TWELITE UARTは外部のマイコンとUART接続する場合に便利です。TX、RX、VCC、GNDを含んだ7Pインタフェースを実装しています。
シリアル通信アプリ(App_Uart)があらかじめインストールされており、配線すればすぐにマイコン等で無線通信をすることができます。
また、ユーザー自身がアプリ(ファームウエア)の編集、書き換え可能です。
仕様
製品型番
TWELITE UART の型番は次の通りです。
通称 | 販売コード | 備考 |
---|---|---|
TWELITE UART (BLUE) | MW-B-UART-P | 標準出力、アンテナ搭載 |
MW-B-UART-U | 標準出力、同軸コネクタ搭載 | |
TWELITE UART (RED) | MW-R-UART-P | 高出力、アンテナ搭載 |
MW-R-UART-U | 高出力、同軸コネクタ搭載 |
販売コードは都度変わる可能性があるため、最新の販売コードは弊社ホームページを参照してください。
無線部/マイコン部
無線部およびマイコン部の仕様については、TWELITE のデータシートをご覧ください。
TWELITE UART は、それぞれ下記の TWELITE を搭載しています。
型番 | 搭載する TWELITE |
---|---|
MW-B-UART-P | TWE-L-WX |
MW-B-UART-U | TWE-L-U |
MW-R-UART-P | MW-R-WX |
MW-R-UART-U | MW-R-U |
アンテナ
以下はアンテナ内蔵タイプ (MW-(B/R)-UART-P) のデータです。
アンテナ外付けタイプ (MW-(B/R)-UART-U) においては、接続するアンテナのデータシートをご参照ください。
項目 | スペック |
---|---|
アンテナ形式 | MW-A-P1934(データシート) |
利得(無指向面代表値) | 1.4[dBi] |
偏波 | 直線偏波 |
垂直面指向性
水平面指向性
認証など
MW-B-UART-(P/U) | MW-R-UART-(P/U) | |
---|---|---|
認証型式 | TWE-001 Lite | TWELITE RED |
工事設計認証番号 | 007-AB0031 | 007-AF0062 |
FCC ID | 2AINN-L1 | - |
IC ID | 21544-L1 | - |
備考 | RoHS対応 | RoHS対応 |
海外で使用できるのは MW-B-UART-(P/U) のみです。
使用国によっては TWELITE や製品上などに FCC ID や IC ID などの表示が必要となる場合がございます。該当すると思われる場合は、弊社までお問い合わせください。
外形図
MW-(B/R)-UART-P
MW-(B/R)-UART-U
回路図
特性
本項目はTWELITE UARTの固有の特性として記載したもの、および各部品の特性値の引用です。
記載のない項目は各部品のデータシートをご確認ください。
数値は半導体データシートに基づきます。
TWELITE
詳細はTWELITE のデータシートをご覧ください。
絶対最大定格
Min | Max | ||
---|---|---|---|
電源(VCC) | -0.3 | 3.6 | V |
アナログIO(VREF/ADC) | -0.3 | VCC+0.3 | V |
デジタルIO | -0.3 | VCC+0.3 | V |
推奨動作条件
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
電源供給電圧 | 2.0 | 3.0 | 3.6 | V | |
始動電圧 | 2.05 | V | |||
動作温度 | 結露無きこと | -20 | 75 | °C | |
動作湿度 | 結露無きこと | 85 | %RH |
消費電流
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
スリープ(RAMOFF タイマなし) | 0.1 | uA | |||
スリープ(RAMON タイマあり) | 1.5 | uA | |||
Tx (CPU doze) | MW-B-UART-(P/U) | 15.3 | mA | ||
MW-R-UART-(P/U) | 23.3 | mA | |||
Rx (CPU doze) | MW-B-UART-(P/U) | 17.0 | mA | ||
MW-R-UART-(P/U) | 14.0 | mA |
I/O特性
条件 | Min | Typ | Max | ||
---|---|---|---|---|---|
DIO内部プルアップ | 40 | 50 | 60 | kΩ | |
DIO Hi入力 | VCCx0.7 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | -0.3 | VCCx0.27 | V | ||
DIO入力ヒステリシス | 200 | 310 | 400 | mV | |
DIO Hi出力 | VCCx0.8 | VCC | V | ||
DIO Lo入力 | 0 | 0.4 | V | ||
DIO負荷、吸い込み電流 | VCC 2.7~3.6V | 4 | mA | ||
VCC 2.2~2.7V | 3 | mA | |||
VCC 2.0~2.2V | 2.5 | mA |
使用上の注意
配線の注意事項
I/O特性を満たしていない信号を本製品に入力すると、本製品が破損する可能性があります。
例えば、5Vで動作するマイコンは直接接続できません。電圧のレベル変換(レベルシフト)をしてください。
また、RS232C も動作電圧が異なるため直接接続することはできません。RS232C と UART の信号変換回路を使用してください。
一般事項
当社製品のご使用にあたっては、実際に貴社の使用環境において、必ず評価と確認を行ってください。
高信頼性を必要とされる用途や人命に関わる用途に使用される場合は、事前に購入先へお問い合わせください。
改訂履歴
バージョン | 改定日時 | 改定内容 |
---|---|---|
1.0.2 | 2024/3/15 | 配線の注意事項に例を追加 |
1.0.1 | 2024/2/27 | 新サイトへ移行、軽微な修正 |
1.0.0 | 2021/9/9 | 初期バージョン |