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2025-04-22 現在

TWE Programmer

Windows 専用の TWELITE 書き込みツール

    TWE Programmer は TWELITE シリーズの無線マイコンへのファームウェアの書き込みや、ターミナル接続を行うためのユーティリティです。

    導入方法

    弊社ウェブサイトからTWE-Programmer.exeを入手後、任意の場所にコピーしてください。

    動作環境

    以下の環境で開発し、動作を確認しております。

    バージョンOS.NET
    v3.8.1Windows 10 Pro 1809v4.0.30319

    依存関係

    FTDI社のドライバ

    TWELITE R や MONOSTICK に搭載されている FTDI 製シリアル変換ICのドライバをインストールしなくてはならない場合がございます。

    起動

    一般のプログラムと同様に TWEProgrammer.exe をダブルクリックして起動します。

    起動後の画面の例

    起動後の画面の例

    ファームウェアの書き込み

    COMポートの指定

    TWELITE を接続した TWELITE R や MONOSTICK のCOMポートを選択します。

    正常に TWELITE を認識すると、TWELITE の表面に刻印されているシリアル番号を表示します。

    ファームウェアの指定

    ボタンを押してファイルを選択するか、.binファイルをドラッグして読み込ませると、ファームウェアの書き込みを行えます。前に指定したファイルが存在する場合は、(再)書き込みボタンを押して書き込むこともできます。

    書き込み中の画面の例

    書き込み中の画面の例

    ターミナル接続する にチェックが入っていると、自動的に TWELITE をリセットし、ターミナル画面を表示します。

    書き込み後の画面の例

    書き込み後の画面の例

    オプション

    低速書込(セーフモード)

    より安全な設定を適用します。通常は必要ありません。

    ベリファイする

    書き込み後にデータの確認を行います。

    ターミナルの接続

    ボーレート設定

    ターミナルの欄からボーレートを変更できます。8N1の設定が適用されます。

    ターミナルの接続

    書き込みを行わずターミナルだけを使用する場合は、ターミナル接続するをチェックした状態でTWELITE のリセットを押してください。

    ターミナルの切断

    ターミナルを切断を押すか、Alt+Iを入力します。

    ショートカット

    ターミナルでは Ctrl を多用するため、Altによるショートカットキーを設定しています。

    操作内容キー操作備考
    ターミナルを切断Alt+Iまたは ターミナルを切断 ボタン
    ターミナルに接続(通常)Alt+Nリセットせず接続
    ターミナルに接続(リセット)Alt+Rリセットして接続
    ハードリセットAlt+R
    +++ を送信Alt+Pまたは + + + ボタン。
    インタラクティブモードへの遷移用
    ターミナルの表示色を変更Alt+G接続中のみ
    ターミナル表示をクリアAlt+Lまたは clear ボタン
    表示内容をコピーAlt+Cまたは copy ボタン
    クリップボードからペーストAlt+V
    ファームウェアファイルを開くCtrl+Alt+Oターミナルの接続中は無効
    ファームウェアを再書き込みCtrl+Alt+W
    ファームウェアを消去Ctrl+Alt+Eターミナルの接続中は無効
    ターミナルの描画方式を変更Ctrl+Alt+Dダブルバッファ方式に切り替え。
    カーソル非表示、描画乱れの可能性あり
    TWE Programmer を終了Ctrl+Alt+X

    また、以下のエスケープシーケンスに対応しています。

    操作内容キー操作
    カーソルを一行上へ移動ESC[A]
    カーソルを行頭へ移動ESC[G]
    カーソルをホームポジションへ移動ESC[H
    画面クリアESC[2J
    CR / カーソルを行頭へ戻す\r

    ログ

    ターミナルの入出力を記録するには、接続前に ターミナルログを保存 へチェックを入れます。

    TWE-Programmer.exeと同じ場所にテキストファイル twelog.log が追加モードで保存されます。

    複数のログを同時に取得したい場合は、TWE-Programmer.exe を別のフォルダに導入してください。

    入出力の書式

    以下の書式で保存されます。

    文字列解説
    表示可能なASCII文字バックスラッシュ\を除く
    バックスラッシュ\(0x5C)\\に変換
    その他16進数で表記

    PC から TWELITE への入力は、TWELITE の出力と区別するため、エスケープシーケンスを前後に挿入します。

    • 入力の開始:ESC[7m]
    • 入力の終了:ESC[0m]

    設定

    起動時のコマンドラインオプションにより、いくつかの設定を行えます。

    パラメータ設定内容
    -vベリファイを有効化
    -c起動後の自動接続を無効化
    -s低速書込(セーフモード)を有効化
    -Dダブルバッファを有効化
    ちらつきを抑制するが、
    カーソル非表示などの制約あり
    -g [num]
    --color [num]
    文字色を指定(無効なら0
    0: ピンク/ワイン
    1: オレンジ/黒
    2: 緑/黒
    3: 黒/白
    4: 白/ワイン
    5: ワイン/黄
    6: 白/青
    [file]読み込むファームウェアを指定

    プログラムのショートカットを作成し、プロパティからコマンドラインオプションを追加できます。

    プロパティの画面の例

    プロパティの画面の例

    エラー出力

    書き込み時にエラーが発生した場合は、以下のように画面がピンク色に変わります。接続を確認して、(再)書き込みを押してください。

    書き込みに失敗した例

    書き込みに失敗した例

    ほかのソフトウェアでCOMポートを使用している場合にも、エラーを出力します。COMポートを使っているソフトウェアを終了してから、接続再チェックを押してください。

    接続に失敗した例

    接続に失敗した例