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2024-04-25 現在

パル/キュー/アリアアプリ

パル/キュー/アリアアプリからデータを受信する

1 - パルアプリ

パルアプリからデータを受信する

センサーデータの簡易的な読み方

下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。

:80000000CF7F7382019E3B0180050F003400038135001205040406000000113008020B8611300102042E000000018015044006FFF00010FC1815044106FFF00018FC1815044206FFF00010FC0015044306FFF80000FC1015044406FFF00010FC1815044506FFE00018FBF815044606FFE80000FC0015044706FFE80010FBF815044806FFE80010FC0815044906FFE80010FC080C0E[CR][LF]

上記が逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのが煩雑です。

そのため、以下に使用するセンサーパルごとのデータのある場所とその抽出例のコードを示します。
その際、: を 0 文字目とします。

データの位置の表記法

以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。

[データの開始位置:データの開始位置+文字数]

例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。

[15:15+4]

開閉センサーパル

開閉センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。

:80000000A8001C82012B1E01808103113008020D0C1130010203E40000000101EC6E[CR][LF]

磁気センサーのデータは63文字目から2文字分です。
磁気センサーは下表の値を出力します。

磁気センサーデータ意味
磁気センサーのデータ意味
00磁石が遠ざかった。
01磁石のN極が近づいた。
02磁石のS極が近づいた。
80磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)

例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。

80 -- 80 -- 80 -- 01(※) -- 81 -- 81 --

※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。

また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、64文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。

センサーのデータの抽出例

以下は磁気センサーの状態を抜き出すためのPythonの対話モードでの実行例です。
以下の例では、63文字目と64文字目を抜き出して数値に変換し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、標準出力しております。

>>> t = ':80000000A8001C82012B1E01808103113008020D0C1130010203E40000000101EC6E'
>>> v = int(t[63:63+2], 16) # 63文字目から2文字取り出し、整数値に変換
>>> periodic = True if (v & 0x80) else False # 定期送信パケットかどうか調べる(Trueだったら定期送信)
>>> status = 'S' if (v & 0x4F) == 2 else 'N' if (v & 0x4F) == 1 else 'Open' # 磁気センサーの状態を取得する。
>>> print('Magnet: %s, %s' % (periodic, status))
Magnet: False, N

アドレスなどのセンサー以外のデータ

出力メッセージは、磁気センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。

データ位置  データ例   意味
[1:1+8]    80000000  中継機のシリアルID
[9:9+2]    A8        LQI
[11:11+4]  001C      続き番号
[15:15+8]  82012B1E  送信元のシリアルID
[23:23+2]  01        送信元の論理デバイスID
[25:25+2]  80        センサー種別(80で固定)
[27:27+2]  81        PAL基板バージョンとPAL基板ID(開閉センサーパルは81)

開閉センサーパルのデータの判別方法

親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力されたデータがどのアプリのデータか区別する必要があります。

開閉センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで69文字(改行コードありでは71文字)で、ほかのセンサーパルのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。
ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。

より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。

  • 1文字目が8であること
  • 15文字目が8であること
  • 25、26文字目が ‘80’ であること
  • 27、28文字目が ‘81’ であること

環境センサーパル

環境センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。

:8000000084811F810EFF6D04808205113008020AEB11300102035A0501000209E3010200020E3A02030004000001BE6C00[CR][LF]

温度などのセンサーデータは63文字目から94文字目までに含まれております。
各データの位置やデータ形式は以下の通りです。

データ位置 意味
[63:63+4] 温度(符号付整数、単位は°Cの100倍(23.56°C→2356))
[75:75+4] 湿度(符号無整数、単位は%の100倍(25.99%→2599))
[87:87+8] 照度(符号無整数、単位はLux)

以下は、環境センサーパルのデータを取得するためのPythonの対話モードでの実行例です。
出力メッセージから、温度、湿度、照度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、温度は符号付の数値に変換します。
そのあと、センサーのデータを出力しますが、温度と湿度データは100倍されたデータですので、出力時に100で割った値を出力しています。

>>> t = ':8000000084811F810EFF6D04808205113008020AEB11300102035A0501000209E3010200020E3A02030004000001BE6C00'
>>> temp = int(t[63:63+4], 16) # 63文字目から4文字取り出し、整数値に変換
>>> temp = (-65536 + temp) if temp >= 32768 else temp # 符号付き16ビット整数の対応
>>> hum = int(t[75:75+4], 16)
>>> illum = int(t[87:87+8], 16)
>>> print('temperature: %f' % ( temp/100.0 ))
temperature: 25.310000
>>> print('humidity: %f' % ( hum/100.0 ))
humidity: 36.420000
>>> print('illuminance: %d' % illum)
illuminance: 446

アドレスなどのセンサー以外のデータ

出力メッセージは、温湿度、照度センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。

データ位置  データ例   意味
[1:1+8]    80000000  中継機のシリアルID
[9:9+2]    84        LQI
[11:11+4]  8114      続き番号
[15:15+8]  810EFF6D  送信元のシリアルID
[23:23+2]  04        送信元の論理デバイスID
[25:25+2]  80        センサー種別(80で固定)
[27:27+2]  82        PAL基板バージョンとPAL基板ID(開閉センサーパルは81)

環境センサーパルのデータの判別方法

親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリの出力か区別する必要があります。

環境センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで99文字(改行コードありでは101文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。
ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。

より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。

  • 1文字目が8であること
  • 15文字目が8であること
  • 25、26文字目が ‘80’ であること
  • 27、28文字目が ‘82’ であること

動作センサーパル

動作センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。

:80000000BA002382011CEF01808312113008020D0211300102055C1504400600100010045015044106000800100430150442060000001004381504430600080018043015044406000000180458150445060000002004381504460600080018042815044706FFE80010042015044806FFF00010043815044906FFE80018043015044A06FFF80018044015044B06FFF80018041815044C0600000010042015044D0600000028045015044E0600000008043815044F0600000018043828A5[CR][LF]

加速度データは63文字目から時系列順でX、Y、Zに並んだ加速度が16個分格納されます。
加速度は、符号付整数で単位はmg(1重力加速度(g)の1/1000)です。
*データが12文字、ヘッダが8文字で、20文字ごとにデータが並びます。

データ位置    データ例      意味
[63:63+12]   001000100450 データ1 0010(X軸)/0010(Y軸)/0450(Z軸)
[83:83+12]   000800100430 データ2 0008(X軸)/0010(Y軸)/0430(Z軸)
[103:103+12] 000000100438 ...
[123:123+12] 000800180430
[143:143+12] 000000180458
[163:163+12] 000000200438
[183:183+12] 000800180428
[203:203+12] FFE800100420
[223:223+12] FFF000100438
[243:243+12] FFE800180430
[263:263+12] FFF800180440
[283:283+12] FFF800180418
[303:303+12] 000000100420
[323:323+12] 000000280450
[343:343+12] 000000080438
[363:363+12] 000000180438 データ16

以下は、1サンプル目の加速度を取得するためのPythonの対話モードでの実行例です。
出力メッセージから、1サンプル目の加速度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、符号付の数値に変換します。
変換後、加速度データを出力します。

>>> t = ':80000000BA002382011CEF01808312113008020D0211300102055C1504400600100010045015044106000800100430150442060000001004381504430600080018043015044406000000180458150445060000002004381504460600080018042815044706FFE80010042015044806FFF00010043815044906FFE80018043015044A06FFF80018044015044B06FFF80018041815044C0600000010042015044D0600000028045015044E0600000008043815044F0600000018043828A5'
>>> x = int(t[63:63+4], 16) # 63文字目から4文字取り出し、整数値に変換(X軸)
>>> x = (-65536 + x) if x >= 32768 else x # 符号付き16ビット整数の対応
>>> y = int(t[67:67+4], 16) # 67文字目から4文字取り出し、整数値に変換(Y軸)
>>> y = (-65536 + y) if y >= 32768 else y # 符号付き16ビット整数の対応
>>> z = int(t[71:71+4], 16) # 63文字目から4文字取り出し、整数値に変換(Z軸)
>>> z = (-65536 + z) if z >= 32768 else z # 符号付き16ビット整数の対応
>>> print('x:%d, y:%d, z:%d' % ( x, y, z ))
x:16, y:16, z:1104

アドレスなどのセンサー以外のデータ

出力メッセージは、加速度センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。

データ位置  データ例   意味
[1:1+8]    80000000  中継機のシリアルID
[9:9+2]    BA        LQI
[11:11+4]  0023      続き番号
[15:15+8]  82011CEF  送信元のシリアルID
[23:23+2]  01        送信元の論理デバイスID
[25:25+2]  80        センサー種別(80で固定)
[27:27+2]  83        PAL基板バージョンとPAL基板ID(開閉センサーパルは81)

動作センサーパルのデータの判別方法

親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリのデータか区別する必要があります。

動作センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで379文字(改行コードありでは381文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。
ただし、シリアル通信アプリなどのように出力メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。

より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。

  • 1文字目が8であること
  • 15文字目が8であること
  • 25、26文字目が ‘80’ であること
  • 27、28文字目が ‘83’ であること

出力例

以下は、パルごとのデータの出力例です。

開閉センサーパル

:80000000A8001C82012B1E01808103113008020D0C1130010203E40000000101EC6E
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8​^9^a^b^c^^^d^e^f^g^h^^^i^j^k^l^m^n^o^p
 0                   10                  20                  30
番号バイト数意味データ例内容備考
14中継機のシリアルID80000000中継無し
21LQIA8168
32続き番号001C28
44送信元のシリアルID82012B1E送信元のシリアルIDは2012B1E
51送信元の論理デバイスID01送信元の論理デバイスIDは01
61センサー種別80
71PAL基板バージョンとPAL基板ID81開閉センサーパル Ver.1
81センサーデータの数033つ
91各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

a1データソース30ADC
b1拡張バイト08電源電圧
c1データ長022バイト
d2データ0D0C3340mV
e1各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

f1データソース30ADC
g1拡張バイト01ADC1
h1データ長022バイト
i2データ03E4996mV
j1各種情報ビット値00

拡張バイトなし

符号なしChar型

k1データソース00磁気
l1拡張バイト000
m1データ長011バイト
n1データ01磁石(N極)が近づいた

00: 磁石が離れた。
01: N極が近づいた
02: S局が近づいた
80: 変化なし(磁石なし)
81: 変化なし(N極が近くにある)
82: 変化なし(S極が近くにある)

o1チェックサム1EC
p1チェックサム26E

環境センサーパル

​:8000000084811F810EFF6D04808205113008020AEB11300102035A0501000209E3010200020E3A02030004000001BE6C00
 ​^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^9^a^b^c^^^d^e^f^g^h^^^i^j^k^l^m^^^n^o^p^q^r^^^s^t^u^v^w^^^^^^^x^y^z
 0                   10                  20                  30                  40
番号バイト数意味データ例内容備考
14中継機のシリアルID80000000中継無し
21LQI84132
32続き番号811F33055
44送信元のシリアルID810EFF6D送信元のシリアルIDは810EFF6D
51送信元の論理デバイスID04送信元の論理デバイスIDは04
61センサー種別80
71PAL基板バージョンとPAL基板ID82環境センサーパル Ver.1
81センサーデータの数055つ
91各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

a1データソース30ADC
b1拡張バイト08電源電圧
c1データ長022バイト
d2データ0AEB2795mV
e1各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

f1データソース30ADC
g1拡張バイト01ADC1
h1データ長022バイト
i2データ035A858mV
j1各種情報ビット値05

拡張バイトなし

符号ありShort

k1データソース01温度
l1拡張バイト000
m1データ長022バイト
n2データ09E325.31°C
o1各種情報ビット値01

拡張バイトなし

符号なしShort

p1データソース02湿度
q1拡張バイト000
r1データ長022バイト
s2データ0E3A36.42%
t1各種情報ビット値02

拡張バイトなし

符号ありLong

u1データソース03照度
v1拡張バイト000
w1データ長044バイト
x4データ000001BE446 lux
y1チェックサム16C
z1チェックサム200

動作センサーパル

出力例

:80000000BA002382011CEF01808312113008020D0211300102055C1504400600100010045015044106000800100430150442060000001004381504430600080018043015044406000000180458150445060000002004381504460600080018042815044706FFE80010042015044806FFF00010043815044906FFE80018043015044A06FFF80018044015044B06FFF80018041815044C0600000010042015044D0600000028045015044E0600000008043815044F0600000018043828A5
 ​^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^9^a^b^c^^^d^e^f^g^h^^^i^j^k^l^m^^^^^^^^^^^n^o^p^q^r^^^^^^^^^^^s  ...                                                                                                                                                                                                                                                               ^t^u^v^w^^^^^^^^^^^x^y^z
 0                   10                  20                  30                  40                  50                  60                  70                  80                  90                  100                 110                 120                 130                 140                 150                 160                 170                 180
番号バイト数意味データ例内容備考
14中継機のシリアルID80000000中継無し
21LQIBA186
32続き番号002335
44送信元のシリアルID82011CEF送信元のシリアルIDは82011CEF
51送信元の論理デバイスID01送信元の論理デバイスIDは01
61センサー種別80
71PAL基板バージョンとPAL基板ID83動作センサーパル Ver.1
81センサーデータの数1218
91各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

a1データソース30ADC
b1拡張バイト08電源電圧
c1データ長022バイト
d2データ0D023330mV
e1各種情報ビット値11

拡張バイトあり
符号なしShort型

f1データソース30ADC
g1拡張バイト01ADC1
h1データ長022バイト
i2データ055C1372mV
j1各種情報ビット値15

拡張バイトあり

符号ありShort

k1データソース04加速度
l1拡張バイト40

サンプリング周波数 : 100Hz

0サンプル目

m1データ長066バイト
n2データ001000100450

X : 16mg

Y : 16mg

Z : 1104mg

o1各種情報ビット値15

拡張バイトあり

符号ありShort

p1データソース04加速度
q1拡張バイト41

サンプリング周波数 : 100Hz

1サンプル目

r1データ長062バイト
s2データ000800100430

X : 8mg

Y : 16mg

Z : 1072mg

t1各種情報ビット値15

拡張バイトあり

符号ありShort

u1データソース04加速度
v1拡張バイト4F

サンプリング周波数 : 100Hz

15サンプル目

w1データ長066バイト
x4データ000000180438

X : 0mg

Y : 24mg

Z : 1080mg

y1チェックサム128
z1チェックサム2A5

通知パル

:80000000C9BBC082014C3501808403113008020D0C1130010203F9120504041000000097C6
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^9^a^b^c^^^d^e^f^g^h^^^i^j^k^l^m^n^^^^^o^p^q
 0                   10                  20                  30
番号バイト数意味データ例データ例の内容備考
14中継機のシリアルID80000000中継無し
21LQICQ186
32続き番号BBC048064
44送信元のシリアルID82014C35送信元のシリアルIDは82014C35
51送信元の論理デバイスID01送信元の論理デバイスIDは01
61センサー種別80
71PAL基板バージョンとPAL基板ID84通知パル Ver.1
81センサーデータの数033
91各種情報ビット値11拡張バイトあり 符号なしShort型
a1データソース30ADC
b1拡張バイト08電源電圧
c1データ長022バイト
d2データ0D0C3340mV
e1各種情報ビット値11拡張バイトあり 符号なしShort型
f1データソース30ADC
g1拡張バイト01ADC1
h1データ長022バイト
i2データ03F91017mV
j1各種情報ビット値12拡張バイトあり符号なしLong
k1データソース05イベント
l1拡張バイト04加速度によるイベント
m1データ長044バイト
n1データ110イベント0x10(16)が発生

加速度の場合
0x01(1)~0x06(6):さいころ
0x08(8):シェイク
0x10(16):タップ

o3データ20000000将来の拡張用。現在は未使用
p1チェックサム128
q1チェックサム2A5

2 - キューアプリ

キューアプリからデータを受信する

TWELITE CUEには加速度センサーと磁気センサーが搭載されており、両方のセンサーのデータも出力メッセージに含まれます。

このページでは出力メッセージからそれらのセンサーデータの読み方について解説します。

センサーデータの簡易的な読み方

下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。

:80000000CF7F7382019E3B0180050F003400038135001205040406000000113008020B8611300102042E000000018015044006FFF00010FC1815044106FFF00018FC1815044206FFF00010FC0015044306FFF80000FC1015044406FFF00010FC1815044506FFE00018FBF815044606FFE80000FC0015044706FFE80010FBF815044806FFE80010FC0815044906FFE80010FC080C0E[CR][LF]

上記は逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのは煩雑です。

そのため、各センサーの値の場所とその抽出例をご説明します。
その際、: を 0 文字目とします。

データの位置の表記法

以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。

[データの開始位置:データの開始位置+文字数]

例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。

[15:15+4]

加速度

加速度データは103文字目から時系列順でX、Y、Zに並んだ加速度が10個分格納されます。
加速度は、符号付整数で単位はmg(1重力加速度(g)の1/1000)です。
*データが12文字、ヘッダが8文字で、20文字ごとにデータが並ぶ。

[93:93+2]    80           磁気センサー
[103:103+12] FFF00010FC18 データ1 FFF0(X軸)/0010(Y軸)/FC18(Z軸)
[123:123+12] FFF00018FC18 データ2 FFF0(X軸)/0018(Y軸)/FC18(Z軸)
[143:143+12] FFF00010FC00 ...
[163:163+12] FFF80000FC10
[183:183+12] FFF00010FC18
[203:203+12] FFE00018FBF8
[223:223+12] FFE00018FBF8
[243:243+12] FFE80010FBF8
[263:263+12] FFE80010FC08
[283:283+12] FFE80010FC08 データ10

磁気センサー

磁気センサーは93文字目から2文字分です。
磁気センサーは下表の値を出力します。

磁気センサーデータ意味
磁気センサーのデータ意味
00磁石が遠ざかった。
01磁石のN極が近づいた。
02磁石のS極が近づいた。
80磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)

例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。

80 -- 80 -- 80 -- 01(※) -- 81 -- 81 --

※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。

また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、94文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。

センサーのデータの抽出例

1サンプル目の加速度と磁気センサーのデータを取得するPythonの対話モードでの実行例です。
シリアルメッセージから、1サンプル目の加速度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、符号付の数値に変換します。
磁気センサーのデータをシリアル出力から抜き出し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、加速度データと磁気センサーの情報を標準出力しております。

>>> t =':80000000CF7F7382019E3B0180050F003400038135001205040406000000113008020B8611300102042E000000018015044006FFF00010FC1815044106FFF00018FC1815044206FFF00010FC0015044306FFF80000FC1015044406FFF00010FC1815044506FFE00018FBF815044606FFE80000FC0015044706FFE80010FBF815044806FFE80010FC0815044906FFE80010FC080C0E'
>>> x = int(t[103:103+4], 16) # 103文字目から4文字(データ1のX軸)取り出し整数値へ変換
>>> x = (-65536 + x) if x >= 32768 else x # 符号付き16ビット整数の対応
>>> y = int(t[107:107+4], 16) # 103文字目から4文字(データ1のX軸)取り出し整数値へ変換
>>> y = (-65536 + y) if y >= 32768 else y # 符号付き16ビット整数の対応
>>> z = int(t[111:111+4], 16) # 103文字目から4文字(データ1のX軸)取り出し整数値へ変換
>>> z = (-65536 + z) if z >= 32768 else z # 符号付き16ビット整数の対応
>>> print("x=%d, y=%d, z=%d" % (x, y, z))
x=-16, y=16, z=-1000
>>> v = int(t[93:93+2], 16) # 63文字目から2文字取り出し、整数値に変換
>>> periodic = True if (v & 0x80) else False # 定期送信パケットかどうか調べる(Trueだったら定期送信)
>>> status = 'S' if (v & 0x4F) == 2 else 'N' if (v & 0x4F) == 1 else 'Open' # 磁気センサーの状態を取得する。
>>> print('Magnet: %s, %s' % (periodic, status))
Magnet: True, Open

アドレスなどのセンサー以外のデータ

出力メッセージは、加速度、磁気センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。

データ位置  データ例   意味
[1:1+8]    80000000  中継機のシリアルID
[9:9+2]    AE        LQI
[11:11+4]  0098      続き番号
[15:15+8]  810B6492  送信元のシリアルID
[23:23+2]  01        送信元の論理デバイスID
[25:25+2]  80        センサー種別(80で固定)
[27:27+2]  05        PAL基板バージョンとPAL基板ID(TWELITE CUEは05)

開閉センサーパルのデータの判別方法

親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力されたデータがどのアプリのデータか区別する必要があります。

TWELITE CUEの出力メッセージは、改行コード抜きで299文字(改行コードありでは301文字)で、ほかのセンサーパルのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。
ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。

より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。

  • 1文字目が8であること
  • 15文字目が8であること
  • 25、26文字目が ‘80’ であること
  • 27、28文字目が ‘05’ であること

TWELITE CUEモード

出力例

:80000000B1001B810B64650180050F003400038135001205040403000000113008020D3411300102052E000000018015044006FC28FFB0001815044106FC28FFB0000815044206FC30FFB0FFF815044306FC30FFC0FFF815044406FC28FFB0000015044506FC38FFA8001015044606FC30FFB0FFF015044706FC30FFB8FFD815044806FC20FFB0000015044906FC40FFA80018A62C
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^^^^^^^^^^^^^9^^^^^^^^^^^^^^^a^^^^^^^b^^^c^^^^^^^d^^^e^^^^^^^f^g^^^^^^^h^^^i^^^j^^^k^^^^^^^l^^^m^^^n^^^o                                                                                                                                                                ^p^q
意味バイト数データ例備考
1中継機シリアルID480000000
2LQI1B1
3続き番号2001B
4送信元シリアルID4810B6465
5送信元LID101
6センサー種別180
7PAL IDとPAL Ver105TWELITE CUE
8センサーデータ数10F15
9センサーデータ0700340003813500パケットプロパティ参照
aセンサーデータ181205040403000000イベント参照
bセンサーデータ2 (ヘッダ)411300802

2バイト、拡張ビット有
電圧(電源電圧)
詳しくはこちらを参照してください。

cセンサーデータ220D343350mV
dセンサーデータ3 (ヘッダ)411300102

2バイト、拡張ビット有
電圧(ADC1)
詳しくはこちらを参照してください。

eセンサーデータ32052E1432mV
fセンサーデータ4 (ヘッダ)400000001

1バイト拡張ビットなし

ホールIC

詳しくはこちらを参照してください。

gセンサーデータ4180

変化なし、オープン
(00: 磁石が離れた。
01: N極が近づいた
02: S局が近づいた
80: 変化なし(磁石なし)
81: 変化なし(N極が近くにある)
82: 変化なし(S極が近くにある))

hセンサーデータ5 (ヘッダ)415044006

符号あり2バイト、拡張ビット有

加速度(1サンプル目)

詳しくはこちらを参照してください。

iセンサーデータ5(X軸)2FC28X = 392mg
jセンサーデータ5(Y軸)2FFB0Y = -800mg
kセンサーデータ5(Z軸)20018Z = 240mg
lセンサーデータ6 (ヘッダ)415044106

符号あり2バイト、拡張ビット有

加速度(2サンプル目)

こちらを参照してください。

mセンサーデータ6(X軸)2FC28X = 176mg
nセンサーデータ6(Y軸)2FFB0Y = -1248mg
oセンサーデータ6(Z軸)20008Z = -96mg
中略
pチェックサム11A61~pの1つ前までのCRC8
qチェックサム212C1~pまでのLRC

パケットプロパティ

00340003810402
^1^2^3^4^5^6^7
意味バイト数データ例備考
1各種情報ビット値100拡張バイトなし、符号なしChar
2データソース134起床要因
3拡張バイト100
4データ長103
5パケットID181

0~127、MSBはイベントがあるかどうか
0もしくは0x80はADC1と電源電圧、イベント以外はデータがないことを示す

6起床要因センサー104

磁気センサー:0x00
温度:0x01
湿度:0x02
照度:0x03
加速度:0x04
DIO:0x31

タイマー:0x35

7起床要因102

送信要因 イベントが発生した:0x00
値が変化した:0x01
値が閾値を超えた:0x02
閾値を下回った:0x03
閾値の範囲に入った:0x04

イベント

1205040410000000
^1^2^3^4^5^6^7^8
意味バイト数データ例備考
1各種情報ビット値112拡張バイトあり、符号なしLong
2データソース105イベント
3拡張バイト104

イベントの発生要因

磁気センサー:0x00
温度:0x01
湿度:0x02
照度:0x03
加速度:0x04

MSBが1の場合はデータ2にデータが存在する。

4データ長104
5データ1110

イベント発生要因が磁気センサーの場合

0x00(0):近くに磁石がない
0x01(1):磁石のN極が近くにある
0x02(2):磁石のS極が近くにある

イベント発生要因が加速度の場合

0x01(1)~0x06(6):さいころ
0x08(8):シェイク
0x10(16):ムーブ

6データ23000000未使用

3 - アリアアプリ

アリアアプリからデータを受信する

TWELITE ARIAには温湿度センサーと磁気センサーが搭載されており、両方のセンサーのデータも出力メッセージに含まれます。

このページでは出力メッセージからそれらのセンサーデータの読み方について解説します。

センサーデータの簡易的な読み方

下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。

:80000000CF00028201BAA201800607003400038135001205350401000000113008020D201130010204ED00000001800501000209D0010200020F347934[CR][LF]

上記は逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのは煩雑です。

そのため、各センサーの値の場所とその抽出例をご説明します。
その際、: を 0 文字目とします。

データの位置の表記法

以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。

[データの開始位置:データの開始位置+文字数]

例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。

[15:15+4]

温湿度センサー

温度などのセンサーデータは103文字目から118文字目までに含まれております。
各データの位置やデータ形式は以下の通りです。

データ位置   意味
[103:103+4] 温度(符号付整数、単位は°Cの100倍(23.56°C→2356))
[115:115+4] 湿度(符号無整数、単位は%の100倍(25.99%→2599))

磁気センサー

磁気センサーは93文字目から2文字分です。
磁気センサーは下表の値を出力します。

磁気センサーデータ意味
磁気センサーのデータ意味
00磁石が遠ざかった。
01磁石のN極が近づいた。
02磁石のS極が近づいた。
80磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)

例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。

80 -- 80 -- 80 -- 01(※) -- 81 -- 81 --

※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。

また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、94文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。

センサーのデータの抽出例

以下は、温湿度と磁気センサーのデータを取得するPythonの対話モードでの実行例です。
出力メッセージから、温度、湿度、照度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、温度は符号付の数値に変換します。
そのあと、センサーのデータを出力しますが、温度と湿度データは100倍されたデータですので、出力時に100で割った値を出力しています。
また、磁気センサーのデータをシリアル出力から抜き出し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、加速度データと磁気センサーの情報を標準出力しております。

>>> t = ':80000000CF00028201BAA201800607003400038135001205350401000000113008020D201130010204ED00000001800501000209D0010200020F347934'
>>> temp = int(t[103:103+4], 16) # 63文字目から4文字取り出し、整数値に変換
>>> temp = (-65536 + temp) if temp >= 32768 else temp # 符号付き16ビット整数の対応
>>> hum = int(t[115:115+4], 16)
>>> print('temperature: %f, humidity: %f' % ( temp/100.0, hum/100.0 ))
temperature: 25.120000, humidity: 38.920000
>>> v = int(t[93:93+2], 16) # 93文字目から2文字取り出し、整数値に変換
>>> periodic = True if (v & 0x80) else False # 定期送信パケットかどうか調べる(Trueだったら定期送信)
>>> status = 'S' if (v & 0x4F) == 2 else 'N' if (v & 0x4F) == 1 else 'Open' # 磁気センサーの状態を取得する。
>>> print('Magnet: %s, %s' % (periodic, status))
Magnet: True, Open

アドレスなどのセンサー以外のデータ

出力メッセージは、センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。

データ位置  データ例   意味
[1:1+8]    80000000  中継機のシリアルID
[9:9+2]    CF        LQI
[11:11+4]  0002      続き番号
[15:15+8]  8201BAA2  送信元のシリアルID
[23:23+2]  01        送信元の論理デバイスID
[25:25+2]  80        センサー種別(80で固定)
[27:27+2]  06        PAL基板バージョンとPAL基板ID(TWELITE ARIAは06)

TWELITE ARIAのデータの判別方法

親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリの出力か区別する必要があります。

TWELITE ARIAの出力メッセージは、改行コード抜きで123文字(改行コードありでは125文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。
ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。

より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。

  • 1文字目が8であること
  • 15文字目が8であること
  • 25、26文字目が ‘80’ であること
  • 27、28文字目が ‘06’ であること

TWELITE ARIAモード

出力例

:80000000CF00028201BAA201800607003400038135001205350401000000113008020D201130010204ED00000001800501000209D0010200020F347934
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^^^^^^^9^^^^^a^^^^^^^b^^^^^^^c^^^^^^^d^^^e^^^^^^^f^^^g^^^^^^^h^i^^^^^^^j^^^k^^^^^^^l^^^m^n^o
意味バイト数データ例備考
1中継機シリアルID ​480000000中継されていない場合は80000000
2LQI1CF大きいほど電波品質が良い
3続き番号20002
4送信元シリアルID48201BAA2
5送信元LID101
6センサー種別180TWELITE ARIAは80固定
7PAL ID106TWELITE ARIAモードは06
8センサーデータ数107
9センサーデータ0(ヘッダ)400340003拡張バイトなし、符号なし1バイト、パケットプロパティが3バイト
aセンサーデータ03813500タイマーイベントで送信した
bセンサーデータ1(ヘッダ)412053504拡張バイトあり、符号なしLong、タイマーイベント情報
cセンサーデータ1401000000タイマーが起床させた
dセンサーデータ2(ヘッダ)411300802符号なし2バイト、電源電圧
eセンサーデータ220D203360mV
fセンサーデータ3(ヘッダ)411300102符号なし2バイト、ADC1
gセンサーデータ3204ED1261mV
hセンサーデータ4(ヘッダ)400000001拡張バイトなし、符号なし1バイト、磁気センサー
iセンサーデータ4180

変化なし、オープン
(00: 磁石が離れた。
01: N極が近づいた
02: S局が近づいた
80: 変化なし(磁石なし)
81: 変化なし(N極が近くにある)
82: 変化なし(S極が近くにある))

jセンサーデータ5(ヘッダ)405010002拡張バイトなし、符号あり2バイト、温度
kセンサーデータ5209D025.12°C
lセンサーデータ6(ヘッダ)401020002拡張バイトなし、符号なし2バイト、湿度
mセンサーデータ620F3438.92%
nチェックサム11791~mまでのLRC
oチェックサム21341~nまでのCRC8

4 - 出力書式の詳細

パル・キュー・アリアアプリ出力書式の詳細

出力書式

:80000000A8001C82012B1E01808103113008020D0C1130010203E40000000101EC6E
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^​^9^a^b
番号バイト数意味データ例備考
14中継機のシリアルID80000000中継していない場合は80000000
21LQIA80が最小で255が最大
32続き番号001C
44送信元のシリアルID82012B1E
51送信元の論理デバイスID01
61センサー種別8080で固定
71PAL基板バージョンとPAL基板ID81
81センサーデータの数03
9Nセンサーデータ113008020D0C1130010203E40000000101センサーデータ参照
a1チェックサム1EC1~9までのCRC8
b1チェックサム26E1~aまでのLRC

センサーデータ

センサーデータは以下のような構成で表記されます。

113008020D0C
^1^2^3^4^^^5
番号バイト数意味データ例備考
11情報ビット11データの大きさや拡張バイトの有無を保持する
21データソース30センサーの種類
31拡張バイト08データの補足情報が付与される
41データ長02データのバイト数
5Nデータ0D0Cセンサーの実データ

情報ビット

データの型や拡張バイトの有無、読み込みエラーの有無を示すデータです。
読み方は以下の通りです。

ビット位置意味
7読み込みエラーの有無。1だったら読み込みエラー
6-
5-
4拡張バイトの有無。1だったら拡張バイトあり。
3-
2データの符号の有無。1だったら符号あり、もしくはデータ型が可変長
1, 0

データ型。

00 : char(1バイト)

01 : short(2バイト)

10 : long (4バイト)

11 : 可変長

データソース

データの種類を示します。

ID内容
0x00磁気
0x01温度
0x02湿度
0x03照度
0x04加速度
0x05イベント
0x30電圧
0x34パケットプロパティ

拡張バイト

何サンプル目のデータか、ADCの何番目のデータかなどデータの補助的な値が格納されます。

データソース内容
磁気なし
温度なし
湿度なし
照度なし
加速度

7-5ビット:サンプリング周波数。0=25Hz, 1=50Hz, 2=100Hz, 3=190Hz, 4以上=未定義

4-0ビット:サンプリング番号。0が最も古く、31が最も新しい。

イベント

イベントの発生要因を示す。

磁気センサー:0x00, 温度:0x01, 湿度:0x02, 照度:0x03, 加速度:0x04

MSBが1の場合はデータ2にデータが存在する。

電圧

1 : ADC1
2 : ADC2
3 : ADC3
4 : ADC4
8 : 電源電圧

パケットプロパティなし

データ長

データのバイト数を示します。

データ

センサーの実データが格納されています。

データソースバイト数内容数値例 (16進数)数値例の内容
磁気1(符号無1バイト)

0x00=近くに磁石がない
0x01=N極が近い
0x02=S極が近い
0x80= 定期送信ビット(このビットが1の時は定期送信、0の時は磁気センサーの状態が変化したことを示す)

01磁石のN極が近くにある
温度2(符号有2バイト)温度の100倍 (°C)09E325.31°C
湿度2(符号無2バイト)湿度の100倍 (%)0E3A36.42%
照度4(符号無4バイト)照度 (lux)000001BE446 lux
加速度6(符号有2バイト*3)X 軸、Y 軸、Z軸の順でそれぞれの2バイトの重力加速度 (mg)001000100450

X : 16mg

Y : 16mg

Z : 1104mg

イベント4(符号無1バイト+3バイト)

1バイト : イベント内容

・拡張バイトが磁気の場合

0x00(0):近くに磁石がない
0x01(1):磁石のN極が近くにある
0x02(2):磁石のS極が近くにある

・拡張バイトが加速度の場合

0x01(1)~0x06(6):さいころ
0x08(8):シェイク
0x10(16):ムーブ

3バイト : 未使用(将来の拡張用)

01000000

拡張バイトが磁気の場合 : 磁石のN極が近くにある
拡張バイトが加速度の場合 : さいころの1(加速度センサーが上を向いている)

電圧2(符号無2バイト)電圧 (mV)03E4996mV
パケットプロパティ3(符号無1バイト*3)

1バイト : パケットID
0~127、MSBが1の時はイベントあり。
0もしくは128はADC1と電源電圧、イベント以外はデータがないことを示す。

1バイト : 起床要因データソース

磁気センサー:0x00
温度:0x01
湿度:0x02
照度:0x03
加速度:0x04
DIO:0x31

タイマー:0x35

1バイト : 起床要因

送信要因 イベントが発生した:0x00
値が変化した:0x01
値が閾値を超えた:0x02
閾値を下回った:0x03
閾値の範囲に入った:0x04

810402パケットIDが1でイベントあり、起床要因データソースは加速度で、閾値を超えたので起床した。