セクションの複数ページをまとめています。印刷またはPDF形式で保存...

最適な出力のために、Google Chrome（15以降）または Microsoft Edge（79以降）を推奨いたします。

2025-10-07 現在

Pythonによるファームウェアの書き込み

TWELITE のファームウェア書き込みを行うPythonモジュール（ベータ版）

1: Pythonによるファームウェアの書き込み

2: Pythonによるファームウェアの書き込み

3: Pythonによるファームウェアの書き込み

tweliter モジュールは、TWELITE のファームウェアを書き込むためのPythonモジュールです。PyPIからインストールでき、コマンドラインツールとして使用できるほか、Pythonスクリプトから制御することもできます。

1 - Pythonによるファームウェアの書き込み

概要

tweliter モジュールは、TWELITE のファームウェアを書き込むためのPythonモジュールです。

PyPIからインストールでき、コマンドラインツールとして使用できるほか、Pythonスクリプトから制御することもできます。

インストール方法

PyPIからインストールしてください。


pip install tweliter

Poetryなら


poetry add tweliter

Linux における追記事項

udevルールの設定

udevによって権限を与える必要があるかもしれません。

/etc/udev/rules.d/99-ftdi.rules を作成します

# TWELITE R / MONOSTICK (FT232R / 0403:6001)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001", MODE="0666"

# TWELITE R2 / R3 (FT230X / 0403:6015)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6015", MODE="0666"

udev ルールを更新します


sudo udevadm control --reload-rules
sudo udevadm trigger

また、TWELITE STAGE アプリでは ftdi_sio モジュールのアンロードが必要ですが、Pythonで使用する際はこれをロードする必要があります。


modprobe usbserial
modprobe ftdi_sio

Windows における追記事項

libusbドライバの適用

No backend available といったエラーを発する場合は、libusb-win32 ドライバを適用することで解消できるかもしれません。Zadigを導入し、TWELITE R や MONOSTICK を選択したうえで libusb-win32 （WinUSBでない）を適用してください。

参考：Installation — PyFtdi documentation（pyftdiモジュールを使用しています）

使用例

コマンドラインツールとして

tweliter に続いて、バイナリファイル（.bin）を指定します。


tweliter dir/SomeApp_BLUE.bin

BLUE シリーズと RED シリーズを間違えないようにしてください。

コマンドラインオプション


tweliter -h
usage: tweliter [-h] [-u URL] [-t TYPE] [-g] [-v] [-s] [-m STARTMSG] [-r RETRY] [--clear] [file]

Write TWELITE series firmware

positional arguments:
  file                  Firmware file to write (not required with --clear)

options:
  -h, --help            show this help message and exit
  -u URL, --url URL     Optional device URL starting with ftdi://
  -t TYPE, --type TYPE  Device type(s), comma-separated. e.g., TWELITE_R3,MONOSTICK
  -g, --gold            Select GOLD series
  -v, --verify          Verify firmware after writing
  -s, --safe            Safe mode (GOLD series only, write slowly)
  -m STARTMSG, --startmsg STARTMSG
                        Prefix for startup message to check
  -r RETRY, --retry RETRY
                        Retry count in case of firmware writing failure
  --clear               Clear application NVM memory (GOLD only)

u url：FTDIデバイスを指定するためのURLを指定できます
- 未指定では、接続されたFTDIデバイスが一点なら自動選択、複数なら選択を促します
t type：複数のデバイスを絞り込むための種別を指定できます
- カンマ区切りで指定します。例えば TWELITE_R3,MONOSTICKなど。
g gold：GOLDシリーズを指定します
v verify：書き込み後に検証を行います
s safe：（GOLDシリーズのみ）転送速度を下げるセーフモードを適用します
m startmsg：完了後、指定したテキスト以降の起動メッセージを捕捉して表示します
- デフォルトは !INF としています
r retry：書き込みに失敗したときに指定した数のリトライを行います
- 未指定では、2回までリトライします
clear：（GOLDシリーズのみ）不揮発性メモリの値を消去します（設定値など）

スクリプトから

Tweliteクラスのインスタンスを利用してください。

from pathlib import Path
from tweliter import Tweliter

file = Path("firmware/SomeApp_BLUE.bin")

try:
    with Tweliter(
        type_filter=Tweliter.Type.TWELITE_R2 | Tweliter.Type.TWELITE_R3
    ) as liter:
        # Get serial interface
        ser = liter.get_serial_instance()
        # Write firmware
        liter.write(ser, file, verify=True)
        # Show startup message
        print(liter.get_startup_message_after(ser, "!INF"))
except IOError as e:
    print(f"Couldn't connect {e}")
except RuntimeError as e:
    print(f"Failed to write {e}")

2 - Pythonによるファームウェアの書き込み

v0.3.7

tweliterモジュールは、現在ベータ版です。

概要

tweliter モジュールは、TWELITE のファームウェアを書き込むためのPythonモジュールです。

PyPIからインストールでき、コマンドラインツールとして使用できるほか、Pythonスクリプトから制御することもできます。

インストール方法

PyPIからインストールしてください。


pip install tweliter

Poetryなら


poetry add tweliter

Linux における追記事項

udevルールの設定

udevによって権限を与える必要があるかもしれません。

/etc/udev/rules.d/99-ftdi.rules を作成します

# TWELITE R / MONOSTICK (FT232R / 0403:6001)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001", MODE="0666"

# TWELITE R2 / R3 (FT230X / 0403:6015)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6015", MODE="0666"

udev ルールを更新します


sudo udevadm control --reload-rules
sudo udevadm trigger

また、TWELITE STAGE アプリでは ftdi_sio モジュールのアンロードが必要ですが、Pythonで使用する際はこれをロードする必要があります。


modprobe usbserial
modprobe ftdi_sio

Windows における追記事項

libusbドライバの適用

参考：Installation — PyFtdi documentation（pyftdiモジュールを使用しています）

使用例

コマンドラインツールとして

tweliter に続いて、バイナリファイル（.bin）を指定します。


tweliter dir/SomeApp_BLUE.bin

BLUE シリーズと RED シリーズを間違えないようにしてください。

コマンドラインオプション


tweliter -h
usage: tweliter [-h] [--url URL] [--verify] [--startmsg STARTMSG]
                [--retry RETRY]
                file

Write TWELITE BLUE/RED firmware

positional arguments:
  file                 Firmware file to write

options:
  -h, --help           show this help message and exit
  --url URL            Device URL starting with ftdi://
  --verify             Verify firmware after writing
  --startmsg STARTMSG  Prefix for startup message to check
  --retry RETRY        Retry count in case of firmware writing failure

url：FTDIデバイスを指定するためのURLを指定できます
- 未指定では、接続されたFTDIデバイスが一点なら自動選択、複数なら選択を促します
verify：指定すると、書き込み後にベリファイを行います
startmsg：完了後、指定したテキスト以降の起動メッセージを捕捉して表示します
- デフォルトは !INF MONO WIRELESS としています
retry：数を指定すると、書き込みに失敗した際にその数だけリトライします。
- 未指定では、2回までリトライを行います

スクリプトから

Tweliteクラスのインスタンスを利用してください。

from pathlib import Path
from tweliter import Tweliter

file = Path('dir/SomeApp_BLUE.bin')

try:
    with Tweliter(url="ftdi://:ft-x:/1") as liter:
        # Get serial interface
        ser = liter.get_serial_instance()
        # Write firmware
        liter.write(ser, file, verify=True)
        # Show startup message
        print(liter.get_startup_message_after(ser, "!INF MONO WIRELESS"))
except IOError as e:
    print(f"Cannot connect {e}")
except RuntimeError as e:
    print(f"Failed to write {e}")

3 - Pythonによるファームウェアの書き込み

v0.4.0

tweliterモジュールは、現在ベータ版です。

概要

tweliter モジュールは、TWELITE のファームウェアを書き込むためのPythonモジュールです。

PyPIからインストールでき、コマンドラインツールとして使用できるほか、Pythonスクリプトから制御することもできます。

インストール方法

PyPIからインストールしてください。


pip install tweliter

Poetryなら


poetry add tweliter

Linux における追記事項

udevルールの設定

udevによって権限を与える必要があるかもしれません。

/etc/udev/rules.d/99-ftdi.rules を作成します

# TWELITE R / MONOSTICK (FT232R / 0403:6001)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001", MODE="0666"

# TWELITE R2 / R3 (FT230X / 0403:6015)
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6015", MODE="0666"

udev ルールを更新します


sudo udevadm control --reload-rules
sudo udevadm trigger

また、TWELITE STAGE アプリでは ftdi_sio モジュールのアンロードが必要ですが、Pythonで使用する際はこれをロードする必要があります。


modprobe usbserial
modprobe ftdi_sio

Windows における追記事項

libusbドライバの適用

参考：Installation — PyFtdi documentation（pyftdiモジュールを使用しています）

使用例

コマンドラインツールとして

tweliter に続いて、バイナリファイル（.bin）を指定します。


tweliter dir/SomeApp_BLUE.bin

BLUE シリーズと RED シリーズを間違えないようにしてください。

コマンドラインオプション


tweliter -h
usage: tweliter [-h] [-u URL] [-g] [-v] [-s] [-m STARTMSG] [-r RETRY] file

Write TWELITE series firmware

positional arguments:
  file                  Firmware file to write

options:
  -h, --help            show this help message and exit
  -u URL, --url URL     Optional device URL starting with ftdi://
  -g, --gold            Select GOLD series
  -v, --verify          Verify firmware after writing
  -s, --safe            Safe mode (GOLD series only, write slowly)
  -m STARTMSG, --startmsg STARTMSG
                        Prefix for startup message to check
  -r RETRY, --retry RETRY
                        Retry count in case of firmware writing failure

u url：FTDIデバイスを指定するためのURLを指定できます
- 未指定では、接続されたFTDIデバイスが一点なら自動選択、複数なら選択を促します
g gold：GOLDシリーズを指定します
v verify：書き込み後に検証を行います
s safe：（GOLDシリーズのみ）転送速度を下げるセーフモードを適用します
m startmsg：完了後、指定したテキスト以降の起動メッセージを捕捉して表示します
- デフォルトは !INF としています
r retry：書き込みに失敗したときに指定した数のリトライを行います
- 未指定では、2回までリトライします

スクリプトから

Tweliteクラスのインスタンスを利用してください。

from pathlib import Path
from tweliter import Tweliter

file = Path('dir/SomeApp_BLUE.bin')

try:
    with Tweliter(url="ftdi://:ft-x:/1") as liter:
        # Get serial interface
        ser = liter.get_serial_instance()
        # Write firmware
        liter.write(ser, file, verify=True)
        # Show startup message
        print(liter.get_startup_message_after(ser, "!INF"))
except IOError as e:
    print(f"Cannot connect {e}")
except RuntimeError as e:
    print(f"Failed to write {e}")