既定の書式でシリアルポートから入力されたコマンドを子機へ送信します。
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親機・中継機アプリの送信コマンド
1 - 超簡単!標準アプリへの入力(親機・中継機アプリ)
デジタル・アナログ入出力
0x80
:相手端末の出力変更
相手端末の出力信号を制御します。
データ形式
# | データ | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
char | ヘッダ | : のみ | |
0 | uint8 | 送信先の論理デバイスID | 親機0x00 ,子機0x01 -0x64 ,全子機0x78 |
1 | uint8 | コマンド番号 | 0x80 のみ |
2 | uint8 | 書式バージョン | 0x01 のみ |
3 | uint8 | デジタル信号 | LSBからDOx に対応、0 でHigh |
4 | uint8 | デジタル信号マスク | LSBからDOx に対応、1 で有効 |
5 | uint16 | PWM1 信号 | 0 -1024 ,0xFFFF で無効 |
7 | uint16 | PWM2 信号 | 0 -1024 ,0xFFFF で無効 |
9 | uint16 | PWM3 信号 | 0 -1024 ,0xFFFF で無効 |
11 | uint16 | PWM4 信号 | 0 -1024 ,0xFFFF で無効 |
uint8 | チェックサム | LRC8 | |
char | フッタ | CR (0x0D /'\r' ) | |
char | フッタ | LF (0x0A /'\n' ) |
2 - シリアル通信アプリへの入力(親機・中継機アプリ)
UART
書式モード:アスキー・簡易形式
App_Wings v1.3 以降では、書式モード(A)の簡易形式に対応しています。
2024年9月現在、公開中の SDK に App_Wings v1.3 は含まれていません。
次のリンクから App_Wings v1.3 をダウンロードし、ファイルを指定して書き込むことで使用できます。
データ形式
# | データ | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
char | ヘッダ | : のみ | |
0 | uint8 | 送信先の論理デバイスID | 親機0x00 ,子機0x01 -0x64 ,全子機0x78 |
1 | uint8 | コマンド番号 | 0x80 未満の任意の値 |
2 | [uint8] | 任意のデータ | 長さ\(N\)のバイト列(\(N\leqq80\)を推奨) |
uint8 | チェックサム | LRC8 | |
char | フッタ | CR (0x0D /'\r' ) | |
char | フッタ | LF (0x0A /'\n' ) |
3 - パルアプリ(通知パル)への入力(親機・中継機アプリ)
:0190010004000169[CR][LF]
^1^2^3^^^^^^^4^5
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先のTWELITE PALの論理デバイスIDを指定します。 |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | |
3 | 1 | コマンドパラメータ数 | 01 | コマンドパラメータの数を指定します。例えば、コマンドパラメータを1つだけ指定するなら1に、2つ指定するには2にします。 |
4 | コマンド数x4 | コマンドパラメータ | 00040001 | イベントやLEDの色などを指定するためのパラメータを指定します。 |
5 | 1 | チェックサム | 69 | 1~4の各バイトの和を8ビット幅で計算し2の補数をとります。つまりデータ部の各バイトの総和+チェックサムバイトを8ビット幅で計算すると0になります。 |
6 | 2 | フッター | [CR][LF] | [CR] (0x0D) [LF] (0x0A) を指定します。ただし、チェックサムをXで省略する場合はフッターも省略可能です。 |
コマンドパラメータ
4バイトのコマンドパラメータを組み合わせてコマンドを指定します。
0x00:イベントIDを送信する
TWELITE PALは受信したイベントIDごとの振る舞いが設定されております。 本パラメータでは送信先のTWELITE PALにイベントIDを送信し、設定した動作を行います。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x00 |
2 | 1 | 送信先PAL ID | 送信先のPAL IDを指定します。 |
3 | 1 | 未使用領域 | 0x00固定 |
4 | 1 | イベントID | 0~16までのイベントIDを指定します。 |
0x01 : LEDの色、点滅パターン、明るさを送信する
送信先の通知パルにLEDの色、点滅パターン、明るさを送信します。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x01 |
2 | 1 | 色 | 0:赤 |
3 | 1 | 点滅パターン | 0:常時点灯 |
4 | 1 | 明るさ | 0:消灯 |
0x02 : 点灯時間を送信する
通知パルのLEDの点灯時間を送信します。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x02 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 1 | 未使用領域 | 0x00固定 |
4 | 1 | 点灯時間 | 秒で指定(0は常時点灯) |
0x03:LEDの色をRGBWで指定する
通知パルのLEDの点灯色をRGBWで送信します。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x03 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 2 | LEDの点灯色 | LSBからRGBWの順番で4ビットずつ指定する。 数値が大きいほど明るい |
0x04:点滅パラメータを指定する。
通知パルのLEDの点滅周期と点滅Dutyを送信します。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x04 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 1 | 点滅時間の割合 | 0x00~0xFFで指定する。 数値が大きいほど1周期当たりの点灯時間が長くなる。 1周期の半分だけ点灯させるには0x7Fを指定する。 |
4 | 1 | 点滅周期 | 0x00~0xFFで指定する。 設定値が1大きくなるごとに点滅の周期が約0.04sずつ増える。 1周期1秒にするには0x17を指定する。 |
コマンド例
例1:イベントを送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対してイベント1を送信するコマンド例です。
:0190010004000169
^1^2^3^4^5^6^7^8
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは1個 | |
4 | 1 | コマンドID | 00 | コマンド00 | |
5 | 1 | 送信先PAL ID | 04 | 通知パルに対して送信する | |
6 | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
7 | 1 | イベントID | 01 | イベント1 | 0x00~0x10まで |
8 | 1 | チェックサム | 69 |
例2:通知パルのLEDの点灯色を送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して明るさ8で白色にゆっくり点滅させるためのコマンドです。
:019001010601085E
^1^2^3^4^5^6^7^8
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは1個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 06 | 白 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 01 | 点滅 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | チェックサム | 5E |
例3:通知パルのLEDの点灯色と点灯時間を送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
:0190020104000802FF00015E
^1^2^3^4^5^6^7^8^9^a^b^c
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 02 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 04 | 紫 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 00 | 点灯 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | コマンドパラメータID | 02 | コマンドパラメータID 0x02 | |
9 | 1 | 未使用領域 | FF | ||
a | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
b | 1 | 点灯時間 | 01 | 点灯後1秒で消える | |
c | 1 | チェックサム | 5E |
例4:通知パルに詳細な点灯色を送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させるコマンドです。
:01900103FF0F0459
^1^2^3^4^5^^^6^7
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 03 | コマンドパラメータID 0x03 | |
5 | 1 | 未使用 | FF | ||
6 | 2 | LEDの点灯色 | 0F04 | 青:15、赤4の明るさで点灯させる。 | LSBからRGBWの順番で各色4bitずつ(0~15)で指定する。 数値が大きいほど明るい |
7 | 1 | チェックサム | 59 |
例5:通知パルのLEDの点灯色と点灯時間を送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
:0190020104000802FF00015E
^1^2^3^4^5^6^7^8^9^a^b^c
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 02 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 04 | 紫 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 00 | 点灯 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | コマンドパラメータID | 02 | コマンドパラメータID 0x02 | |
9 | 1 | 未使用領域 | FF | ||
a | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
b | 1 | 点灯時間 | 01 | 点灯後1秒で消える | |
c | 1 | チェックサム | 5E |