ハードウェア
MONOSTICK の中身は?
- TWELITE 無線モジュール:TWE-L-WX または MW-R-WX
- 基板アンテナ:MW-A-P1934
- USBシリアル変換IC:FTDI FT232R
中継機の電源にAC アダプタは利用できる?
MONOSTICK 単独で中継機として扱う場合には、市販の USB AC アダプタ(Type A)を利用できます。定格は 5V 500mA です。
中継機の電源にモバイルバッテリは利用できる?
MONOSTICK 単独で中継機として扱う場合には、市販のモバイルバッテリ(Type A)を利用できます。定格は 5V 500mA です。
親機・中継機アプリ
受信データの出力書式は?
親機・中継機アプリの受信メッセージ | TWELITE STAGE SDK マニュアルを参照してください。
中継機の間欠動作はできる?
できません。受信パケットを待機するために、連続して動作させる必要があります。
中継機を使用した場合に、受信データが一度しか出力されないのはなぜ?
親機は、同一のパケットを複数回に渡って受信したとき、あとに受信したものを破棄します。そのため、データ出力は一度に限られています。
中継の動作を確認するには?
単純ネットの場合、パケットが特定の中継機によって中継されたことをデータ上から確認することはできません。
電子レンジによる簡易的な確認方法
マイクロ波を使う電子レンジは、簡易的な電波暗箱として機能します。
送信機を電子レンジの中に入れて蓋を閉め、中継機を電子レンジに密着させておき、受信機を離しておけば、中継機に頼らなくては通信が成功しない状況をつくることができます。中継機を停止した際に通信が途絶えたならば、中継機が期待通りに動作していることが分かります。
中継機は増やせば増やすほどよいものではない?
はい。
ルーティングを行わない通信方式のため、中継機が多すぎるとパケット数があまりにも増大してしまい、かえって信頼性が低下してしまうことがあります。 中継を行う場合には、少しずつ中継機能を持つ端末を増やしていき、最適な構成を探していただくように案内しております。
中継回数を3段以上に増やすには?
TWELITE のファームウェアを改変することで中継回数を増やすことはできますが、パケット数があまりにも増大してしまうために推奨しません。長距離通信には、既存のネットワークを利用したほうがよいといえます。
LANへ接続する方法
例えば、TWELITE SPOT と無線 LAN ルータを使うことで、TWELITE 親機が受信したデータを LAN へ流すことができます。
また、消費電力が大きくなる傾向にあるものの、USB タイプの MONOSTICK を Raspberry Pi などの小型 PC へ差し込み、受信したデータを LAN へ流す方法もございます。
Node-RED に使用できる?
当社では確認しておりません。
PLC に使用できる?
当社では確認しておりません。
ホストPC
MONOSTICK のシステム要件は?
MONOSTICK そのものにシステム要件はなく、内部に搭載している FTDI 製 USBシリアル変換IC のドライバをインストールできる環境であれば動作します。
2024年現在、最新の FTDI CDM Drivers は次の環境で動作します
- Windows 11 (x64)
- Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 (x86 / x64)
- Windows Server 2016 / 2012 R2 / 2008 R2
- Mac OS X 10.4 Tiger 以降 (x64 / arm64e)
- Linux (x86 / x64 / arm / mips)
一方、TWELITE STAGE アプリは、Windows 10 または 11 もしくは 64bit の Linux ディストリビューションが動作する PC または macOS 12 以降が動作する Mac を必要とします。加えて、3GB 程度の空き容量を必要とします。
Windows の場合、Windows 10 のシステム要件を引用することで、例えば次のように MONOSTICK のシステム要件を表現できます。
- プロセッサ: 1 GHz 以上
- OS: Windows 10 22H2 以降
- RAM: 2 GB
- ハードディスクの空き容量: 3GB
- ディスプレイ: 800 x 600