 | 3 | 9 | シリアル通信線(PC側はTX端子に接続) |
RST | RESETN | 21 | 21 | GNDに接続するとリセット |
VCC | VCC | 28 | 5 | 電源のプラス側 |
SET | - | - | - | 拡張制御信号 |
4. 加速度センサー
XYZの3方向の加速度を検出するセンサーです。
5. I2C拡張端子(初期ロットのみ)
I2Cセンサーを拡張するための端子です。初期ロットのみ搭載しています。
6. 磁気センサー
磁石の近接を感知するセンサーです。地磁気センサではありません。
7. 電池ホルダー
CR2032用の電池ホルダーです。
8. 基板アンテナ
基板アンテナです。基板上に回路パターンで構成されています。
外形図
本体

本体の外形図
ケース

ケースの外形図
回路図

回路図
特性
TWELITE
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-CUE-0 | 15.3 | mA | ||
MW-R-CUE-0 | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-CUE-0 | 17.0 | mA | ||
MW-R-CUE-0 | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
加速度センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Sleep, Vcc=1.8V | 0.1 | uA | ||
Ultra-Low Power, 25Hz, Vcc=1.8V | 0.9 | uA | |||
Ultra-Low Power, 100Hz, Vcc=1.8V | 2.8 | uA | |||
計測範囲 | -16 | 16 | G | ||
分解能 | 12 | bit | |||
サンプリング周波数 | 1300 | Hz |
磁気センサ
初期版
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3V | 1.6 | 3.5 | uA | |
サンプリング周波数 | 20 | Hz | |||
磁気閾値 | 近づけるとき | ±1.5 | ±3 | ±4.8 | mT |
離すとき | ±0.5 | ±1.5 | ±3 | mT |
2022年9月以降出荷分
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3.6V | 2.2 | 13 | uA | |
サンプリング周期 | 30 | 45 | 80 | ms | |
磁気閾値 | S極を近づけるとき | 6 | 17 | 25 | Gauss |
N極を近づけるとき | -25 | -17 | -6 | Gauss | |
S極を離すとき | 2 | 11 | 20 | Gauss | |
N極を離すとき | -20 | -11 | -2 | Gauss |
ウォッチドッグタイマ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | 35 | 50 | nA | ||
パルス入力間隔 | 60 | 90 | 120 | s |
LED
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
発光波長 | VCC=2.2V | 602 | 605 | 608 | nm |
光度 | VCC=2.2V | 40 | 100 | mcd | |
制限抵抗 | 470 | Ω |
使用上の注意
コイン電池の投入方法
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE CUE のLEDが3回点滅すれば正常です。

電池の挿入向き
また、TWELITE CUE の電池ホルダーは構造上、はんだ付け部が外れやすいため、以下に注意して使用してください。
- コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
- TWELITE CUE の運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。
廃棄について
この装置を廃棄する場合は、地方自治体の条令、規則に従って処理してください。 詳しくは各地方自治体にお問い合わせください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.2.1 | 2024/5/7 | 各部の名称を追加 |
1.2.0 | 2024/2/27 | 現行の磁気センサに関する情報を追加 |
1.1.1 | 2024/2/27 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.1.0 | 2020/12/10 | アンテナ指向性などの情報を追加 |
1.0.0 | 2020/12/3 | 初期バージョン |
4.1.2 - TWELITE CUE (BLUE / RED) データシート
TWELITE CUEは無線マイコンTWELITE、3軸加速度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにしたものです。専用のCUEアプリ(ソフトウエア)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE CUEはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。
仕様
製品型番
TWELITE CUE の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE CUE (BLUE) | MW-B-CUE-0 | 標準出力 |
TWELITE CUE (RED) | MW-R-CUE-0 | 高出力 |
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE CUE は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-CUE-0 | TWE-L-WX |
MW-R-CUE-0 | MW-R-WX |
アンテナ
逆F型アンテナを採用しています。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | -1.4[dBi] (ケースなし)/ -2.5[dBi] (ケースあり) |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性

垂直方向の指向性
水平面指向性

水平方向の指向性
認証など
MW-B-CUE-0 | MW-R-CUE-0 | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
搭載センサー
- 加速度センサー : mCube MC3630
- 磁気センサー : Texas Instruments DRV5032FD
- ウォッチドッグタイマー : Texas Instruments TPL5010
- LED : Rohm SML-D12D8WT86
外形図
本体

本体の外形図
ケース

ケースの外形図
回路図

回路図
特性
TWELITE
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-CUE-0 | 15.3 | mA | ||
MW-R-CUE-0 | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-CUE-0 | 17.0 | mA | ||
MW-R-CUE-0 | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
加速度センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Sleep, Vcc=1.8V | 0.1 | uA | ||
Ultra-Low Power, 25Hz, Vcc=1.8V | 0.9 | uA | |||
Ultra-Low Power, 100Hz, Vcc=1.8V | 2.8 | uA | |||
計測範囲 | -16 | 16 | G | ||
分解能 | 12 | bit | |||
サンプリング周波数 | 1300 | Hz |
磁気センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3V | 1.6 | 3.5 | uA | |
サンプリング周波数 | 20 | Hz | |||
磁気閾値 | 近づけるとき | ±1.5 | ±3 | ±4.8 | mT |
離すとき | ±0.5 | ±1.5 | ±3 | mT |
ウォッチドッグタイマ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | 35 | 50 | nA | ||
パルス入力間隔 | 60 | 90 | 120 | s |
LED
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
発光波長 | VCC=2.2V | 602 | 605 | 608 | nm |
光度 | VCC=2.2V | 40 | 100 | mcd | |
制限抵抗 | 470 | Ω |
使用上の注意
コイン電池の投入方法
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE CUE のLEDが3回点滅すれば正常です。

電池の挿入向き
また、TWELITE CUE の電池ホルダーは構造上、はんだ付け部が外れやすいため、以下に注意して使用してください。
- コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
- TWELITE CUE の運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。
廃棄について
この装置を廃棄する場合は、地方自治体の条令、規則に従って処理してください。 詳しくは各地方自治体にお問い合わせください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.1.1 | 2024/2/26 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.1.0 | 2020/12/10 | アンテナ指向性などの情報を追加 |
1.0.0 | 2020/12/3 | 初期バージョン |
5 - TWELITE ARIA
5.1 - TWELITE ARIA (BLUE / RED)
5.1.1 - TWELITE ARIA (BLUE / RED) データシート
TWELITE ARIA-トワイライトアリアは無線マイコンTWELITE、温湿度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにした無線タグです。温湿度やドア等の開閉状態を無線送信できます。
専用のアリアアプリ(ソフトウエア)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE ARIAはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。
仕様
製品型番
TWELITE ARIA の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE ARIA (BLUE) | MW-B-ARIA-0 | 標準出力 |
TWELITE ARIA (RED) | MW-R-ARIA-0 | 高出力 |
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE ARIA は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-ARIA-0 | TWE-L-WX |
MW-R-ARIA-0 | MW-R-WX |
アンテナ
逆F型アンテナを採用しています。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | 1.8[dBi] (ケースなし)/ -0.46[dBi] (ケースあり) |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性

垂直方向の指向性
水平面指向性

水平方向の指向性
認証など
MW-B-ARIA-0 | MW-R-ARIA-0 | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
搭載センサー
- 温湿度センサー : Sensirion SHT40
- 磁気センサー
- 初期版 : Texas Instruments DRV5032FD
- 2024年4月以降出荷分 : Diodes Incorporated AH1390-HK4-7
- ウォッチドッグタイマー : Texas Instruments TPL5010
- LED : OSRAM Opto Semiconductors LB Q39E-L2OO-35-1
各部の名称

1. TWELITE
無線マイコンモジュールの本体です。
2. LED
ステータス等を表示するためのランプとして振る舞います。
3. 7Pインターフェイス
アプリの設定や書き込み時に使用するためのインターフェイスです。
以下は信号ピンの対応表です。
名称 | 信号名 | 説明 |
---|---|---|
GND | GND | 電源のマイナス側 |
TXD | DIO6 | シリアル通信線(PC側はRX端子に接続) |
PRG | SPIMISO | GNDに接続してリセットし、開放またはVCCに接続するとプログラムモードに遷移 |
RXD | DIO7 | シリアル通信線(PC側はTX端子に接続) |
RST | RESETN | GNDに接続するとリセット |
VCC | VCC | 電源のプラス側 |
SET | - | 拡張制御信号 |
4. 温湿度センサー
温湿度センサーです。
5. I2C拡張端子(初期ロットのみ)
I2Cセンサーを拡張するための端子です。初期ロットのみ搭載しています。
6. 磁気センサー
磁石の近接を感知するセンサーです。地磁気センサではありません。
7. 電池ホルダー
CR2032用の電池ホルダーです。
8. 基板アンテナ
基板アンテナです。基板上に回路パターンで構成されています。
外形図
本体

本体の外形図
ケース

ケースの外形図
回路図

回路図
特性
TWELITE
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-ARIA-0 | 15.3 | mA | ||
MW-R-ARIA-0 | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-ARIA-0 | 17.0 | mA | ||
MW-R-ARIA-0 | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
温湿度センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Idle state, 25°C | 0.1 | 1.0 | uA | |
Measurement | 350 | 500 | uA | ||
計測範囲 | Temperature | -40 | 125 | °C | |
Humidity | 0 | 100 | % | ||
分解能 | Temperature | 0.01 | °C | ||
Humidity | 0.01 | % |
磁気センサ
初期版
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3V | 1.6 | 3.5 | uA | |
サンプリング周波数 | 20 | Hz | |||
磁気閾値 | 近づけるとき | ±1.5 | ±3 | ±4.8 | mT |
離すとき | ±0.5 | ±1.5 | ±3 | mT |
2024年4月以降出荷分
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3.6V | 2.2 | 13 | uA | |
サンプリング周期 | 30 | 45 | 80 | ms | |
磁気閾値 | S極を近づけるとき | 6 | 17 | 25 | Gauss |
N極を近づけるとき | -25 | -17 | -6 | Gauss | |
S極を離すとき | 2 | 11 | 20 | Gauss | |
N極を離すとき | -20 | -11 | -2 | Gauss |
ウォッチドッグタイマ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | 35 | 50 | nA | ||
パルス入力間隔 | 60 | 90 | 120 | s |
LED
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
発光波長 | If=5mA | 470 | nm | ||
光度 | VIf=5mA | 45 | mcd | ||
制限抵抗 | 220 | Ω |
使用上の注意
コイン電池の投入方法
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE ARIA のLEDが3回点滅すれば正常です。

電池の挿入向き
また、TWELITE ARIA の電池ホルダーは構造上、はんだ付け部が外れやすいため、以下に注意して使用してください。
- コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
- TWELITE ARIA の運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。
防水性能について
TWELITE ARIAのケースは防水仕様ではありません。
廃棄について
この装置を廃棄する場合は、地方自治体の条令、規則に従って処理してください。 詳しくは各地方自治体へお問い合わせください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.2.1 | 2024/5/7 | 各部の名称を追加 |
1.2.0 | 2024/2/27 | 新たな磁気センサの情報を追加 |
1.1.1 | 2024/2/27 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.1.0 | 2020/12/10 | アンテナ指向性などの情報を追加 |
1.0.0 | 2020/12/3 | 初期バージョン |
5.1.2 - TWELITE ARIA (BLUE / RED) データシート
TWELITE ARIA-トワイライトアリアは無線マイコンTWELITE、温湿度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにした無線タグです。温湿度やドア等の開閉状態を無線送信できます。
専用のアリアアプリ(ソフトウエア)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE ARIAはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。
仕様
製品型番
TWELITE ARIA の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE ARIA (BLUE) | MW-B-ARIA-0 | 標準出力 |
TWELITE ARIA (RED) | MW-R-ARIA-0 | 高出力 |
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE ARIA は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-ARIA-0 | TWE-L-WX |
MW-R-ARIA-0 | MW-R-WX |
アンテナ
逆F型アンテナを採用しています。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | 1.8[dBi] (ケースなし)/ -0.46[dBi] (ケースあり) |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性

垂直方向の指向性
水平面指向性

水平方向の指向性
認証など
MW-B-ARIA-0 | MW-R-ARIA-0 | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
搭載センサー
- 温湿度センサー : Sensirion SHT40
- 磁気センサー : Texas Instruments DRV5032FD
- ウォッチドッグタイマー : Texas Instruments TPL5010
- LED : OSRAM Opto Semiconductors LB Q39E-L2OO-35-1
外形図
本体

本体の外形図
ケース

ケースの外形図
回路図

回路図
特性
TWELITE
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-ARIA-0 | 15.3 | mA | ||
MW-R-ARIA-0 | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-ARIA-0 | 17.0 | mA | ||
MW-R-ARIA-0 | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
温湿度センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Idle state, 25°C | 0.1 | 1.0 | uA | |
Measurement | 350 | 500 | uA | ||
計測範囲 | Temperature | -40 | 125 | °C | |
Humidity | 0 | 100 | % | ||
分解能 | Temperature | 0.01 | °C | ||
Humidity | 0.01 | % |
磁気センサ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | VCC=3V | 1.6 | 3.5 | uA | |
サンプリング周波数 | 20 | Hz | |||
磁気閾値 | 近づけるとき | ±1.5 | ±3 | ±4.8 | mT |
離すとき | ±0.5 | ±1.5 | ±3 | mT |
ウォッチドッグタイマ
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
消費電流 | 35 | 50 | nA | ||
パルス入力間隔 | 60 | 90 | 120 | s |
LED
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
発光波長 | If=5mA | 470 | nm | ||
光度 | VIf=5mA | 45 | mcd | ||
制限抵抗 | 220 | Ω |
使用上の注意
コイン電池の投入方法
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE ARIA のLEDが3回点滅すれば正常です。

電池の挿入向き
また、TWELITE ARIA の電池ホルダーは構造上、はんだ付け部が外れやすいため、以下に注意して使用してください。
- コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
- TWELITE ARIA の運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。
廃棄について
この装置を廃棄する場合は、地方自治体の条令、規則に従って処理してください。 詳しくは各地方自治体にお問い合わせください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.1.1 | 2024/2/27 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.1.0 | 2020/12/10 | アンテナ指向性などの情報を追加 |
1.0.0 | 2020/12/3 | 初期バージョン |
6 - TWELITE STICK
6.1 - TWELITE STICK
6.1.1 - TWELITE STICK
はじめに
TWELITE® STICK は、TWELITE 無線モジュールを搭載した USB ドングルです。
TWELITE シリーズの親機や中継機として活躍します。
特徴
- MONOSTICK シリーズよりも小さく、隣のUSBポートを圧迫しづらいサイズを実現
- TWELITE GOLD シリーズを搭載
- 省電力性能が向上し、受信待機時の消費電流がおよそ10mA減少※
- TWELITE RED シリーズと同等の送信出力(9.14dBm)
- TWELTIE RED シリーズを上回る受信感度(-99.7dBm)
※ 実測値に基づく
製品型番
品名 | 型番 | 備考 |
---|---|---|
TWELITE STICK | MW-G-STICK | TWELITE(GOLD シリーズ)を搭載 |
機能
TWELITE STICK は、TWELITE 本体と、USB アダプター TWELITE R シリーズの機能を一つのケースに収めた製品です。

TWELITE STICK の構成
2.4GHz 無線
TWELITE 無線モジュール(GOLD シリーズ、型番:MW-G-W)を搭載しています。
アンテナ
逆F型基板アンテナ(型番:MW-A-P1934)を採用しています。
- アンテナ形式:逆F型アンテナ
- 公称利得:-2.0 [dBi](無指向面代表値)
- 偏波:直線偏波

無指向面の指向性
認証
TWELITE(GOLD シリーズ) | |
---|---|
認証型式 | TWELITE GOLD |
工事設計認証番号 | 007-AL0022 |
USB シリアル変換
TWELITE への電源供給とホストとの通信は、FTDI 製 USB シリアル変換チップ FT230X が行います。
LED
状態表示のインタフェースとして、ローム製 RGB LED チップ MSL0402RGBU1 を搭載しています。
内部のピン割り当て
TWELITE 無線モジュール本体のうち、次の端子を利用しています。
SMD 端子の番号 | 接続先 | 備考 |
---|---|---|
1 / 16 | LED (R) | Nch MOSFET へ接続 |
2 | FT230XQ CBUS3 | PRG ピン |
5 | FT230XQ 3V3OUT | VCC ピン、最大 50mA |
6 | FT230XQ RTS | 通常は未使用 |
7 | FT230XQ CTS | 通常は未使用 |
8 | FT230XQ RXD | RXD ピン |
9 | FT230XQ TXD | TXD ピン |
13 | FT230XQ CBUS1 | SET ピン |
15 | LED (G) | Nch MOSFET へ接続 |
19 | LED (B) | Nch MOSFET へ接続 |
21 | FT230XQ CBUS2 | RST ピン |
回路図

回路図
電気的特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | 4.00 | 5.00 | 5.25 | V | |
消費電流 ※1 | ICC | 送信時 LED全点灯 | 75 | mA | ||
消費電流(実測値)※2 | ICC | 受信のみ親機 LED無効 | 10.7 | mA | ||
受信のみ親機 LED有効 | 13.5 | mA | ||||
送受信中継機 LED無効 | 10.8 | 32.4 | mA | |||
送受信中継機 LED有効 | 13.2 | 38.2 | mA | |||
動作温度 ※3 | TOPR | 結露なきこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | HOPR | 結露なきこと | 85 | %RH |
数値は部材のデータシートに基づく。 ※1 TWELITEの送信電流とCPU電流、シリアル変換ICとLEDの駆動電流の最大値の理論上の合計値。 ※2 App_Wings v1.3.2 を使用。子機は App_Twelite v1.4.7 連続モード 1s 間隔で送信。いずれも最大出力/再送3回で一分間測定。 ※3 氷点下においては、樹脂ケースが もろく なる場合があります。
機械的特性
外形寸法

外形寸法
環境規制
- RoHS(10物質)に対応
ケース
- 素材:耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)
- 難燃性グレード:UL-94HB
ご注文について
販売コード
品名 | 販売コード | 販売形態 | 梱包形態 | MOQ | SPQ |
---|---|---|---|---|---|
TWELITE STICK | MW-G-STICK | リテール | 個包装 | 1 | 1 |
MW-G-STICK-BULK | ホールセール | トレー | 100 | 100 |
注意事項
輸出に関する規制
TWELITE は AES 暗号化回路を搭載しており、当社は該非判定の該当品として判断しています。該当判定としたパラメータシートの発行を希望される場合は、当社へお問い合わせください。
海外では、電波認証の取得が必要とされる場合がございます。早い段階で当社へご相談ください。
工場出荷時のファームウェア
TWELITE STICK は、TWELITE ファームウェアを書き込んだ状態で工場出荷しております。
TWELITE ファームウェアの書き込みは TWELITE の製造工程における製品検査を目的としており、ファームウェアバージョンなどの情報はお客様のご要望があっても保証いたしかねます。また、工場出荷時の TWELITE STICK に書き込まれるファームウェアの有無やその種類は告知なく変更する場合があります。出荷済みの製品について、当社によるファームウェアの書き換えは行いません。TWELITE STAGE アプリや、Pythonのtweliter
モジュールをご利用ください。
保管上の注意
0°C以上、40°C以下で保管し、高温多湿を避けてください。
使用上の注意
製品の使用にあたっては、実際の環境における評価や確認を必ず実施してください。非常に高い信頼性を必要とされる用途や、人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 更新日 | 内容 |
---|---|---|
1.0.0 | 2025-07-17 | 初版 |
7 - TWELITE UART
7.1 - TWELITE UART (BLUE / RED)
7.1.1 - TWELITE UART (BLUE / RED) データシート
TWELITE UARTは外部のマイコンとUART接続する場合に便利です。TX、RX、VCC、GNDを含んだ7Pインタフェースを実装しています。
シリアル通信アプリ(App_Uart)があらかじめインストールされており、配線すればすぐにマイコン等で無線通信をすることができます。
また、ユーザー自身がアプリ(ファームウエア)の編集、書き換え可能です。
仕様
製品型番
TWELITE UART の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE UART (BLUE) | MW-B-UART-P | 標準出力、アンテナ搭載 |
MW-B-UART-U | 標準出力、同軸コネクタ搭載 | |
TWELITE UART (RED) | MW-R-UART-P | 高出力、アンテナ搭載 |
MW-R-UART-U | 高出力、同軸コネクタ搭載 |
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE UART は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-UART-P | TWE-L-WX |
MW-B-UART-U | TWE-L-U |
MW-R-UART-P | MW-R-WX |
MW-R-UART-U | MW-R-U |
アンテナ
以下はアンテナ内蔵タイプ (MW-(B/R)-UART-P) のデータです。
アンテナ外付けタイプ (MW-(B/R)-UART-U) においては、接続するアンテナのデータシートをご参照ください。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | 1.4[dBi] |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性

垂直方向の指向性
水平面指向性

水平方向の指向性
認証など
MW-B-UART-(P/U) | MW-R-UART-(P/U) | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
外形図
MW-(B/R)-UART-P

アンテナ搭載タイプの外形図
MW-(B/R)-UART-U

同軸コネクタ搭載タイプの外形図
回路図

回路図
特性
TWELITE
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-UART-(P/U) | 15.3 | mA | ||
MW-R-UART-(P/U) | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-UART-(P/U) | 17.0 | mA | ||
MW-R-UART-(P/U) | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
使用上の注意
配線の注意事項
I/O特性を満たしていない信号を本製品に入力すると、本製品が破損する可能性があります。
例えば、5Vで動作するマイコンは直接接続できません。電圧のレベル変換(レベルシフト)をしてください。
また、RS232C も動作電圧が異なるため直接接続することはできません。RS232C と UART の信号変換回路を使用してください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.0.2 | 2024/3/15 | 配線の注意事項に例を追加 |
1.0.1 | 2024/2/27 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.0.0 | 2021/9/9 | 初期バージョン |
8 - MONOSTICK
8.1 - MONOSTICK BLUE / RED
9 - TWELITE R
9.1 - TWELITE R2
9.1.1 - TWELITE R2 データシート
特徴
- TWELITE DIP、TWELITE PALなどのTWELITEシリーズと接続可能
- PCでTWELITEシリーズの設定やアプリの書き換えが可能
- モバイルバッテリーやUSB電源からTWELITEに電源供給が可能
- RoHS対応により新環境基準に準拠
使用上の注意
DIP接続コネクターについて

図1 外形図
図1のように、TWELITE DIP接続コネクターのピン間の距離には最大±0.7mm程度のばらつきが発生します。TWELITE DIPをTWELITE R2に接続される際は、TWELITE DIPのピンヘッダを必要に応じて、少したわませてTWELITE R2に挿入していただくか、TWELITE R用アタッチメントをご利用ください。 また、TWELITE DIPの挿抜を繰り返すと、TWELITE DIPと接続しづらくなる場合があります。
アタッチメントの使用
TWELITE R2のTWELITE DIP接続コネクターをZIFソケット化するキットを別途販売しております。
次の条件のどれかに当てはまるお客様はTWELITE R用アタッチメントの使用が効果的です。
- TWELITE DIPとの接続を素早く行いたい場合
- TWELITE DIPの頻繁に抜き差しを行う場合
- TWELITE PALをTWELITE DIP接続コネクターで接続する場合
使用部品
- USBコネクター形状 : USB Type-C※使用しているUSBコネクターのメーカーは予告なく変更する場合がございます。
- USB-UART変換IC : FTDI FT230XQ
FT230XQ 汎用DIOの配線
FT230XQの汎用DIOの配線は下図の通りです。

図2 汎用DIOの配線図
また、SET、RST、PRGは TWELITE DIP接続コネクターにも接続されています。接続先は下表の通りです。
TWELITE R2 の名称 | TWELITE DIP 接続コネクターのピン番号 |
---|---|
SET | 15 |
RST | 21 |
PRG | 7 |
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源 (VCC) | -0.3 | 5.5 | V |
特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | Vcc | 4.50 | 5.00 | 5.50 | V | ||
動作温度 | TOPR | 結露なきこと | -40 | 25 | 85 | °C |
※数値は半導体データシートに基づく。
DC特性
記号 | Min | Typ | Max | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Icc1 | 8.00 | mA | TWELITEの消費電流は除く | ||
TWELITE供給電圧 | Vto | 3.30 | V | |||
TWELITE供給電流 | Ito | 50 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
改訂履歴
バージョン | 改訂日時 | 改訂内容 |
---|---|---|
2.0.0 | 2023/05/15 | 新書式に変更 |
1.0.1 | 2020/6/1 | 使用上の注意を追加、外形図の修正 |
1.0.0 | 2020/3/13 | 初期バージョン |
9.2 - TWELITE R3
9.2.1 - TWELITE R3 データシート
特徴
- TWELITE CUE、TWELITE ARIAなどのTWELITEシリーズと接続可能
- PCでTWELITEシリーズの設定やアプリの書き換えが可能
- モバイルバッテリーやUSB電源からTWELITEに電源供給が可能
- RoHS対応により新環境基準に準拠
使用部品
- USBコネクター形状 : USB Type-C使用しているUSBコネクターのメーカーは予告なく変更する場合がございます。
- USB-UART変換IC : FTDI FT230XQ
外形図

外形図
ピン配置
信号ピンの対応表は以下の通りです。
TWELITER3名称 | TWELITE名称 | TWELITEDIP# | TWELITESMD# | 説明 |
---|---|---|---|---|
GND | GND | 1, 14 | 20, 28, 30, 31, 32 | 電源のマイナス側(接続は1本でも可) |
TXD | TXD0 (DIO6) | 10 | 8 | シリアル通信線(PC側はRX端子に接続) |
PRG | SPIMISO | 7 | 2 | GNDに接続してリセットしてから開放またはVCCに接続でプログラムモードに遷移 |
RXD | RXD0 (DIO7) | 3 | 9 | シリアル通信線(PC側はTX端子に接続) |
RST | RESETN | 21 | 21 | GNDに接続でリセット |
VCC | VCC | 28 | 5 | 電源のプラス側(基板の電源と衝突させないこと) |
SET | DIO12 | 15 | 13 | 拡張制御信号(TWELITE CUEなどでインタラクティブモードに移行するために使用) |
7PインターフェイスのないTWELITEで使用する場合
TWELITE DIP BLUE/REDなどの7Pインターフェイスの無いTWELITEで使用する場合は、下図を参考に配線してからご使用ください。

TWELTIE DIP BLUE/REDとの接続
FT230XQ 汎用DIOの配線
FT230XQの汎用DIOの配線は下図の通りです。

図2 汎用DIOの配線図
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源 (VCC) | -0.3 | 5.5 | V |
特性
推奨動作条件
記号 | 条件 | Min | Typ | Max | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | Vcc | 4.50 | 5.00 | 5.50 | V | ||
動作温度 | TOPR | 結露なきこと | -40 | 25 | 85 | °C |
※数値は半導体データシートに基づく。
DC特性
記号 | Min | Typ | Max | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
消費電流 | Icc1 | 8.00 | mA | TWELITEの消費電流は除く | ||
TWELITE供給電圧 | Vto | 3.30 | V | |||
TWELITE供給電流 | Ito | 50 | mA |
※数値は半導体データシートに基づく。
改訂履歴
バージョン | 改訂日時 | 改訂内容 |
---|---|---|
2.0.0 | 2023/05/15 | 新書式に変更 |
1.0.0 | 2023/1/17 | 初期バージョン |
10 - TWELITE STAGE
10.1 - TWELITE STAGE HAT
10.1.1 - TWELITE STAGE HAT データシート
TWELITE STAGE HATは、Raspberry PiとTWELITE DIPを簡単に接続するための基板です。
TWELITE STAGE APPと組み合わせることで、TWELITEやTWELITE PALのデータの監視や子機のLEDの点灯などのコマンドを送ることができます。 さらに、TWELITE R2なしでTWELITEの設定やアプリの書換が可能です。

外観
各部の名称

1 Raspberry Pi 接続コネクタ
Raspberry Pi の GPIO ポートに接続するためのコネクタです。
2 HAT チェック端子
Raspberry Pi の GPIO ピンのチェック用端子です。
3 DIP 接続コネクタ
TWELITE DIP や PAL を接続するためのコネクタです。
TWELITE DIP や PAL の向きを間違えると、破損の原因になります。
必ず以下の向きで接続してください。

正しい向きで接続した様子
TWELITE の頻繁な挿抜は避けてください。コネクタの破損の原因となります。
また、TWELITE DIP はピンヘッダが細いため、特に TWELITE PAL を使用した後には、嵌合が不安定となる場合があります。
コネクタの接触不良を避けるには、TWELITE Rアタッチメントキットをご使用ください。
4 DIP チェック端子
TWELITE DIP や PAL の入出力を確認するための端子です。
5 電源チェック端子
ジャンパーピンによって TWELITE と Raspberry Pi の GND を接続しています。
6 動作チェック端子
TWELITE と Raspberry Pi の間で最初から接続されているピンの信号を確認することができます。
動作チェック端子は、TWELITE PAL の接続や通信のチェックに使用するものです。
TWELITE R2/R3 を接続してしまうと、Raspberry Pi と TWELITE R2/R3 の VCC がショートするために、破損の原因となります。
使用方法
TWELITE を TWELITE STAGE HAT へ接続する
TWELITE DIP または PAL を TWELITE STAGE HAT に接続します。

TWELITE DIP を接続した状態
TWELITE STAGE HAT を Raspberry Pi へ接続する
TWELITE STAGE HAT と Raspberry Pi を接続します。

Raspberry Pi へ接続した状態
Raspberry Pi の電源を投入する
Raspberry Pi の電源コネクタに電源ケーブルを接続して、電源を投入してください。
TWELITE STAGE アプリを起動する
TWELITE STAGE アプリを起動し、シリアルポートの選択で UART (serial0)
を選択してください。
ハードウェア仕様
外形図

外形図
ピン配置
TWELITE DIP/PAL | Raspberry Pi |
---|---|
#3 / DIO7 / RX | #8 / GPIO14 |
#10 / DIO6 / TX | #10 / GPIO15 |
#7 / DO1 / PWM3 / PRG | #16 / GPIO23 |
#21 / RST | #15 / GPIO22 |
#15 / DIO12 / DI1 / SET | #32 / GPIO12 |
回路図

回路図
使用上の注意
Raspberry Pi の電源投入時
Raspbery Pi の起動時の GPIO23
ピンの振る舞いにより、TWELITE がプログラムモードで起動してしまうことがございます。TWELITE と通信する前に、GPIO22
を 10ms 程度 Lo 状態として TWELITE をリセットしてください。
静電気・短絡に対する注意
本製品は電子部品です。電子部品を取り扱うときの一般的事項に配慮してください。特に、通電中の配線のショートや静電気には十分な注意を払う必要があります。
改訂履歴
バージョン | 日時 | 内容 |
---|---|---|
1.0.0 | 2021-02-26 | 初期バージョン |
1.0.1 | 2025-03-18 | 本サイトへ移行、構成を変更 |
11 - TWELITE SPOT
11.1 - TWELITE SPOT
11.1.1 - TWELITE SPOT
特徴
- 小型パッケージ(45mm x 70mm x 22mm)
- TWELITE NET による、多数の TWELITE シリーズ製品との省電力通信
- TWELITE には専用の親機・中継機アプリ(App_Wings)をインストール済み
- 世界で広く使われている ESP32 無線 LAN モジュールを搭載
- 無償で入手できる Arduino ベースのファームウェア開発環境(ESP32)
- TWELITE と簡単に通信できる Arduino ライブラリ MWings を配布中
- 手軽に使用できる USB-C 電源
- 簡単にビスで壁面へ設置できるケース
- 内蔵基板アンテナ
- 日本国内の ARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済み
- RoHS 対応(10物質)
製品型番
TWELITE SPOTの型式は以下の通りです。ご購入の際は販売型番を弊社ホームページから確認してください。
製品名 | 製品型番 | 備考 |
---|---|---|
TWELITE SPOT | MW-B-SPOT-0 |
主要部品
TWELITE
- TWELITE BLUE (TWE-L-WX)
TWELITE 専用アンテナ
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | 逆Fアンテナ (MW-A-P1934) |
利得 (無指向面代表値) | -4.0[dBi] (ケース無) / -3.0[dBi] (ケース有) |
偏波 | 直線偏波 |
垂直指向性

垂直指向性
水平指向性

水平指向性
無線 LAN モジュール
- Espressif Systems ESP32-WROOM-32E
※ Wi-Fi モジュールは予告なく変更される場合がございます。
ケース
- タカチ電機工業 SIM5-7-2W
※ケースは予告なく変更される場合があります。
各部の説明

各部の説明
① TWELITE
TWELITE は他の TWELITE モジュールと通信するための無線マイコンモジュールです。
② ESP32
Espressif Systems 社の無線 LAN モジュールです。
③ 7Pインターフェイス
TWELITE のアプリのアップデートに使用するためのインターフェイスです。通常は使用しません。
以下は信号ピンの対応表です。
名称 | 信号名 | TWELITE | 説明 |
---|---|---|---|
GND | GND | 20, 28, 30, 31, 32 | GND |
TXD | DIO6 | 8 | UART(PC側 RX) |
PRG | SPIMISO | 2 | Low レベルで起動時プログラムモードに遷移 |
RXD | DIO7 | 9 | UART(PC側 TX) |
RST | RESETN | 21 | Low レベルでリセット |
VCC | - | - | 未接続(電源は側面から供給) |
SET | DIO12 | 13 | 拡張制御信号 |
④ 7Pインターフェイス (ESP32)
ESP32 のアプリの書き込みに使用するためのインターフェイスです。通常のファームウェア開発では、こちらを使用します。
以下は信号ピンの対応表です。
名称 | 信号名 | ESP32 | 説明 |
---|---|---|---|
GND | GND | 1, 38 | GND |
TXD | IO1 | 35 | UART(PC側 RX) |
PRG | IO0 | 25 | Low レベルで起動時プログラムモードに遷移 |
RXD | IO3 | 34 | UART(PC側 TX) |
RST | EN | 3 | Low レベルでリセット |
VCC | - | - | 未接続(電源は側面から供給) |
SET | IO2 | 24 | 拡張制御信号 |
⑤ リセットスイッチ (TWELITE)
TWELITE をリセットします。
⑥ リセットスイッチ (ESP32)
ESP32 の EN スイッチです。ESP32 をリセットします。
⑦ ブートスイッチ (ESP32)
ESP32 の BOOT スイッチです。
⑧ LED (TWELITE)
TWELITE のステータス表示用 LED です。
⑨ LED (ESP32)
ESP32 のステータス表示用 LED です。
⑩ USB-C コネクター
電源供給専用です。信号線は接続されていません。
⑪ Grove I2C コネクター (ESP32)
ESP32 の I2C ポート(IO21, 22)に接続しています。OLEDディスプレイの接続等に利用できます。
⑫ TWELITE 基板アンテナ
MW-A-P1934 基板アンテナです。
基板上に回路パターンで構成した TWELITE 専用の2.4GHz 逆F型アンテナです。
⑬ アンテナ方向マーク
アンテナの偏波の向きを表しています。
外形図

外形図
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回路図

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特性
推奨動作条件
項目 | 記号 | 条件 | min | typ | max | |
---|---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | VCC | USB 規格に準拠 | 4.5 | 5.0 | 5.5 | V |
動作温度 | TOPR | 結露無きこと | 0 | 60 | °C | |
動作湿度 | HOPR | 結露無きこと | 85 | % |
使用上の注意
TWELITE の設定変更について
周波数チャネルなどの設定変更は ESP32 から行います。他製品のように 7Pインタフェースからインタラクティブモードを使用することはできません 。ESP32 向けに用意された TWELITE 専用の Arduino ライブラリを使って設定 します。
※ TWELITE 側の 7P インタフェースは、SPOT 専用の親機アプリのアップデートにのみ使用します。
7Pインタフェースについて
7Pインタフェースからは電源を供給できません。TWELITE R シリーズを接続する際にも、USB-C コネクタから電源を供給してください。
USB 電源について
5V / 1A 以上供給でき、ノイズの少ない AC アダプターを使用してください。
PCとの接続方法
ESP32 のファームウェアを書き換える際は、TWELITE SPOT のフタを外し、下図のように TWELITE R3 / R2 を 7P インターフェイス (ESP
と記載のある側) に接続してください。

ESP32 の接続

TWELITE の接続
設置について
なるべく以下の条件を満足してください。
- アンテナ方向マークを天地方向に向けること
- アンテナ方向マークを上にして設置することが望ましいですが、下側にしても著しい影響はありません。
- TWELITE SPOT のアンテナ方向マークと子機のアンテナ方向マークの方向を揃えること
- TWELITE SPOT と子機の間に遮蔽物を置かないこと
廃棄について
この装置を廃棄する場合は、地方自治体の条令、規則に従って処理してください。 詳しくは各地方自治体にお問い合せください。
改訂履歴
バージョン | 日付 | 概要 |
---|---|---|
1.0.1 | 2023/06/14 | 使用上の注意を追加 |
1.0.0 | 2023/05/15 | 初期バージョン |
12 - アンテナ
12.1 - 逆F型基板アンテナパターン
12.1.1 - 逆F型基板アンテナ データシート
製品概要
TWELITEシリーズ専用、小型タグ向けの基板アンテナ。
特徴
- プリント基板(FR-4)上の銅箔パターンで構成され、小型・薄型で安価な設計が可能(小型設計の場合、アンテナ特性が良好となる)。
- TWELITEシリーズ(TWE-L-WX / MW-R-WX / MW-G-WX)専用アンテナ(同軸コネクタタイプには接続不可)。
標準的な設置方法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のように垂直に設置する。無指向性に関しては項目「指向性」 を参照のこと。

標準的な設置方法
- 水平に設置した場合、無指向性は得られない。

非標準的な設置方法
外形図・外形寸法・TWELITE 実装図
- 斜線部分:プリント基板に構成される銅箔。
- プリント基板の母材:FR-4(変更不可)
- プリント基板の母材厚さ:0.5[mm]、0.8[mm]、1[mm]、1.6[mm] アンテナパターン、プリント基板の母材厚さ、母材材質は電波認証上の制限があります。詳細は項目「電波認証について」を参照してください。
- アンテナパターンがプリント基板の母材厚さ1[mm]で最適化されているため、母材の厚さが異なると、僅かながら特性が変化します。ただし変化は多くの場合ごく軽微です。理想GNDサイズに基づく基板上での特性パターンでは 1~3[dB] 程度変化が見られます。

外形図・寸法
仕様
型番 | MW-A-P1934 |
---|---|
利得 | 公称 2.8 [dBi] <注1> |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合がある。
指向性
指向性測定方法1(標準的な設置方法)
- 垂直面を測定

垂直面を測定
- 垂直面指向性
最大値 | 最小値 | 平均値 |
---|---|---|
-1.92 [dB] | -3.27 [dB] | -2.52 [dB] |

垂直面指向性
- 測定対象の回転方向と測定時の角度

測定対象の回転方向と測定時の角度
指向性測定方法2
- 水平面を測定

水平面を測定
- 水平面指向性
最大値 | 最小値 | 平均値 |
---|---|---|
-1.8 [dB] | -11.64 [dBi] | -4.88 [dBi] |

水平面指向性
- 測定対象の回転方向と測定時の角度

測定対象の回転方向と測定時の角度
注:指向性チャートの 0 [dB] は標準的なダイポールアンテナの利得です。 注:TWELITEを 32.75 [mm] × 26.00 [mm]、母材厚さ 1[mm] のプリント基板に実装して利得・指向性を測定。
電波認証について
電波認証上、アンテナパターン、プリント基板の母材材質、母材厚さには制限があります。
日本国内では下記の条件で電波認証の申請を行っております。
- アンテナパターン:上記<図:外形図・寸法>のデザイン
- プリント基板の母材材質:FR-4
- プリント基板の母材厚さ:0.5 [mm]、0.8 [mm]、1.0 [mm]、1.6 [mm]
- 対象モジュール:TWE-L-WX、MW-R-WX、MW-G-W
日本国外(FCC、CE)下記の条件で電波認証の申請を行っております。
- アンテナパターン:上記<図:外形図・寸法>のデザイン
- プリント基板の母材材質:FR-4
- プリント基板の母材厚さ:1 [mm]
- 対象モジュール:TWE-L-WX
詳細は下記URLを参照してください。
https://twelite.gitbook.io/general/radio-cert/design-revf-ant
12.2 - マッチ棒アンテナ
12.2.1 - マッチ棒アンテナ データシート
製品概要
TWELITE シリーズ専用、マッチ棒アンテナ。
主な特徴
- TWELITE トワイライト、ワイヤアンテナタイプ専用アンテナ。(同軸コネクタタイプには接続不可。)
- 折り曲げて使用することも可能。(直立させた場合、よりダイポールに近い特性となる。)
- 環境への考慮:RoHS
標準的な設置法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のようにマッチ棒アンテナを垂直に設置します。
- マッチ棒アンテナを水平に設置した場合、無指向性がえられません。
外観寸法
- 外形図・寸法
- MW-A-W0 実装図
実装例
- <図7~8>のプリント基板の形状・デザイン・基板圧は一例であり、用途に応じ変更可能です。 アンテナ性能を確保するため通常は TWELITE 搭載側の面に配線・電子部品(センサー・スイッチなど)を配置し、TWELITE搭載側の逆面に、ベタGND、電池ホルダーを配置します。
- <図7~8>は透視図です。
プリント基板(FR-4 t=1.6)の実装例
仕様
型番 | MW-A-W0 |
---|---|
利得 | 公称 2.0 [dBi] <注1> |
使用温度範囲 | 電線:-40 |
接続方法 | ワイヤアンテナ端子に挿入後、半田付けして使用する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合があります。
指向性
- 指向性測定方法 1(標準的な設置方法)

最大値:-0.8[dB] 最小値:-1.4[dB] 平均値:-1.2[dB]
- 指向性測定方法 2

最大値:-0.6[dB] 最小値:-17.4[dB] 平均値:-3.8[dB]
注3:指向性チャートの0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
注4:TWELITEを<図7~8>のプリント基板(ベタGNDサイズ30[mm]×30[mm])に実装して利得・指向性を測定。
備考
- 利得・指向性は、TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズ・外部配線・電池・電子部品(センサー・スイッチ)等の配置で変化します。
- MW-A-W0の周囲に金属製の部品、配線等が配置されると、アンテナ特性に大きく影響がある場合があります。比較的影響が小さい一例として、樹脂、配線の無いプリント基板(厚さ:1~1.6[mm]程度、材質:FR-4等)、樹脂ネジ等が挙げられます。
- ケースに入れ使用する場合、ケースの厚さは1.5~2[mm]程度、材質はABS樹脂・ポリカネードを推奨します。
- TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズは、20[mm]×20[mm]~40[mm]×40[mm]程度をお勧めします。
12.2.2 - マッチ棒アンテナ データシート
製品概要
TWELITE シリーズ専用、マッチ棒アンテナ。
主な特徴
- TWELITE トワイライト、ワイヤアンテナタイプ専用アンテナ。(同軸コネクタタイプには接続不可。)
- 折り曲げて使用することも可能。(直立させた場合、よりダイポールに近い特性となる。)
- 環境への考慮:RoHS
標準的な設置法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のようにマッチ棒アンテナを垂直に設置します。
- マッチ棒アンテナを水平に設置した場合、無指向性がえられません。
外観寸法
- 外形図・寸法
- MW-A-W0 実装図
実装例
- <図7~8>のプリント基板の形状・デザイン・基板圧は一例であり、用途に応じ変更可能です。 アンテナ性能を確保するため通常は TWELITE 搭載側の面に配線・電子部品(センサー・スイッチなど)を配置し、TWELITE搭載側の逆面に、ベタGND、電池ホルダーを配置します。
- <図7~8>は透視図です。
プリント基板(FR-4 t=1.6)の実装例
仕様
型番 | MW-A-W0 |
---|---|
利得 | 公称 2.0 [dBi] <注1> |
使用温度範囲 | 電線:-40 |
接続方法 | ワイヤアンテナ端子に挿入後、半田付けして使用する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合があります。
指向性
- 指向性測定方法 1(標準的な設置方法)

最大値:-0.8[dB] 最小値:-1.4[dB] 平均値:-1.2[dB]
- 指向性測定方法 2

最大値:-0.6[dB] 最小値:-17.4[dB] 平均値:-3.8[dB]
注3:指向性チャートの0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
注4:TWELITEを<図7~8>のプリント基板(ベタGNDサイズ30[mm]×30[mm])に実装して利得・指向性を測定。
備考
- 利得・指向性は、TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズ・外部配線・電池・電子部品(センサー・スイッチ)等の配置で変化します。
- MW-A-W0の周囲に金属製の部品、配線等が配置されると、アンテナ特性に大きく影響がある場合があります。比較的影響が小さい一例として、樹脂、配線の無いプリント基板(厚さ:1~1.6[mm]程度、材質:FR-4等)、樹脂ネジ等が挙げられます。
- ケースに入れ使用する場合、ケースの厚さは1.5~2[mm]程度、材質はABS樹脂・ポリカネードを推奨します。
- TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズは、20[mm]×20[mm]~40[mm]×40[mm]程度をお勧めします。
12.3 - カギ型アンテナ
12.4 - ハテナ型アンテナ
12.5 - 筐体内組込み型平面アンテナ
12.6 - 筐体内組込み型平面アンテナ
12.7 - 筐体内組込み型平面アンテナ
12.7.1 - 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
概要
TWELITEシリーズ同軸コネクタ専用、筐体内組込みアンテナ。
特徴
- 通常のアンテナでは、縦波(垂直偏波)を取り扱う場合、垂直に立て、設置する必要がありますが、本製品はヘンテナ方式であり、横方向に設置した場合、両面から縦波(垂直偏波)を放射します。
- 本製品には両面テープが貼付けされており、ABS樹脂ケースの内部に貼付け可能です。通信相手に向けて電波を放射する、突起物の無いリモコンの様な使用方法に向いてます。

特徴
標準的な設置方法
- 本製品の面側を通信相手に向け、水平に設置してください。
水平に設置した場合でも、端面側を対象物に向けた場合、通信が不安定となる場合があります。

標準的な設置方法
- 垂直に設置した場合、通信相手との通信が不安定となります。

非標準的な設置方法
外形図・外形寸法
外形図

外形図
外形寸法

外形寸法

同軸コネクタ接続後の全体厚さ
仕様
型式 | MW-A-P1447-10 |
---|---|
利得 | 2.95 [dBi] <注1> |
コネクタ | 第一精工株式会社製 MHF I PLUG |
使用温度範囲 | -40 [℃] ~ 90 [℃] (両面テープ -10 [℃] ~ 60 [℃]) |
ケーブル曲げ特性 | 最小曲げ半径 14[mm] |
コネクタ勘合回数 | 25回 |
両面テープ | 積水化学工業株式会社製 #5782 |
備考 | 裏面に両面テープ付き。1)厚さ 2 [mm] 程度のABS樹脂に貼付することを推奨する。2)常温で貼付することを推奨する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、指向性チャートの最大値と異る場合があります。
指向性
- 指向性測定方法1(標準的な設置方法) ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法1
最大値 | 最小値 | 平均値 | 半値角 |
---|---|---|---|
-0.59 [dB] | -6.40 [dB] | -3.24 [dB] | 約110°(注2) |
- 指向性測定方法2 ※ケーブル付属側が180°方向

指向性測定方法2
最大値 | 最小値 | 平均値 | |
---|---|---|---|
-14.31 [dB] | -18.70 [dB] | -16.59 [dB] |
- 指向性測定方法3 ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法3
最大値 | 最小値 | 平均値 | |
---|---|---|---|
-15.00 [dB] | -20.17 [dB] | -17.11 [dB] |
- 指向性測定方法4 ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法4
最大値 | 最小値 | 平均値 | 半値角 |
---|---|---|---|
-0.53 [dB] | -17.68 [dB] | -4.98 [dB] | 約100°(注2) |
注2:ロゴ側、半面のピーク値を基準とした半値角です。逆面、半面の半値角もほぼ同等となります。
注3:指向性チャートの 0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
接続方法
下図のように、TWELITE と本製品の同軸コネクタの中心を合わせて平行とした状態で、先端部のみ嵌めて位置決めします。

正しい接続方法1

正しい接続方法2
下図のように、同軸コネクタ同士がずれた状態で接続すると、同軸コネクタが破損する原因となります。

誤った接続方法1

誤った接続方法2
下図に示す同軸コネクタのセンターを指先で真上から徐々に押し、「カチッ」という音がすると接続完了です。

接続時
備考
コネクタの取り外しは、第一精工株式会社製の挿入抜去 JIG(P/N:90224-001)を使用することを推奨します。 ※ 最新の挿入抜去 JIG に関しては、第一精工株式会社にお問合せください。
ABS製樹脂ケースへの取り付け例を示します。

樹脂ケース内への取り付け