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2024-12-02 現在

TWELITE DIP

無線マイコンモジュール

TWELITE DIPはTWELITEを2.54mmピッチの基板に搭載した28ピンDIP型です。手作業での配線が容易です。

汎用基板やソケット、ブレッドボードに直接搭載でき、試作や小規模ロット生産に適しています。

1 - TWELITE DIP (BLUE / RED) 無線マイコン

型式 TWE-L-D(I/P)-(W/U) / MW-R-D(I/P)-(W/U)
TWELITE DIP (BLUE / RED) は、第1世代の TWELITE シリーズを利用した無線マイコンモジュールです。

1.1 - TWELITE DIP 無線マイコン データシート

最新版

TWELITE DIP BLUE (認証型式:TWE-001 Lite)/TWELITE DIP RED (認証型式:TWELITE RED) は扱いやすいDIP形状にしたTWELITEで、超低消費電力かつ高性能なマイコン、フラッシュメモリ、IEEE802.15.4準拠の高性能無線を備えます。

電源とセンサーなどを接続し、フラッシュメモリ、EEPROMにプログラムを格納することで動作させられます。

SPI、I2C、UARTをサポートしており、様々なセンサーやマイコンなどと接続可能です。

日本国内での認証を取得しておりますので、すぐに製品化が可能です。

特徴

  • 世界標準規格であるIEEE802.15.4に準拠
  • 弊社独自のプロトコルスタック“TWELITE NET”が利用可能
  • 2.54mmピッチ28ピン(600mil)DIP型ICの形状
  • チップ性能を最大限に引き出す基板設計により長距離でも安定した通信が可能
  • 32KB の RAM、160KB/512KB のフラッシュメモリを備え高性能な通信用アプリケーションソフトウェアの動作が可能
  • 待機時の電流が0.1μA (RAMOFFスリープ時)と非常に少ないため電池寿命を延ばすことが可能
  • 4個または6個のADコンバータ、1個のコンパレータ、20個の汎用入出力ポートといった豊富なI/Oを内蔵しセンサー等を直接接続可能
  • フラッシュメモリを内蔵しておりファームウェアの変更が可能
  • 無償で入手可能なGNUベースの開発環境によりファームウェア開発が可能
  • 強力な128-bit AES 暗号化技術によりセキュリティを保つことが可能
  • 日本国内のARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済みであるため免許や新たな申請の必要なく使用が可能
  • RoHS対応により新環境基準に準拠

仕様

製品型番

TWELITE DIP BLUEおよび、TWELITE DIP REDは下表で示すようなバリエーションがあります。用途に合わせて最適なものを選択してください。

販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。

TWELITE通称販売コードアンテナ備考
TWELITE DIP BLUETWE-L-DI-Wマッチ棒アンテナタイプピンヘッダ実装済み
TWE-L-DP-Wピンヘッダ未実装
TWE-L-DI-U同軸コネクタタイプピンヘッダ実装済み、アンテナ別
TWE-L-DP-Uピンヘッダ未実装、アンテナ別
TWELITE DIP REDMW-R-DI-Wマッチ棒アンテナタイプピンヘッダ実装済み
MW-R-DI-Wピンヘッダ未実装
MW-R-DI-U同軸コネクタタイプピンヘッダ実装済み、アンテナ別
MW-R-DI-Uピンヘッダ未実装、アンテナ別

無線部

TWELITE DIP BULETWELITE DIP RED備考
通信方式2.4GHz
IEEE 802.15.4準拠
2.4GHz
IEEE 802.15.4準拠
プロトコルスタックTWELITE NET および
IEEE 802.15.4 MAC
TWELITE NET および
IEEE 802.15.4 MAC
通信速度最大250kbps最大250kbps
変調方式O-QPSK, DSSSO-QPSK, DSSS
チャネル数1616国によっては異なります
送信出力2.5dBm9.19dBm25℃,3V
受信感度-95dBm-96dBm25℃,3V,typ
送信電流15.3mA23.3mA25℃,3V,typ 最大出力時
-14.0mA3dBm出力時
受信電流17.0mA14.7mA25℃,3V,typ

マイコン部

  • 32 ビット RISC プロセッサ
  • 可変クロックにより消費電力の最適化が可能
  • RAM:32kBytes
  • EEPROM:4kBytes
  • フラッシュメモリ:TWELITE DIP BLUE 160kBytes/TWELITE DIP RED 512kBytes
  • ウォッチドッグタイマー、ブラウンアウト検出
  • ブロック(デジタル/アナログ/RAM/無線)ごと、きめ細かい電源制御が可能
  • AES 128bit 暗号回路、16bit 乱数生成機 内蔵

インターフェイス

備考
ADC4/610bit TWELITE BLUEは4ポート、TWELITE REDは6ポート
PWM4
タイマ/PWM1PWM, Δ∑など5モード。16MHz, 16bit精度
パルスカウンタ2スリープ状態で稼働可能。最大100kHz, 16bit
UART216550A 互換
SPI
マスター/スレーブ
13チップセレクト、最大16MHz
コンパレータ1
2線シリアル
マスター・スレーブ
(I2C、SMBUS 互換)
1最大100kHzまたは400kHz、7/10bitアドレスモード
汎用デジタル20他の I/F と共用
  • 多くは共用ピンであるため、組み合わせによっては利用できない場合があります。

認証など

TWELITE DIP BLUETWELITE DIP RED
認証型式TWE-001 LiteTWELITE RED
工事設計認証番号007-AB0031007-AF0062
FCC ID2AINN-L1-
IC ID21544-L1-
備考RoHS対応RoHS対応

※1. 海外で TWELITE を使用する場合、使用できるアンテナなどの各種制限がございますので、開発初期段階で弊社までご確認お願いいたします。

※2. 使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要である場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。

輸出時の注意点

  • TWELITE に内蔵されている AES 128bit の暗号化回路が該非判定の該当品となります。輸出される際は該非判定書を発行いたしますので弊社までお問い合わせください。
  • 輸出国によっては TWELITE が輸出国で電波認証が取得できていないと通関できない場合があります。輸出国ごとの規制に関してはお問い合わせください。

製品上の表示

製品には製品ロゴ、認証番号などの表示がありますが、予告なく変更される場合があります。

ブロック図

TWELITE DIPシリーズのブロック図

TWELITE DIPシリーズのブロック図

外形寸法

TWE-L-DI-W の外形図

TWE-L-DI-W の外形図

外形寸法重量備考
35.56mm x 17.8mm x 3.5mm2.2gアンテナ、コネクタ、端子除く

ピン割り当て

ピン番号

ピン番号とピン割り当て

ピン番号とピン割り当て

ピン割り当て

#(※1)IO名(※2)機能割り当て(※3)代替割り当て(※4)超簡単!標準アプリの機能名(※5)
1GNDGND
2DIO14SIF_CLKTXD1TXD0SPISEL1SCL
3DIO7RXD0PWM3RX
4DIO5RTS0PWM1PC1PWM1
5DIO18SPIMOSIDO1
6DO0SPICLKPWM2(※6)PWM2
7DO1SPIMISOPWM3(※6)PWM3
8DIO19SPISEL0DO2
9DIO4CTS0TIM0OUTPC0DO3
10DIO6TXD0PWM2TX
11DIO8TIM0CK_GTPC1PWM4PWM4
12DIO9TIM0CAP32KTALINRXD1DO4
13DIO10TIM0OUT32KTALOUTM1
14GNDGND
15DIO12PWM2CTS0DI1
16DIO13PWM3RTS0DI2
17DIO11PWM1TXD1DI3
18DIO16COMP1PSIF_CLKDI4
19DIO15SIF_DRXD1RXD0SPISEL2SDA
20DIO17COMP1MPWM4SIF_DBPS
21RESETNRESETNRST
22ADC1AI1
23DIO0SPISEL1ADC3AI2
24ADC2VREFAI3
25DIO1SPISEL2ADC4PC0AI4
26DIO2ADC5(※7)TIM0CK_GTM2
27DIO3ADC6(※7)TIM0CAPM3
28VCCVCCVCC

※1. ピンの番号です。TWELITE(SMD版)とピンの番号の数や割り当てが違います。ピンを特定するには通常IO名を用います。

※2. ピンの定義名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発などで利用され、弊社技術サポートでも原則としてピンについては、IO名を用いてご案内いたします。

※3. 各ピンは、単純な入力出力やアナログ入力として利用できますが、APIを通じて初期化することでそれ以外の機能を割り当てることができます。本表では代表的な機能を列挙します。

※4. APIを通じて初期化することで代替割り当てのピンに機能を移動することができます。本表では代替割り当てしたときの代表的な機能を列挙します。

※5. 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)で使用されるアプリ特有のピン名称です。IO名と似ていますが混乱しないようにしてください。

※6. PWM2,3 は DIO6,7 または DIO12,13 の割り当てを解放し DO0,1 に割り当て可能です。

※7. ADC5,6はTWELITE REDのみ使用可能です。

機能紹介

信号名機能
PCパルスカウンタ
SPICLKSPIクロック
SPISELSPIセレクト出力
SPIMISOSPIコントローラ入力(SDI)
SPIMOSISPIコントローラ出力(SDO)
TIM0CK_GTタイマクロック,ゲート入力
TIM0CAPタイマキャプチャ入力
TIM0OUTタイマPWM出力
32KTALINクリスタル入力
32KTALOUTクリスタル出力
VREF基準電圧
COMP1Mコンパレータ+入力
COMP1Pコンパレータ-入力
SIF_D2線シリアルデータ
SIF_CLK2線シリアルクロック
RXDUART RX
TXDUART TX
RTSUART RTS
CTSUART CTS
PWMパルス幅変調出力

特殊ピンの取り扱い

DO0 (機能名:SPICLK)

本ピンは出力として利用されるピンです。 外部からの電圧印加を行う と(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。

DO1 (機能名:SPIMISO)

本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。本ピンの 始動時の電圧 に気をつけてください。

DIO0 (機能名:ADC3)、DIO1 (機能名:ADC4)

これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、 AD読み出し時に内部プルアップを無効 にしておく必要があります。

ADC2

ADC2は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。なお、 基準電圧を出力するピンはありません。

GND

1,14 ピンの 両方を GND に接続することを推奨しますが、どちらかは未接続での運用も可能です。どちらかが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。

絶対最大定格

MinMax
電源(VCC)-0.33.6V
アナログIO(VREF/ADC)-0.3VCC+0.3V
デジタルIO-0.3VCC+0.3V

特性

推奨動作条件

記号条件mintypmax
電源供給電圧VCC2.03.03.6V
始動電圧Vboot2.05V
動作温度TOPR結露なきことTWELITE DIP BLUE-4025105(※1)
90(※2)
TWELITE DIP RED-302590
動作湿度HOPR結露なきこと85%RH

※ 数値は半導体データシートに基づく。
※1 TWE-L-WXの最大動作温度
※2 TWE-L-Uの最大動作温度

DC特性

記号条件mintypmax
消費電流ICCスリープ
(RAMOFF タイマなし)
TWELITE DIP BLUE0.1uA
TWELITE DIP RED0.1uA
スリープ
(タイマ)
TWELITE DIP BLUE1.5uA
TWELITE DIP RED1.5uA
Tx (CPU doze)TWELITE DIP BLUE15.3mA
TWELITE DIP RED23.3mA
TWELITE DIP RED
(3dBm出力時)
14.0mA
Rx (CPU doze)TWELITE DIP BLUE17.0mA
TWELITE DIP RED14.7mA
送信出力PoutTWELITE DIP BLUE+0.52.5dBm
TWELITE DIP RED9.14dBm
受信感度TWELITE DIP BLUE-95dBm
TWELITE DIP RED-96dBm

※数値は半導体データシートに基づく。

I/O特性

記号条件mintypmax
DIO内部プルアップ405060
DIO Hi入力VIHVCCx0.7VCCV
DIO Lo入力VIL-0.3VCCx0.27V
DIO入力ヒステリシス200310400mV
DIO Hi 出力VOHTWELITE DIP BLUEVCCx0.8VCCV
TWELITE DIP REDVCC-0.4
DIO Lo出力VOL00.4V
DIO負荷、吸込電流IOLVCC 2.7~3.6V4mA
VCC 2.2~2.7V3mA
VCC 2.0~2.2V2.5mA

※数値は半導体データシートに基づく。

ADC特性

記号条件mintypmax
リファレンス電圧VREF1.1981.2351.260V
ADC 解像度10Bits
ADC 積分非直線性±1.6, ±1.8LSB
ADC 微分非直線性-0.50.5LSB
ADC オフセット誤差0~VREF-10mV
0~2VREF-20
ADC ゲイン誤差TWELITE DIP BULE
0~VREF
+10mV
TWELITE DIP BULE
0~2VREF
+20
TWELITE DIP RED
0~VREF
-10
TWELITE DIP RED
0~2VREF
-20
ADC クロック0.25,0.5, 1.0MHz
ADC 入力レンジ0.04VREF2xVREFV

※数値は半導体データシートに基づく。

使用上の注意

保管

高温・高湿を避けて保管のこと、製品は納入後6ヶ月以内にご使用ください。

一般事項

当社製品のご使用にあたりましては、実際に貴社使用環境にて、評価、確認を必ず行ってください。

高信頼性を必要とされる用途、人命に関わる用途などに、ご使用になる場合は事前に、購入先にお問い合わせください。

改訂履歴

バージョン改定日時改定内容
2.0.12024/11/12消費電流の単位の誤記を修正
2.0.02024/07/12基板のデザイン変更に伴う更新
1.1.12024/03/04ピン割り当て表の注釈を修正
1.1.02024/02/27新サイトへ移行
1.0.22018/11/5表6の説明の追加
1.0.12018/3/13ピン割り当て表の誤記を訂正
1.0.02018/2/6初期バージョン

1.2 - TWELITE DIP 無線マイコン データシート

v1.1.1

TWELITE DIP BLUE (認証型式:TWE-001 Lite)/TWELITE DIP RED (認証型式:TWELITE RED) は扱いやすいDIP形状にしたTWELITEで、超低消費電力かつ高性能なマイコン、フラッシュメモリ、IEEE802.15.4準拠の高性能無線を備えます。

電源とセンサーなどを接続し、フラッシュメモリ、EEPROMにプログラムを格納することで動作させられます。

SPI、I2C、UARTをサポートしており、様々なセンサーやマイコンなどと接続可能です。

日本国内での認証を取得しておりますので、すぐに製品化が可能です。

特徴

  • 世界標準規格であるIEEE802.15.4に準拠
  • 弊社独自のプロトコルスタック“TWELITE NET”が利用可能
  • 2.54mmピッチ28ピン(600mil)DIP型ICの形状
  • チップ性能を最大限に引き出す基板設計により長距離でも安定した通信が可能
  • 32KB の RAM、160KB/512KB のフラッシュメモリを備え高性能な通信用アプリケーションソフトウェアの動作が可能
  • 待機時の電流が0.1μ A (RAMOFFスリープ時)と非常に少ないため電池寿命を延ばすことが可能
  • 4個または6個のADコンバータ、1個のコンパレータ、20個の汎用入出力ポートといった豊富なI/Oを内蔵しセンサー等を直接接続可能
  • フラッシュメモリを内蔵しておりファームウェアの変更が可能
  • 無償で入手可能なGNUおよびeclipseベースの開発環境によりファームウェア開発が可能
  • 強力な128-bit AES 暗号化技術によりセキュリティを保つことが可能
  • 日本国内のARIB STD-T66 工事設計認証(技適)を取得済みであるため免許や新たな申請の必要なく使用が可能
  • RoHS対応により新環境基準に準拠

仕様

製品型番

TWELITE DIP BLUEおよび、TWELITE DIP REDは下表で示すようなバリエーションがあります。用途に合わせて最適なものを選択してください。

販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。

TWELITE通称販売コードアンテナ備考
TWELITE DIP BLUETWE-L-DI-Wマッチ棒アンテナタイプピンヘッダ実装済み
TWE-L-DP-Wピンヘッダ未実装
TWE-L-DI-P2次元マッチ棒アンテナタイプピンヘッダ実装済み
TWE-L-DP-Pピンヘッダ未実装
TWE-L-DI-U同軸コネクタタイプピンヘッダ実装済み、アンテナ別
TWE-L-DP-Uピンヘッダ未実装、アンテナ別
TWELITE DIP REDMW-R-DI-Wマッチ棒アンテナタイプピンヘッダ実装済み
MW-R-DI-Wピンヘッダ未実装
MW-R-DI-U同軸コネクタタイプピンヘッダ実装済み、アンテナ別
MW-R-DI-Uピンヘッダ未実装、アンテナ別

無線部

TWELITE DIP BULETWELITE DIP RED備考
通信方式2.4GHz
IEEE 802.15.4準拠
2.4GHz
IEEE 802.15.4準拠
プロトコルスタックTWELITE NET および
IEEE 802.15.4 MAC
TWELITE NET および
IEEE 802.15.4 MAC
通信速度最大250kbps最大250kbps
変調方式O-QPSK, DSSSO-QPSK, DSSS
チャネル数1616国によっては異なります
送信出力2.5dBm9.19dBm25℃,3V
受信感度-95dBm-96dBm25℃,3V,typ
送信電流15.3mA23.3mA25℃,3V,typ 最大出力時
-14.0mA3dBm出力時
受信電流17.0mA14.7mA25℃,3V,typ

マイコン部

  • 32 ビット RISC プロセッサ
  • 可変クロックにより消費電力の最適化が可能
  • RAM:32kBytes
  • EEPROM:4kBytes
  • フラッシュメモリ:TWELITE DIP BLUE 160kBytes/TWELITE DIP RED 512kBytes
  • ウォッチドッグタイマー、ブラウンアウト検出
  • ブロック(デジタル/アナログ/RAM/無線)ごと、きめ細かい電源制御が可能
  • AES 128bit 暗号回路、16bit 乱数生成機 内蔵

インターフェイス

備考
ADC4/610bit TWELITE BLUEは4ポート、TWELITE REDは6ポート
PWM4
タイマ/PWM1PWM, Δ∑など5モード。16MHz, 16bit精度
パルスカウンタ2スリープ状態で稼働可能。最大100kHz, 16bit
UART216550A 互換
SPI
マスター/スレーブ
13チップセレクト、最大16MHz
コンパレータ1
2線シリアル
マスター・スレーブ
(I2C、SMBUS 互換)
1最大100kHzまたは400kHz、7/10bitアドレスモード
汎用デジタル20他の I/F と共用
  • 多くは共用ピンであるため、組み合わせによっては利用できない場合があります。

アンテナ

TWE-*-W0 はマッチ棒アンテナ, W7 はハテナ型アンテナが付属。

また、基板に実装できる基板アンテナもございます。使用される場合は図面を差し上げますので、弊社Web ページの問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。

TWE-*-U 外部アンテナ版につきましては、弊社 HP を参照願います。

対象外のアンテナを TWELITE に使用したい場合は、別途電波認証が必要なため、弊社にご連絡お願いいたします。

認証など

TWELITE DIP BLUETWELITE DIP RED
認証型式TWE-001 LiteTWELITE RED
工事設計認証番号007-AB0031007-AF0062
FCC ID2AINN-L1-
IC ID21544-L1-
備考RoHS対応RoHS対応

※1. 海外で TWELITE を使用する場合、使用できるアンテナなどの各種制限がございますので、開発初期段階で弊社までご確認お願いいたします。

※2. 使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要である場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。

輸出時の注意点

  • TWELITE に内蔵されている AES 128bit の暗号化回路が該非判定の該当品となります。輸出される際は該非判定書を発行いたしますので弊社までお問い合わせ下さい。
  • 輸出国によっては TWELITE が輸出国で電波認証が取得できていないと通関できない場合があります。輸出国ごとの規制に関してはお問い合わせください。

製品上の表示

製品には製品ロゴ、認証番号などの表示がありますが、予告なく変更される場合があります。

ブロック図

TWELITE DIPシリーズのブロック図

外形寸法

TWE-L-DI-W の外形図
販売コード外形寸法重量備考
TWE-L-DI-W/TWE-L-DP-W35.7mm x 17.7mm x 3.5mm2.2gアンテナ、コネクタ、端子除く
TWE-L-DI-U/TWE-L-DP-U35.7mm x 17.7mm x 3.5mm2.2g
TWE-L-DI-P/TWE-L-DP-P47.5mm x 17.7mm x 3.5mm2.7g
MW-R-DI-W/ MW-R -DP-W35.7mm x 17.7mm x 3.5mm2.2g
MW-R-DI-U/ MW-R-DP-U35.7mm x 17.7mm x 3.5mm2.2g

TWE-L-DI-W 外形 DXFデータは弊社ホームページにてダウンロード可。

ピン割り当て

ピン番号

ピン番号

ピン割り当て

#(※1)IO名(※2)機能割り当て(※3)代替割り当て(※4)超簡単!標準アプリの機能名(※5)
1GNDGND
2DIO14SIF_CLKTXD1TXD0SPISEL1SCL
3DIO7RXD0PWM3RX
4DIO5RTS0PWM1PC1PWM1
5DIO18SPIMOSIDO1
6DO0SPICLKPWM2(※6)PWM2
7DO1SPIMISOPWM3(※6)PWM3
8DIO19SPISEL0DO2
9DIO4CTS0TIM0OUTPC0DO3
10DIO6TXD0PWM2TX
11DIO8TIM0CK_GTPC1PWM4PWM4
12DIO9TIM0CAP32KTALINRXD1DO4
13DIO10TIM0OUT32KTALOUTM1
14GNDGND
15DIO12PWM2CTS0DI1
16DIO13PWM3RTS0DI2
17DIO11PWM1TXD1DI3
18DIO16COMP1PSIF_CLKDI4
19DIO15SIF_DRXD1RXD0SPISEL2SDA
20DIO17COMP1MPWM4SIF_DBPS
21RESETNRESETNRST
22ADC1AI1
23DIO0SPISEL1ADC3AI2
24ADC2VREFAI3
25DIO1SPISEL2ADC4PC0AI4
26DIO2ADC5(※7)TIM0CK_GTM2
27DIO3ADC6(※7)TIM0CAPM3
28VCCVCCVCC

※1. ピンの番号です。TWELITE(SMD版)とピンの番号の数や割り当てが違います。ピンを特定するには通常IO名を用います。

※2. ピンの定義名です。この定義名は半導体データシートやTWELITEのアプリの開発などで利用され、弊社技術サポートでも原則としてピンについては、IO名を用いてご案内いたします。

※3. 各ピンは、単純な入力出力やアナログ入力として利用できますが、APIを通じて初期化することでそれ以外の機能を割り当てることができます。本表では代表的な機能を列挙します。

※4. APIを通じて初期化することで代替割り当てのピンに機能を移動することができます。本表では代替割り当てしたときの代表的な機能を列挙します。

※5. 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)で使用されるアプリ特有のピン名称です。IO名と似ていますが混乱しないようにしてください。

※6. PWM2,3 は DIO6,7 または DIO12,13 の割り当てを解放し DO0,1 に割り当て可能です。

※7. ADC5,6はTWELITE REDのみ使用可能です。

機能紹介

信号名機能
PCパルスカウンタ
SPICLKSPIマスタークロック
SPISELSPIセレクト出力
SPIMISOSPIマスター入力
SPIMOSISPIマスター出力
TIM0CK_GTタイマクロック,ゲート入力
TIM0CAPタイマキャプチャ入力
TIM0OUTタイマPWM出力
32KTALINクリスタル入力
32KTALOUTクリスタル出力
VREF基準電圧
COMP1Mコンパレータ+入力
COMP1Pコンパレータ-入力
SIF_D2線シリアルデータ
SIF_CLK2線シリアルクロック
RXDUART RX
TXDUART TX
RTSUART RTS
CTSUART CTS
PWMパルス幅変調出力

特殊ピンの取り扱い

DO0 (機能名:SPICLK)

本ピンは出力として利用されるピンです。 外部からの電圧印加を行う と(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。

DO1 (機能名:SPIMISO)

本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。本ピンの 始動時の電圧 に気をつけてください。

DIO0 (機能名:ADC3)、DIO1 (機能名:ADC4)

これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、 AD読み出し時に内部プルアップを無効 にしておく必要があります。

ADC2

ADC2は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。なお、 基準電圧を出力するピンはありません。

GND

1,14 ピンの 両方を GND に接続することを推奨しますが、どちらかは未接続での運用も可能です。どちらかが未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。

絶対最大定格

MinMax
電源(VCC)-0.33.6V
アナログIO(VREF/ADC)-0.3VCC+0.3V
デジタルIO-0.3VCC+0.3V

特性

推奨動作条件

記号条件mintypmax
電源供給電圧VCC2.03.03.6V
始動電圧Vboot2.05V
動作温度TOPR結露なきことTWELITE DIP BLUE-4025105(※1)
90(※2)
TWELITE DIP RED-302590
動作湿度HOPR結露なきこと85%RH

※ 数値は半導体データシートに基づく。
※1 TWE-L-WX/W0/W7の最大動作温度
※2 TWE-L-Uの最大動作温度

DC特性

記号条件mintypmax
消費電流ICCスリープ
(RAMOFF タイマなし)
TWELITE DIP BLUE0.1uA
TWELITE DIP RED0.1uA
スリープ
(タイマ)
TWELITE DIP BLUE1.5uA
TWELITE DIP RED1.5uA
Tx (CPU doze)TWELITE DIP BLUE15.3mA
TWELITE DIP RED23.3uA
TWELITE DIP RED
(3dBm出力時)
14.0uA
Rx (CPU doze)TWELITE DIP BLUE17.0mA
TWELITE DIP RED14.7mA
送信出力PoutTWELITE DIP BLUE+0.52.5dBm
TWELITE DIP RED9.14dBm
受信感度TWELITE DIP BLUE-95dBm
TWELITE DIP RED-96dBm

※数値は半導体データシートに基づく。

I/O特性

記号条件mintypmax
DIO内部プルアップ405060
DIO Hi入力VIHVCCx0.7VCCV
DIO Lo入力VIL-0.3VCCx0.27V
DIO入力ヒステリシス200310400mV
DIO Hi 出力VOHTWELITE DIP BLUEVCCx0.8VCCV
TWELITE DIP REDVCC-0.4
DIO Lo出力VOL00.4V
DIO負荷、吸込電流IOLVCC 2.7~3.6V4mA
VCC 2.2~2.7V3mA
VCC 2.0~2.2V2.5mA

※数値は半導体データシートに基づく。

ADC特性

記号条件mintypmax
リファレンス電圧VREF1.1981.2351.260V
ADC 解像度10Bits
ADC 積分非直線性±1.6, ±1.8LSB
ADC 微分非直線性-0.50.5LSB
ADC オフセット誤差0~VREF-10mV
0~2VREF-20
ADC ゲイン誤差TWELITE DIP BULE
0~VREF
+10mV
TWELITE DIP BULE
0~2VREF
+20
TWELITE DIP RED
0~VREF
-10
TWELITE DIP RED
0~2VREF
-20
ADC クロック0.25,0.5, 1.0MHz
ADC 入力レンジ0.04VREF2xVREFV

※数値は半導体データシートに基づく。

使用上の注意

保管

高温・高湿を避けて保管のこと、製品は納入後6ヶ月以内で、ご使用下さい。

一般事項

当社製品のご使用にあたりましては、実際に貴社使用環境にて、評価、確認を必ず行って下さい。

高信頼性を必要とされる用途、人命に関わる用途などに、ご使用になる場合は事前に、購入先にお問い合わせください。

改訂履歴

バージョン改定日時改定内容
1.1.12024/03/04ピン割り当て表の注釈を修正
1.1.02024/02/27新サイトへ移行
1.0.22018/11/5表6の説明の追加
1.0.12018/3/13ピン割り当て表の誤記を訂正
1.0.02018/2/6初期バージョン