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2024-11-14 現在

よくある質問

TWELITE の技術情報に関してよくある質問をまとめています。

1 - TWELITE シリーズ全般

TWELITE シリーズ全般に関する質問
TWELITE シリーズ全般に関してよくある質問をまとめています。

全般

TWELITE はどのような用途に適している?

TWELITE は、センサの計測値など、数十バイトまでのデータを効率的に送ることに特化しています。

TWELITE が適さない用途は?

画像や音声など、数十バイトを超える連続データの通信には、TWELITE よりも Bluetooth や Wi-Fi が適しています。

ハードウェア

BLUE シリーズと RED シリーズの違いは?

基本的に、送信出力が異なる以外に違いはありません。

相互に通信できます。受信性能はどちらもほとんど変わりません。

TWELITEシリーズに搭載されている半導体は?

消費電力は?

アプリケーションに依存します。

TWELITE 本体の動作電圧は 3.3V(2.0-3.6V)であるほか、消費電流はデータシートに記載の通り、下記の値です。

  • 送信時最大:15.3mA (BLUE) / 23.3mA (RED)
  • 受信時最大:17.0mA (BLUE) / 14.7mA (RED)
  • 通常スリープ時:1.5uA (BLUE/RED)

実際にはセンサなどの消費電力が上乗せされるほか、TWELITE の無線による受信機能を使用するかどうか、送信の頻度の高いかどうかなどの要素に影響を受けます。

同軸コネクタ接続タイプのコネクタは?

同軸コネクタ(u.FL)タイプのモジュールに搭載している同軸コネクタは、I-PEX の 20441-001E-01 です。実装時のズレを抑制するために 4pads タイプを採用しています。

未接続の入出力ピンの振る舞いは?

通常、未接続の入出力ピンは半導体内部の抵抗(約50kΩ)によってプルアップされています。

出力ピンから流すことのできる電流は?

データシートに記載されている通り、最大 4mA です(電源電圧が2.7-3.6Vの場合)。

リセットピンへスイッチを接続するとき、コンデンサは必要?

必須ではありませんが、設置しても構いません。

電気的なリセットの要件は?

リセット操作には、1us 以上のパルス幅を設けてください。 起動には、通常 180us を要します(なお、通信は初期化処理のあと開始されます)。

詳細については、搭載している半導体のデータシートをご覧ください。

RTC は搭載されている?

本体にリアルタイムクロックの機能はありません。

無線通信

電波の周波数帯は?

2.4GHz です。

チャネルは変えられる?

11 (2405MHz) から 26 (2480) の全16チャネルを使用できます(国内の場合)。

Zigbee に準拠している?

Zigbee には準拠していません。

Zigbee と同じく IEEE 802.15.4 規格に準拠していますが、上層には Zigbee のプロトコルスタックではなく、シンプルで扱いやすい独自の TWELITE NET プロトコルスタックを使用しています。

Bluetooth のようにライセンス料はかかる?

かかりません。TWELITE を搭載した製品を販売するとき、当社の許可やライセンスの購入は必要ありません。

通信距離は?

周囲の環境や設定、設置場所、アンテナの種類等の影響を大きく受けるため、一概に申し上げることはできません。

10mの場合もあれば、1km の場合もございます。残念ながら、実際に試していただくほかにございません。

最大同時接続台数は?

基本的に TWELITE はコネクションを張らず、トランシーバのように同報通信を行います。したがって、論理的に規定された最大接続台数は存在せず、物理的に干渉しない範囲で台数を増やすことができます。

実用通信速度は?

一対一の通信を前提として、ファームウェアが十分に最適化された理想的な条件下であったとしても、40kbps 程度です。

Wi-Fi との干渉を防ぐ方法は?

Wi-Fi も IEEE 802.15.4 も同じ 2.4GHz 帯を使用するため、まれに電波が干渉してしまうことがあります。Wi-Fi 側の周波数チャネルの設定を変更できる場合は、TWELITE の周波数チャネルとなるべく離していただくほかにありません。

電波はどのような機器と干渉する?

ISM 帯 2.4GHz の電波を使用する、次のような機器と干渉する可能性があります。

  • 同一の周波数チャネルに設定された TWELITE
  • Wi-Fi(IEEE 802.11.b/g/n)を使用するルータやPC、スマホ等のデバイス
  • Bluetooth を使用する入力機器やセンサ等のデバイス
  • Thread / Matter(Zigbeeベース)を使用するスマートホームデバイス
  • Xbee(特にS1)
  • 2.4GHz帯の無線マイク
  • マウスやキーボードのレシーバ(Unifyingなど)
  • すぐ近くにある電子レンジなどのマイクロ波を使用する製品

5GHz の Wi-Fi 機器、特定小電力のトランシーバ(400MHz)、LoRaWAN の通信デバイス(920MHz)等は影響しないものの、かなり多くの通信機器から影響を受けて しまうといえます。

ただし、一つのパケットの送受信にかかる時間は数ms程度であるため、シンプルな通信方式により、少しでも当該のチャネルが空いていれば通信できることがあります。 他の通信機器との干渉よりも、障害物となる壁や天井、金属製の機械やそれが発するノイズといった影響が大きく、通信できないケースもございます。

展示会場では通信できない?

(電子機器の)展示会場は、当社が知るなかで最も過酷な通信環境であるといえます。

展示会場においては、2.4GHz帯が通常ではありえないほどのノイズで溢れ返ってしまいます。周波数ホッピング機能を持たない TWELITE はときに Bluetooth などの端末が通信できない場合に動作することもございますが、基本的には、あらゆる端末が通信できない状況に陥ってしまいます。

シリーズ間に無線パケットの互換性はある?

互換性があります。例えば、TWELITE BLUE が送信したパケットを TWELITE RED で受信することができます。

パケット受信によりスリープから復帰できる?

できません。パケットを受信するには、CPUを起床させたうえで受信回路を有効化する必要があります。

中継機の間欠動作はできる?

できません。受信パケットを待機するために、連続して動作させる必要があります。

中継機を使用した場合に、受信データが一度しか出力されないのはなぜ?

親機は、同一のパケットを複数回に渡って受信したとき、あとに受信したものを破棄します。そのため、データ出力は一度に限られています。

中継の動作を確認するには?

単純ネットの場合、パケットが特定の中継機によって中継されたことをデータ上から確認することはできません。

中継機は増やせば増やすほどよいものではない?

はい。

ルーティングを行わない通信方式のため、中継機が多すぎるとパケット数があまりにも増大してしまい、かえって信頼性が低下してしまうことがあります。 中継を行う場合には、少しずつ中継機能を持つ端末を増やしていき、最適な構成を探していただくように案内しております。

中継回数を3段以上に増やすには?

TWELITE のファームウェアを改変することで中継回数を増やすことはできますが、パケット数があまりにも増大してしまうために推奨しません。長距離通信には、既存のネットワークを利用したほうがよいといえます。

親機を PLC へ接続できる?

当社では確認しておりません。

設定

一台の親機に対して複数の子機を使用するとき、子機の設定は論理デバイスIDだけを変えればよい?

はい。

複数の親機と子機のグループを用意して同時に使用する場合の設定は?

グループごとに、異なる周波数チャネルとアプリケーションIDを割り当ててください。

インタラクティブモードの再送回数とは?

単純ネットにおける再送回数は、パケット送信時に追加で送信するパケット数を示します。

例えば、再送3回に設定した場合は、常に都合4回送信するようになります。

送信出力の設定は、受信側にも影響する?

送信出力の設定は、送信側にのみ影響します。

送受信の信頼性を向上する設定は?

再送回数(上記)を適切に設定するほか、時間を変えてパケットを再送信することでさらに信頼性を向上できます。

認証・認可、輸出規制など

他社のアンテナを TWELITE に使用するには?

当社へお問い合わせください。既に当社のアンテナリストに記載されている場合は、すぐに使用できる可能性がございます。

筐体へ組み込むとき、技適を取得する必要はある?

TWELITE シリーズは技適(工事設計認証)を取得しています。お客さまの側で新たに取得していただく必要はございません。ただし、技適マークを確認できる状態としておく必要がございます。

筐体へ組み込むとき、技適マークを表示する必要はある?

工事設計認証を受けた TWELITE モジュールを組み込んだ製品に対して、TWELITE モジュールの登録番号を使って技適マークを表示することはできます。

技適の情報を確認するには?

工事設計認証の登録情報は、総務省のページから検索できます。

TWELITE BLUE シリーズの場合は番号 007-AB0031 を、TWELITE RED シリーズの場合は番号 007-AF0062 を入力してください。

FCC の情報を確認するには?

米国における登録情報は、FCC のページから検索できます。

TWELITE BLUE シリーズの場合は Grantee Code 2AINN を入力してください。

海外で使用するとき、認可を取得する必要はある?

当社へお問い合わせください。国や地域によって対応が異なります。

① 無線モジュール単体の認可が認められている国や地域

日本や米国・カナダのように、無線モジュール単体の認可が認められている国や地域では、使用条件を満たすことで認可取得の作業を行うことなく TWELITE を使用できます。

② 一部の無線モジュールの認可取得を任意としている国や地域

中国や香港など、条件を満たす短距離通信デバイスの認可取得を任意としている国や地域では、認可取得の作業を行うことなく TWELITE を使用できる場合があります。

③ 最終製品としての認可取得を必要とする国や地域

多くの国と地域では、無線モジュールを組み込んだ最終製品としての認可取得を必要とします。すなわち、無線モジュール単体での認可は意味を持たず、お客さまの製品を対象としたレポートを新たに作成する必要が生じます。

TWELITE RED シリーズは海外で使用できない?

ほとんどのケースにおいて、TWELITE RED シリーズは海外の規制を満たすことができないものとお考えください。

輸出時の該非判定は?

当社で作成したパラメータシートの発行を希望される際は、お問い合わせください。当社では、TWELITE 無線モジュールおよびそれを搭載した製品は AES 暗号回路を搭載していることから、これらを該当判定としています。

RoHS 対応とは、どのバージョンを指す?

10物質対象の (EU)2015/863 です。

REACH に対応している?

対応していません。

chemSHERPA に対応している?

対応していません。対応予定もありません。

○○国への輸出規制に対応している?

当社製品が規制に該当することを確認 したうえでお問い合わせください。

紛争鉱物への対応状況は?

型番を示したうえで、ご相談ください。

TWELITE STAGE アプリなどのソフトウェアにおいて、知財侵害に関する保証はできますか?

致しかねます。

TWELITE STAGE アプリを始めとするソフトウェアは、不特定多数の有志によって開発された数多のオープンソースソフトウェアを利用しています。これらを移植、改変して構築されたソフトウェアに対する知財侵害の保証は、原理的に不可能であるものと考えております。

書き込み

書き込みに特化したツールはある?

Windows 向けに、TWELITE プログラマを公開しています。

コマンドラインから書き込みを行うには?

書き込みユーティリティを自作するには?

シリーズ間でバイナリに互換性はある?

TWELITE BLUE / RED の各シリーズ間にバイナリファイルの互換性はありません。

ファームウェアのカスタマイズを依頼できる?

原則として承っておりません。

実装

使用期限はある?

一部製品のデータシートでは、「製品は納入後6ヶ月以内にご使用ください」と案内している場合があります。 ただし、この記述は、はんだ付けを必要とする製品を大量に購入して倉庫へ保管するようなケースを想定したものです。試作や工作においては、それほど気にかける必要はございません。

ソフトウェア

Python に対応している?

Python を使ってファームウェアを開発することはできません。

ファームウェア開発を委託できる?

案件の大小に関わらず、開発の委託は承っておりません。

ファームウェア開発会社を紹介できる?

案件の大小に関わらず、開発会社の紹介は承っておりません。

購入

販売店は?

取扱店は、販売店一覧 をご覧ください。

MOQを超える大量注文の場合には、当社から直接購入することもできます。お問合せ - 見積受付窓口 からお見積もりください。

サポート

技術サポート契約とは?

技術サポート契約は、有償にてお客さまと当社の間で一年間に渡って締結する契約です。

NDA を締結するには?

簡易的な NDA については、技術サポート窓口へ問い合わせをいただいた段階から有効です。

任意の書式で締結を希望される場合は、その旨をお伝えください。

製品ロードマップ

TWELITE BLUE シリーズの生産終了予定は?

当社による生産終了の予定はありません。

ただし、使用している半導体(JN5164)の生産ステータスが NRND になった場合、当社製品も NRND を予告します。2024年現在は Active です。

TWELITE RED シリーズの生産終了予定は?

当社による生産終了の予定はありません。

ただし、使用している半導体(JN5169)の生産ステータスが NRND になった場合、当社製品も NRND を予告します。2024年現在は Active です。

TWELITE GOLD シリーズの発売時期は?

未定です。

革新的な機能の開発を行っています。しばらくお待ちください。

2 - TWELITE (SMD)

TWELITE シリーズ(SMD モジュール)に関する質問
TWELITE シリーズ(SMD モジュール)に関する質問をまとめています。

ハードウェア

ファームウェアの書き込みや設定変更のために引き出しておくピンは?

TWELITE R3 を接続できる状態としておく必要がございます。

したがって、TWELITE R3 のデータシートに記載されている7つのピンを引き出してください。

  • R3 GND #1 -> SMD #20 #28 #30 #31 #32 / GND
  • R3 TXD #2 -> SMD #8 / TX
  • R3 PRG #3 -> SMD #2 / PWM3
  • R3 RXD #4 -> SMD #9 / RX
  • R3 RST #5 -> SMD #21 / RST
  • R3 VCC #6 -> SMD #5 / VCC
  • R3 SET #7 -> SMD #13 / DI1

二度リフローできる?

できません。

TWELITE 自体の基板へ一度リフローしているため、TWELITE モジュールのリフロー回数は1回です。

3 - TWELITE DIP

TWELITE DIP シリーズに関する質問
TWELITE DIP シリーズに関する質問をまとめています。

TWELITE DIP 全般

故障しているかどうかを確認するには?

ファームウェアの書き込みができるなら故障していない可能性もありますが、ファームウェアの書き込みができないようなら、間違いなく故障しています。TWELITE R/R2 を使って PC へ接続し、TWELITE STAGE APP からアプリ書換をお試しください。

インタラクティブモードに入れないときは?

インタラクティブモードはUARTを使用するため、UARTに関連する設定が起因して使用できないことがあります。 BPSAI2ピンを開放した状態で、設定の初期化をお試しください。

設定の完全な初期化は、次の手順で行います。

  1. いちど別の TWELITE APPS へ書き換える
  2. 別の TWELITE APPS のインタラクティブモードへアクセスする
  3. RS を入力して設定を初期化する
  4. もとのアプリへ書き戻す

以上の手順を踏むことで、不揮発性メモリに保存された設定を完全に初期化できます。

ハードウェア

推奨するピンソケットはある?

TWELITE DIP BLUE/RED のピンヘッダは 0.5mm 角のいわゆる細ピンヘッダと呼ばれるものです。 したがって、0.5mm 角のピンヘッダに適合する任意のピンソケットをご使用いただけます。

TWELITE R3 へ接続するには?

TWELITE R3 のデータシートの通りに配線してください。

  • R3 GND #1 -> DIP GND #1/14
  • R3 TXD #2 -> DIP TX #10
  • R3 PRG #3 -> DIP PWM3 #7
  • R3 RXD #4 -> DIP RX #3
  • R3 RST #5 -> DIP RST #21
  • R3 VCC #6 -> DIP VCC #28
  • R3 SET #7 -> DIP DI1 #15

リモコンアプリ

間欠モードに設定したとき、親機と正常に通信できない事象の解決方法は?

C1/C2 (#23/#25) ピンをプルアップ(またはVCCへ接続)するか、これらのピンを無効化してお試しください。間欠モードではこれらのピンが内部でプルアップされないため、予期せぬ動作を引き起こすことがございます。

その他

平面マッチ棒アンテナタイプは廃止された?

はい。平面マッチ棒アンテナタイプ TWELITE DIP PCB TWE-L-D(I/P)-P は2019年に生産を終了しています。代替品として、同軸コネクタ接続タイプ TWE-L-DI-U と 薄型アンテナ MW-A-P2010 の組み合わせをご検討ください。

4 - MONOSTICK

MONOSTICK シリーズに関する質問
MONOSTICK シリーズに関する質問をまとめています。

ハードウェア

MONOSTICK の中身は?

中継機の電源にAC アダプタは利用できる?

MONOSTICK 単独で中継機として扱う場合には、市販の USB AC アダプタ(Type A)を利用できます。定格は 5V 500mA です。

中継機の電源にモバイルバッテリは利用できる?

MONOSTICK 単独で中継機として扱う場合には、市販のモバイルバッテリ(Type A)を利用できます。定格は 5V 500mA です。

親機・中継機アプリ

受信データの出力書式は?

親機・中継機アプリの受信メッセージ | TWELITE STAGE SDK マニュアルを参照してください。

中継機の間欠動作はできる?

できません。受信パケットを待機するために、連続して動作させる必要があります。

中継機を使用した場合に、受信データが一度しか出力されないのはなぜ?

親機は、同一のパケットを複数回に渡って受信したとき、あとに受信したものを破棄します。そのため、データ出力は一度に限られています。

中継の動作を確認するには?

単純ネットの場合、パケットが特定の中継機によって中継されたことをデータ上から確認することはできません。

中継機は増やせば増やすほどよいものではない?

はい。

ルーティングを行わない通信方式のため、中継機が多すぎるとパケット数があまりにも増大してしまい、かえって信頼性が低下してしまうことがあります。 中継を行う場合には、少しずつ中継機能を持つ端末を増やしていき、最適な構成を探していただくように案内しております。

中継回数を3段以上に増やすには?

TWELITE のファームウェアを改変することで中継回数を増やすことはできますが、パケット数があまりにも増大してしまうために推奨しません。長距離通信には、既存のネットワークを利用したほうがよいといえます。

Node-RED に使用できる?

当社では確認しておりません。

PLC に使用できる?

当社では確認しておりません。

ホストPC

MONOSTICK のシステム要件は?

MONOSTICK そのものにシステム要件はなく、内部に搭載している FTDI 製 USBシリアル変換IC のドライバをインストールできる環境であれば動作します。

一方、TWELITE STAGE アプリは、Windows 10 または 11 もしくは 64bit の Linux ディストリビューションが動作する PC または macOS 12 以降が動作する Mac を必要とします。加えて、3GB 程度の空き容量を必要とします。

5 - TWELITE UART

TWELITE UART シリーズに関する質問
TWELITE UART シリーズに関する質問をまとめています。

全般

買ってすぐに通信できる?設定が必要?

TWELITE UART シリーズにはシリアル通信アプリ(App_Uart)を書き込んでおり、ヘッダ付き透過モード に設定されています。

通信モードを切り替えたり、アプリケーションIDなどの設定を変更したりするには、TWELITE R2/R3を使って、インタラクティブモードによる設定変更を行う必要があります。

新品の状態でヘッダ付き透過モードを使用できないのはなぜ?

シリアル通信アプリが書き込まれていない可能性がございます。お問い合わせください。

MONOSTICK のように親機として使用できる?

はい。親機・中継機アプリ(App_Wings)を書き込むことで、親機として外部マイコン等へシリアル出力を行えます。

ハードウェア

SETおよびPRGピンは未接続でよい?

はい。未使用の際は未接続として構いません。

なお、SET動作モードの上書きに使用します。また、PRG はファームウェアの書き換え時に使用します。

しっかりと固定するには?

しっかりと固定する場合は DIP や SMD タイプの使用を想定しており、当社として推奨している固定方法はありません。

推奨するピンヘッダはある?

推奨するピンヘッダはございませんが、2.54mm ピット、0.64mm 角の一般的なピンヘッダであれば、おおむね使用できるものと存じます。

なお、ピンソケットの高さは 5mm です。露出部の長さが 5mm を超えるピンヘッダは、多少ぐらつく可能性がございます。

設定

設定を初期化するには?

次の手順で操作してください。

  1. 別の TWELITE APPS(例えば超簡単!標準アプリ/App_Twelite)に書き換えます
  2. 書き換えたアプリのインタラクティブモードにアクセスします
  3. 設定のリセット(R)および設定の保存(S)を実行します
  4. シリアル通信アプリ(App_Uart)に書き戻します

6 - TWELITE CUE

TWELITE CUE シリーズに関する質問
TWELITE CUE シリーズに関する質問をまとめています。

評価に必要なものは?

次の3点の購入を推奨いたします。

  • TWELITE CUE & MONOSTICK セット MW-S-(B/R)-CUE-MS(B/R)
  • TWELITE R3 MW-LITER3
    • 本体を PC へ接続し、スムーズに設定を行うためのアダプタ

ハードウェア

故障しているかどうかを確認するには?

ファームウェアの書き込みができるなら故障していない可能性もありますが、ファームウェアの書き込みができないようなら、間違いなく故障しています。

TWELITE R2 / R3 を使って PC へ接続し、TWELITE STAGE APP からアプリ書換をお試しください。

外部アンテナに対応したものを入手できる?

いいえ。数量に関わらず、カスタム品の要望は承っておりません。

TWELITE CUE については回路図を公開しており、独自に基板を作成していただくことを想定しております。

ケースの難燃性は?

UL94 HB 規格に適合した材料を使用しています。遅燃性はあるものの、自己消火性はありません。

設定

TWELITE CUE の設定を変更するには?

TWELITE CUE に書き込まれているキューアプリ(App_CUE)には、二通りの設定方法があります。

  • 別売の TWELITE R2/R3 による有線経由の方法
    • TWELITE R2/R3 を必要としますが、簡単かつスムーズに設定できます
  • OTA アプリを書き込んだ MONOSTICK による無線経由の方法
    • MONOSTICK のファームウェアを一時的に書き換えたのち、元に戻す操作が必要です。

設定は TWELITE CUE に書き込まれているファームウェア、キューアプリインタラクティブモードへアクセスして行います。

190Hz を超えるサンプリング周波数を設定するには?

センサパラメータのうち、サンプリング周波数の設定部(0x?3???X??)を 4、5 と増やしていただくと、380Hz、750Hz というようにサンプリング周波数を上げることができます。

加速度データ

加速度計測の条件は?

加速度センサと無線スループットの制約から、加速度計測の条件は下記のようになります。

連続計測において、上記の制約を超えた計測はできません。

また、TWELITE CUE モードにおける SHAKE や MOVE などのイベント送信は、加速度センサ内部のイベント検知機能を使用していることから、しきい値を変更することはできません。確実に特定の動きや振動を検知する場合には、連続あるいは間欠計測を行い、受信側で加速度値から動作を判定したほうがよいといえます。

平面へ置いたとき、いずれかの軸の加速度が1G付近となっているのはなぜ?

重力加速度を反映しているからです。

水平面へ置いたとき、加速度が0とならないのはなぜ?

加速度センサの Zero-g offset (±40mg)の影響を受けている可能性がございます。

TWELITE CUE に搭載している加速度センサ MC3630 のデータシート (p.17) では Zero-g offset が ±40mg であると記載されています。これは完全な水平面に置いていた場合にも、加速度に対して最大 40mg 程度のオフセットが加わることを意味しています。

この影響を考慮するには、水平面に置いた場合の加速度を記録しておき、オフセットを差し引く必要がございます。一方、相対的な変化に対する誤差の影響は Zero-g offset と比較してかなり小さいものであると考えられます(加速度センサデータシートの Nonlinearity などの値を参照してください)。

初期状態で加速度データが安定しないのはなぜ?

初期状態のTWELITE CUE モードから、動作センサーパルモードへ切り替えることで解決できる可能性があります。動作センサーパルモードは、加速度計測に特化しています。こちらは定期的な計測だけを行い、加速度センサの機能を動的に切り替えることがないため、安定した動作が期待できます。

モード変更には MONOSTICK あるいは TWELITE R2/R3 による設定変更が必要です。

間欠ではなく、連続してデータを取得するには?

TWELITE STAGE APP の加速度リアルタイムグラフを使う際などに、連続的に加速度データを取得するには、TWELITE CUE の設定変更が必要です。

動作センサパルモードに設定したうえで、用途に合わせたセンサパラメータを設定してください。

連続データのサンプリング周期を推定するには?

加速度データの利用方法によりますが、一般的には下記の方法を挙げることができます。

① TWELITE CUE の設定値からサンプリング周期を求め、サンプル毎に加算していく方法

TWELITE CUE の動作センサーパルモード(連続計測)では、センサ固有パラメータの設定でセンサへ適用するサンプリング周波数を指定します。この値を使用する方法があります。

例えば、サンプリング周波数 100Hz の設定(0x00000200)であれば、周期は 10ms です。 この場合には、最初に受信した加速度サンプルデータの受信時刻に 10ms を足していくことで、サンプリング時刻を推定できます。

この方法は手軽ですが、サンプリング時刻の推定値は設定値に基づいており、実際の計測時間に依存しているわけではありません。 より精度が求められる場合には、後述の ② の方法を用いたほうがよいといえます。

② 計測開始から終了までの時刻の差を総サンプル数で割り、サンプリング周期を推定する方法

計測期間を総サンプル数(欠落したサンプル数を含む)で割ることで、実際の計測結果を使用してサンプリング周期を推定できます。 この方法は、計測期間が長いほど精度が向上するものと考えられます。

③ TWELITE STAGE APP の加速度リアルタイムグラフに表示される推定サンプリング周波数からサンプリング周期を得る方法

加速度リアルタイムグラフの画面では、過去の数パケット分のデータから②のような仕組みで推定したサンプリング周波数を表示しています。 この周波数を記録しておき、逆数で求めたサンプリング周期を加算していく方法も考えられます。

④ TWELITE CUE の加速度センサから出力される信号をオシロスコープで解析する方法

非常に難易度が高いため現実的ではありませんが、TWELITE CUE に実装された加速度センサの割り込み出力ピンの出力波形を解析することで、実際のサンプリング周期を得ることができるものと考えられます。

TWELITE STAGE アプリで受信した連続データをExcelで開くには?

加速度リアルタイムグラフを開いている間は、CSVファイルを自動的に書き出します。logフォルダに出力されたCSVファイルをExcelで開くことができます。

その他データ

磁石の検知に特化して使用するには?

開閉センサーパルモードに設定してください。親機からは開閉センサーパルのデータとして出力されます。

SET ピンにアナログ入力を接続できる?

残念ながら、SETピンは TWELITE DIP の#15に相当し、アナログ入力には対応しておりません。

TWELITE 2525A として利用できる?

TWELITE CUE に書き込まれている キューアプリの TWELITE 2525A 互換モード は、無線タグアプリの FIFO(通常)モードと互換性のあるパケットを送出します。このとき、親機は次のページの書式モード(アスキー形式)に沿った内容を出力します。

FIFO(通常)モードでは、通常10サンプルの加速度データを一度に送信します。

7 - TWELITE BLUE / RED PAL

TWELITE PAL シリーズに関する質問
TWELITE PAL シリーズに関する質問をまとめています。

全般

無線モジュール側のピンを折ってしまったときは?

残念ながら、技術的に当社では修理できません。

書き込みやアプリケーションの動作に使用しないピンやGNDの片方であれば、折れたままでも構いません。 使用中のピンであれば、はんだを吸い取ったうえで代わりとなるワイヤ等をはんだ付けする必要があります。

外部電源を使用するには?

いずれかの VCC および GND ピンへ 3.3V レベル(2.0-3.6V)の電源を接続してください。

なお、TWELITE R2/R3 を接続した際は、7P ソケットの VCC / GND から 3.3V の電源を供給しています。

DIO5の出力の意味は?

送信処理の前に DIO5LOW として、スリープ前に HIGH へ設定しています。

BLUE / RED PAL 本体と TWELITE DIP の違いは?

次の点が異なります。

  • PAL は CR2032 電池ケースを搭載している
  • PAL は基板アンテナ MW-A-P1934 を搭載している
  • PAL のピンは0.6mm角のため、細ピンソケットではなく0.65mm角の通常ピン用の低背ソケットが適している
  • PAL のピンは頻繁な挿抜を想定しておらず、非常にピンが折れやすいため注意が必要

ピン配置や入出力の機能、書き込むことのできるファームウェアについては同様です。

通知パル

点灯に30秒から数分程度の遅れが生じるのはなぜ?

通知パル(NOTICE PAL)は、ボタン電池による長期運用を可能とするために、間欠動作をしています。

親機への点灯要求は一時的に親機が保持しておき、子機から定期的な問い合わせがあった際に親機から子機へ通知する仕組みです。 したがって、点灯要求の反映タイミングは問い合わせの間隔に依存します。

外部LED接続の制約は?

まずは回路図をご覧ください。外部 LED 出力のためのパッドは LED ドライバ PCA9632 の出力と直結しており、定格はこの IC の仕様に従います。

電圧は電源電圧と同一ですが、電流は電源電圧が 3.0 V であったときに 17mA まで取り出すことができます。ただし、大電流を引き出す際は電池の仕様を考慮する必要があります。

環境パル

新品の状態で親機からのデータが記載されているものと異なるのはなぜ?

親機・中継機アプリのマニュアルに記載されているものとは長さも書式も異なるデータを出力する際は、拡張基板に問題が生じている可能性があります。お問い合わせください。

8 - TWELITE SPOT

TWELITE SPOT シリーズに関する質問
TWELITE SPOT シリーズに関する質問をまとめています。

TWELITE SPOT 全般

ESP32 を初期化するには?

ESP32 のファームウェアの初期化方法をご覧ください。

TWELITE を初期化するには?

TWELITE のファームウェアの初期化方法をご覧ください。

TWELITE の周波数チャネルやアプリケーションIDを設定するには?

ESP32 からシリアル通信でコマンドを送信する必要があります。Arduino 環境では、Twelite.begin() を使用してください。

Wi-Fi 接続時のセキュリティ対策としてできることはある?

Arduino スケッチでは、WiFi.setMinSecurity() によって対象のセキュリティ規格を指定できます。

参考

TWELITE のシリアル番号を確認するには?

本体に記載された番号をご確認ください。

シリアル番号の記載箇所

シリアル番号の記載箇所

9 - TWELITE STAGE

TWELITE STAGE シリーズに関する質問
TWELITE STAGE シリーズに関する質問をまとめています。

全般

STARTER KIT の製造を終了したそうですが、代替品はありますか?

大変恐縮ですが、直接の代替品はございません。

TWELITE DIP 本体にブレッドボードを組み合わせることで、より自由度の高い評価を行うことができます。

TWELITE STAGE BOARD の主要機能を再現する構成

次のような構成により、TWELITE STAGE BOARD の主要機能を再現できます。

  • 当社製品
  • 汎用製品
    • 2x ブレッドボード(長辺100mm以上の大型タイプを推奨)
    • 2+ タクタイルスイッチ
    • 3+ 抵抗内蔵 LED(または LED および電流制限抵抗)
    • 1+ ボリューム(10kΩ)
    • ジャンパーワイヤ(硬いコの字型)およびデュポンワイヤ(柔らかく長いもの)

STARTER KIT の主要機能を再現する構成

次のような構成により、STARTER KIT の主要機能を再現できます。

  • 当社製品
  • 汎用製品
    • 2x ブレッドボード(長辺100mm以上の大型タイプを推奨)
    • 4+ タクタイルスイッチ
    • 6+ 抵抗内蔵 LED(または LED および電流制限抵抗)
    • 2+ ボリューム(10kΩ)
    • ジャンパーワイヤ(硬いコの字型)およびデュポンワイヤ(柔らかく長いもの)

ハードウェア

一部の入出力のみ動作しない場合の対策は?

TWELITE DIP の導通不良によって発生する場合がございます。

TWELITE DIP を強く押し込んでください。ZIFソケットアタッチメントキットの使用もご検討ください。

10 - TWELITE R2/R3

TWELITE R シリーズに関する質問
TWELITE R シリーズに関する質問をまとめています。

全般

TWELITE R2 のピンソケットは以前から変更された?

はい。2023年1月の出荷分から、ピンソケットを変更しました。次の資料をご覧ください。