Pythonによるファームウェアの書き込み
TWELITE のファームウェア書き込みを行うPythonモジュール(ベータ版)
tweliter
モジュールは、現在ベータ版です。概要
tweliter
モジュールは、TWELITE のファームウェアを書き込むためのPythonモジュールです。
PyPIからインストールでき、コマンドラインツールとして使用できるほか、Pythonスクリプトから制御することもできます。
インストール方法
PyPIからインストールしてください。
Poetryなら
Linux における追記事項
udev
ルールの設定
udev
によって権限を与える必要があるかもしれません。
/etc/udev/rules.d/99-ftdi.rules
を作成します
- udev ルールを更新します
また、TWELITE STAGE アプリでは ftdi_sio
モジュールのアンロードが必要ですが、Pythonで使用する際はこれをロードする必要があります。
Windows における追記事項
libusb
ドライバの適用
No backend available
といったエラーを発する場合は、libusb-win32
ドライバを適用することで解消できるかもしれません。Zadigを導入し、TWELITE R や MONOSTICK を選択したうえで libusb-win32
(WinUSB
でない)を適用してください。
参考:Installation — PyFtdi documentation(
pyftdi
モジュールを使用しています)
使用例
コマンドラインツールとして
tweliter
に続いて、バイナリファイル(.bin
)を指定します。
BLUE シリーズと RED シリーズを間違えないようにしてください。
コマンドラインオプション
u
url
:FTDIデバイスを指定するためのURLを指定できます- 未指定では、接続されたFTDIデバイスが一点なら自動選択、複数なら選択を促します
g
gold
:GOLDシリーズを指定しますv
verify
:書き込み後に検証を行いますs
safe
:(GOLDシリーズのみ)転送速度を下げるセーフモードを適用しますm
startmsg
:完了後、指定したテキスト以降の起動メッセージを捕捉して表示します- デフォルトは
!INF
としています
- デフォルトは
r
retry
:書き込みに失敗したときに指定した数のリトライを行います- 未指定では、2回までリトライします
スクリプトから
Twelite
クラスのインスタンスを利用してください。