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アンテナ
- 1: 逆F型基板アンテナパターン
- 1.1: 逆F型基板アンテナ データシート
- 2: マッチ棒アンテナ
- 2.1: マッチ棒アンテナ データシート
- 2.2: マッチ棒アンテナ データシート
- 3: カギ型アンテナ
- 3.1: カギ型アンテナ データシート
- 4: ハテナ型アンテナ
- 4.1: ハテナ型アンテナ データシート
- 5: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 5.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 6: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 6.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 7: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 7.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 8: 筐体内組込み型平面アンテナ
- 8.1: 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
- 9: 屋内可倒式アンテナ
- 9.1: 屋内可倒式アンテナ データシート
- 10: 防水可倒式アンテナ(114)
- 10.1: 防水可倒式アンテナ データシート
- 10.2: 防水可倒式アンテナ データシート
- 11: 防水可倒式アンテナ(123)
- 11.1: 防水可倒式アンテナ データシート
- 12: 両偏波パッチアンテナ
- 12.1: 両偏波パッチアンテナ データシート
- 13: SMA 変換ケーブル
- 13.1: SMA 変換ケーブル データシート
- 14: SMA ケーブル
- 14.1: SMA ケーブル データシート
- 15: SMA ケーブル
- 15.1: SMA ケーブル データシート
1 - 逆F型基板アンテナパターン
1.1 - 逆F型基板アンテナ データシート
製品概要
TWELITEシリーズ専用、小型タグ向けの基板アンテナ。
特徴
- プリント基板(FR-4)上の銅箔パターンで構成され、小型・薄型で安価な設計が可能(小型設計の場合、アンテナ特性が良好となる)。
- TWELITEシリーズ(TWE-L-WX / MW-R-WX / MW-G-WX)専用アンテナ(同軸コネクタタイプには接続不可)。
標準的な設置方法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のように垂直に設置する。無指向性に関しては項目「指向性」 を参照のこと。

標準的な設置方法
- 水平に設置した場合、無指向性は得られない。

非標準的な設置方法
外形図・外形寸法・TWELITE 実装図
- 斜線部分:プリント基板に構成される銅箔。
- プリント基板の母材:FR-4(変更不可)
- プリント基板の母材厚さ:0.5[mm]、0.8[mm]、1[mm]、1.6[mm] アンテナパターン、プリント基板の母材厚さ、母材材質は電波認証上の制限があります。詳細は項目「電波認証について」を参照してください。
- アンテナパターンがプリント基板の母材厚さ1[mm]で最適化されているため、母材の厚さが異なると、僅かながら特性が変化します。ただし変化は多くの場合ごく軽微です。理想GNDサイズに基づく基板上での特性パターンでは 1~3[dB] 程度変化が見られます。

外形図・寸法
仕様
型番 | MW-A-P1934 |
---|---|
利得 | 公称 2.8 [dBi] <注1> |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合がある。
指向性
指向性測定方法1(標準的な設置方法)
- 垂直面を測定

垂直面を測定
- 垂直面指向性
最大値 | 最小値 | 平均値 |
---|---|---|
-1.92 [dB] | -3.27 [dB] | -2.52 [dB] |

垂直面指向性
- 測定対象の回転方向と測定時の角度

測定対象の回転方向と測定時の角度
指向性測定方法2
- 水平面を測定

水平面を測定
- 水平面指向性
最大値 | 最小値 | 平均値 |
---|---|---|
-1.8 [dB] | -11.64 [dBi] | -4.88 [dBi] |

水平面指向性
- 測定対象の回転方向と測定時の角度

測定対象の回転方向と測定時の角度
注:指向性チャートの 0 [dB] は標準的なダイポールアンテナの利得です。 注:TWELITEを 32.75 [mm] × 26.00 [mm]、母材厚さ 1[mm] のプリント基板に実装して利得・指向性を測定。
電波認証について
電波認証上、アンテナパターン、プリント基板の母材材質、母材厚さには制限があります。
日本国内では下記の条件で電波認証の申請を行っております。
- アンテナパターン:上記<図:外形図・寸法>のデザイン
- プリント基板の母材材質:FR-4
- プリント基板の母材厚さ:0.5 [mm]、0.8 [mm]、1.0 [mm]、1.6 [mm]
- 対象モジュール:TWE-L-WX、MW-R-WX、MW-G-WX
日本国外(FCC、CE)下記の条件で電波認証の申請を行っております。
- アンテナパターン:上記<図:外形図・寸法>のデザイン
- プリント基板の母材材質:FR-4
- プリント基板の母材厚さ:1 [mm]
- 対象モジュール:TWE-L-WX
詳細は下記URLを参照してください。
https://twelite.gitbook.io/general/radio-cert/design-revf-ant
2 - マッチ棒アンテナ
2.1 - マッチ棒アンテナ データシート
製品概要
TWELITE シリーズ専用、マッチ棒アンテナ。
主な特徴
- TWELITE トワイライト、ワイヤアンテナタイプ専用アンテナ。(同軸コネクタタイプには接続不可。)
- 折り曲げて使用することも可能。(直立させた場合、よりダイポールに近い特性となる。)
- 環境への考慮:RoHS
標準的な設置法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のようにマッチ棒アンテナを垂直に設置します。
- マッチ棒アンテナを水平に設置した場合、無指向性がえられません。
外観寸法
- 外形図・寸法
- MW-A-W0 実装図
実装例
- <図7~8>のプリント基板の形状・デザイン・基板圧は一例であり、用途に応じ変更可能です。 アンテナ性能を確保するため通常は TWELITE 搭載側の面に配線・電子部品(センサー・スイッチなど)を配置し、TWELITE搭載側の逆面に、ベタGND、電池ホルダーを配置します。
- <図7~8>は透視図です。
プリント基板(FR-4 t=1.6)の実装例
仕様
型番 | MW-A-W0 |
---|---|
利得 | 公称 2.0 [dBi] <注1> |
使用温度範囲 | 電線:-40 |
接続方法 | ワイヤアンテナ端子に挿入後、半田付けして使用する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合があります。
指向性
- 指向性測定方法 1(標準的な設置方法)

最大値:-0.8[dB] 最小値:-1.4[dB] 平均値:-1.2[dB]
- 指向性測定方法 2

最大値:-0.6[dB] 最小値:-17.4[dB] 平均値:-3.8[dB]
注3:指向性チャートの0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
注4:TWELITEを<図7~8>のプリント基板(ベタGNDサイズ30[mm]×30[mm])に実装して利得・指向性を測定。
備考
- 利得・指向性は、TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズ・外部配線・電池・電子部品(センサー・スイッチ)等の配置で変化します。
- MW-A-W0の周囲に金属製の部品、配線等が配置されると、アンテナ特性に大きく影響がある場合があります。比較的影響が小さい一例として、樹脂、配線の無いプリント基板(厚さ:1~1.6[mm]程度、材質:FR-4等)、樹脂ネジ等が挙げられます。
- ケースに入れ使用する場合、ケースの厚さは1.5~2[mm]程度、材質はABS樹脂・ポリカネードを推奨します。
- TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズは、20[mm]×20[mm]~40[mm]×40[mm]程度をお勧めします。
2.2 - マッチ棒アンテナ データシート
製品概要
TWELITE シリーズ専用、マッチ棒アンテナ。
主な特徴
- TWELITE トワイライト、ワイヤアンテナタイプ専用アンテナ。(同軸コネクタタイプには接続不可。)
- 折り曲げて使用することも可能。(直立させた場合、よりダイポールに近い特性となる。)
- 環境への考慮:RoHS
標準的な設置法
- 各方向に同様の電波特性(無指向性)を得るには、図のようにマッチ棒アンテナを垂直に設置します。
- マッチ棒アンテナを水平に設置した場合、無指向性がえられません。
外観寸法
- 外形図・寸法
- MW-A-W0 実装図
実装例
- <図7~8>のプリント基板の形状・デザイン・基板圧は一例であり、用途に応じ変更可能です。 アンテナ性能を確保するため通常は TWELITE 搭載側の面に配線・電子部品(センサー・スイッチなど)を配置し、TWELITE搭載側の逆面に、ベタGND、電池ホルダーを配置します。
- <図7~8>は透視図です。
プリント基板(FR-4 t=1.6)の実装例
仕様
型番 | MW-A-W0 |
---|---|
利得 | 公称 2.0 [dBi] <注1> |
使用温度範囲 | 電線:-40 |
接続方法 | ワイヤアンテナ端子に挿入後、半田付けして使用する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、下記の指向性チャートの最大値と異なる場合があります。
指向性
- 指向性測定方法 1(標準的な設置方法)

最大値:-0.8[dB] 最小値:-1.4[dB] 平均値:-1.2[dB]
- 指向性測定方法 2

最大値:-0.6[dB] 最小値:-17.4[dB] 平均値:-3.8[dB]
注3:指向性チャートの0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
注4:TWELITEを<図7~8>のプリント基板(ベタGNDサイズ30[mm]×30[mm])に実装して利得・指向性を測定。
備考
- 利得・指向性は、TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズ・外部配線・電池・電子部品(センサー・スイッチ)等の配置で変化します。
- MW-A-W0の周囲に金属製の部品、配線等が配置されると、アンテナ特性に大きく影響がある場合があります。比較的影響が小さい一例として、樹脂、配線の無いプリント基板(厚さ:1~1.6[mm]程度、材質:FR-4等)、樹脂ネジ等が挙げられます。
- ケースに入れ使用する場合、ケースの厚さは1.5~2[mm]程度、材質はABS樹脂・ポリカネードを推奨します。
- TWELITEを実装するプリント基板のベタGNDサイズは、20[mm]×20[mm]~40[mm]×40[mm]程度をお勧めします。
3 - カギ型アンテナ
3.1 - カギ型アンテナ データシート
4 - ハテナ型アンテナ
4.1 - ハテナ型アンテナ データシート
5 - 筐体内組込み型平面アンテナ
5.1 - 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
6 - 筐体内組込み型平面アンテナ
6.1 - 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
7 - 筐体内組込み型平面アンテナ
7.1 - 筐体内組込み型平面アンテナ データシート
概要
TWELITEシリーズ同軸コネクタ専用、筐体内組込みアンテナ。
特徴
- 通常のアンテナでは、縦波(垂直偏波)を取り扱う場合、垂直に立て、設置する必要がありますが、本製品はヘンテナ方式であり、横方向に設置した場合、両面から縦波(垂直偏波)を放射します。
- 本製品には両面テープが貼付けされており、ABS樹脂ケースの内部に貼付け可能です。通信相手に向けて電波を放射する、突起物の無いリモコンの様な使用方法に向いてます。

特徴
標準的な設置方法
- 本製品の面側を通信相手に向け、水平に設置してください。
水平に設置した場合でも、端面側を対象物に向けた場合、通信が不安定となる場合があります。

標準的な設置方法
- 垂直に設置した場合、通信相手との通信が不安定となります。

非標準的な設置方法
外形図・外形寸法
外形図

外形図
外形寸法

外形寸法

同軸コネクタ接続後の全体厚さ
仕様
型式 | MW-A-P1447-10 |
---|---|
利得 | 2.95 [dBi] <注1> |
コネクタ | 第一精工株式会社製 MHF I PLUG |
使用温度範囲 | -40 [℃] ~ 90 [℃] (両面テープ -10 [℃] ~ 60 [℃]) |
ケーブル曲げ特性 | 最小曲げ半径 14[mm] |
コネクタ勘合回数 | 25回 |
両面テープ | 積水化学工業株式会社製 #5782 |
備考 | 裏面に両面テープ付き。1)厚さ 2 [mm] 程度のABS樹脂に貼付することを推奨する。2)常温で貼付することを推奨する。 |
注1:各方向を測定した際の測定値に基づいた電波認証申請値であり、指向性チャートの最大値と異る場合があります。
指向性
- 指向性測定方法1(標準的な設置方法) ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法1
最大値 | 最小値 | 平均値 | 半値角 |
---|---|---|---|
-0.59 [dB] | -6.40 [dB] | -3.24 [dB] | 約110°(注2) |
- 指向性測定方法2 ※ケーブル付属側が180°方向

指向性測定方法2
最大値 | 最小値 | 平均値 | |
---|---|---|---|
-14.31 [dB] | -18.70 [dB] | -16.59 [dB] |
- 指向性測定方法3 ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法3
最大値 | 最小値 | 平均値 | |
---|---|---|---|
-15.00 [dB] | -20.17 [dB] | -17.11 [dB] |
- 指向性測定方法4 ※ロゴ側が180°方向

指向性測定方法4
最大値 | 最小値 | 平均値 | 半値角 |
---|---|---|---|
-0.53 [dB] | -17.68 [dB] | -4.98 [dB] | 約100°(注2) |
注2:ロゴ側、半面のピーク値を基準とした半値角です。逆面、半面の半値角もほぼ同等となります。
注3:指向性チャートの 0[dB]は標準的なダイポールアンテナの利得です。
接続方法
下図のように、TWELITE と本製品の同軸コネクタの中心を合わせて平行とした状態で、先端部のみ嵌めて位置決めします。

正しい接続方法1

正しい接続方法2
下図のように、同軸コネクタ同士がずれた状態で接続すると、同軸コネクタが破損する原因となります。

誤った接続方法1

誤った接続方法2
下図に示す同軸コネクタのセンターを指先で真上から徐々に押し、「カチッ」という音がすると接続完了です。

接続時
備考
コネクタの取り外しは、第一精工株式会社製の挿入抜去 JIG(P/N:90224-001)を使用することを推奨します。 ※ 最新の挿入抜去 JIG に関しては、第一精工株式会社にお問合せください。
ABS製樹脂ケースへの取り付け例を示します。

樹脂ケース内への取り付け