キューアプリのデータを取得
monitor_spot_app_cue
の解説です。サンプルスケッチの保存場所
MWings ライブラリを導入していれば、Arduino IDE の ファイル -> スケッチ例 -> MWings -> TWELITE SPOT -> Receive -> monitor_spot_app_cue からスケッチを開くことができます。

保存場所の表示例
スケッチ
以下はソースコード本体です。
ライブラリのインクルード
4行目では、MWings ライブラリをインクルードしています。
ピン番号の定義
6-8行目では、ピン番号を定義しています。
名称 | 内容 |
---|---|
RST_PIN | TWELITE の RST ピンが接続されているピンの番号 |
PRG_PIN | TWELITE の PRG ピンが接続されているピンの番号 |
LED_PIN | 基板上の ESP32 用 LED が接続されているピンの番号 |
TWELITE 設定の定義
10-11行目では、TWELITE SPOT に搭載された TWELITE 親機に適用する設定を定義しています。
名称 | 内容 |
---|---|
TWE_CHANNEL | TWELITE の 周波数チャネル |
TWE_APP_ID | TWELITE の アプリケーション ID |
シリアルポートの設定
19-21行目では、使用するシリアルポートを初期化するとともに、シリアルモニタへ起動メッセージを出力しています。
Serial
は、Arduino IDE の シリアルモニタとの通信に使います。シリアルモニタの設定に合わせて、ボーレートを 115200
bps としています。
一方、Serial2
は、TWELITE SPOT に搭載された TWELITE 親機との通信に使います。こちらも TWELITE 親機の初期設定に合わせて、ボーレートを 115200
bps としています。
TWELITE の設定
24-26行目では、Twelite.begin()
を呼び出し、TWELITE SPOT に搭載された TWELITE 親機の設定と起動を行っています。
パケット受信時のイベントの登録
29-49行目では、Twelite.on()
を呼び出し、送られたデータに対して行う処理を登録しています。
ここでは、受信したパケットの内容をシリアルモニタに出力しています。
上記のイベントは、キューアプリ(TWELITE CUE モード)からのパケットを受信したときにだけ呼び出されます。
受信したパケットの内容は ParsedAppCuePacket
型の引数 packet
に格納されています。
メッセージの内容
メッセージ | 内容 |
---|---|
Packet Number | パケットの続き番号 |
Source Logical ID | 送信元 TWELITE の論理デバイスID |
LQI | 無線通信品質(0~255) |
Supply Voltage | 電源電圧 (mV) |
Accel Event | 加速度センサーの状態 |
Accel X Axis | X 軸加速度(1サンプル目) |
Accel Y Axis | Y 軸加速度(1サンプル目) |
Accel Z Axis | Z 軸加速度(1サンプル目) |
Magnet State | 磁気センサーの状態 |
加速度センサーの状態
出力される加速度センサーの状態は以下の通りです。
Dice (1)
-Dice (6)
サイコロの目(姿勢)を検知した。Shake
揺さぶるような動きを検知した。Move
ゆっくりとした動きを検知した。
磁気センサーの状態
出力される磁気センサーの状態は以下の通りです。
S-pole is getting closer
新たに磁石のS極を検知した。N-pole is getting closer
新たに磁石のN極を検知した。Leaving or Not found
磁石が検知できなかった。S-pole is close (Periodic packet)
磁石のS極を検知している。N-pole is close (Periodic packet)
磁石のN極を検知している。Not found (Periodic packet)
磁石を連続で検知できていない(定期送信パケット)。
TWELITE のデータの更新
55行目では、Twelite.update()
を呼び出しています。