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TWE-EH SOLAR

最新版
TWE-EH SOLAR(エナジーハーベスト・ソーラー)は光のエネルギーを電力に変換し、 TWELITE トワイライト の電源として使用するための電源管理モジュールです。電池の代わりに使用して、 TWELITE トワイライト を動作させることができます。

光の力で電波を飛ばす!

TWELITE シリーズ専用! エナジーハーベスト制御基板 TWE-EH-S

ピンヘッダ実装済TWE-EH-S-DI

ピンヘッダ実装済
TWE-EH-S-DI

ピンヘッダ未実装TWE-EH-S-DP

ピンヘッダ未実装
TWE-EH-S-DP

この度は、当社製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

特徴

  • TWELITE モジュールと組み合わせて使用するエナジーハーベスト制御基板です。
  • ソーラーパネルのエネルギーをコンデンサに蓄電し、そのエネルギーを利用して、ごく短い間無線モジュールを動作させます。
  • 余剰エネルギーを蓄電デバイス(電気二重層コンデンサ)へ充電する回路が内蔵されていますので、ソーラーパネルが発電しない夜間でも継続的に動作できます。
  • 外部回路や追加抵抗により、様々なソーラーパネルを利用できます。

使用上の注意

この評価基板は、TWELITE モジュールと組み合わせて使う事を前提としています。

ソフトウェアの入手

無線タグアプリ(App_Tag)のファームウェアを TWELITE に書き込んでください。

利用できるソーラーパネル

目安として、開放電圧 4V~6V 、最大出力電力 300mW 以下のソーラーパネルを使用できます。

最大出力電力が 10mW 以上のソーラーパネルを利用するには、追加の抵抗 \(R_{EX}\) を TWE_VCCEX_REG 間へ接続してください。過電圧や過電流による故障や発火を防ぎます。

追加の抵抗 \(R_{EX}\) の値は下記の式で求められます。

$$R_{EX} [Ω] \leqq \frac{11.5}{ソーラーパネルの最大出力電力 [mV]} \times 1000$$

まずは動かしてみましょう!

簡易ワイヤレス温度計

以下のような回路を構成してください。

送信側の回路の例

送信側の回路の例

TWELITE モジュールに無線タグアプリ(App_Tag)を書き込み、センサ種別を 0x11 LM61 アナログ温度センサ に設定することで、データの送信を行えます。

親機には、親機・中継機アプリ (App_Wings)を書き込み、周波数チャネルとアプリケーションIDを合わせてください。

動作の仕組み

各ピンの電圧の変化

各ピンの電圧の変化

  1. ソーラーパネルのエネルギーは、内蔵のコンデンサ C1 (220uF) へ充電されます。
  2. C1の電圧 \(V_{C1}\) が 約2.9V \(=V_{ON}\) になると、TWE_VCCGND と接続され、TWELITE が動作を開始します。
  3. TWELITE は起動直後、すみやかに DO1 \(V_{BOOT}\) の出力を Low にします。
  4. TWELITE は無線送信します。
  5. 無線送信後、TWELITE はスリープ状態になります。
  6. エネルギーの供給不足により電圧が 約2.0V \(=V_{OFF}\) を下回ると、TWELITE は動作を停止します。DO1 \(V{BOOT}\) の Low 出力が解除され、1. へ戻ります。

4’ および 5’ では、スリープ復帰後に無線送信をして、再びスリープする動作を繰り返します。

ピン配置

信号名ピン番号ピン番号信号名
TWE_GND116TWE_VCC
BOOT215EX_REG
BYP314VC2
(-)413RSTN
(-)512C2+
(-)611(-)
(-)710EX_C1+
(-)89(+)

TWE_GND

TWELITE の GND へ接続します。

BOOT

TWELITE の DO1 へ接続します。

無線タグアプリの場合。act 等の場合は、任意のピンへ接続

TWELITE の起動後、速やかに Low 状態とします。電圧条件は、TWELITE に従います。

BYP

TWELITE の DO2 へ接続します。

無線タグアプリの場合。act 等の場合は、任意のピンへ接続

High 状態にすると、蓄電デバイスと TWE_VCC 間に接続されているダイオードをバイパスします。

蓄電デバイスが 2.3V の状態で TWELITE へ電源を供給すると、ダイオードの電圧降下により TWE_VCC は 約2.0V になり動作を停止します。バイパスを行うと、蓄電デバイスの電圧が 約2.0V に降下するまで TWELITE を動作できます。電圧条件は TWELITE に従います。

GND / (-)

ソーラーパネル、蓄電デバイス、EX_C1 に追加したコンデンサのマイナス端子を接続します。

(+)

ソーラーパネルのプラス端子を接続します。

EX_C1+

内蔵コンデンサ C1 (220uF) のプラス端子に接続されています。

EX_C1+GND 間にコンデンサを追加すると、内蔵コンデンサ C1 (220uF) と並列に接続されることで、容量を増やすことができます。電圧の範囲は 0-3.6V です。

C2+

C2+GND 間に余剰エネルギーを充電する蓄電デバイスを接続します。電圧の範囲は 0-3.6V です。

接続については、夜も動くようにする!をご覧ください。

RSTN

TWELITE の動作状態を示します。(Hi:動作中、Low:停止中)

VC2

蓄電デバイスの充電状況をモニターする場合、TWELITE の AI1 に接続します。

無線タグアプリの場合。act 等の場合は、任意のピンへ接続

VC2 は、C2+ の電圧を抵抗2個(10MΩ)で分圧しています。さらに、TWELITE の電圧測定を安定させるため、VC2TWE_GND 間に 0.1uF のコンデンサを接続しています。TWELITE の VC2 の読み取り値を2倍すると、蓄電デバイスの電圧を取得できます。

EX_REG

利用できるソーラーパネルをご覧ください。

TWE_VCC

TWELTIE の VCC に接続します。

夜も動くようにする!

簡易ワイヤレス計(余剰エネルギー充電回路あり)

C1 のみでは無線モジュールの動作する時間は限られてしまいますが、EX_C1+ にコンデンサを追加することで、動作時間を延ばすことができます。

送信側の回路の例

送信側の回路の例