Linuxへインストールする際の注意事項
TWELITE STAGE APP を Linux へインストールする際の注意事項
TWELITE R2 のUSBデバイスIDが従来の0403:6001から0403:6015に変わっています。udevの設定追加が必要です。
32bit版は用意しておりません。
Linux環境はディストリビューションやバージョンによって、用意されているパッケージの種類が異なります。個別にパッケージ等のインストールや設定が必要になる場合があります。
エラーメッセージ等を手がかりに一般の情報を参照いただくようお願いいたします。
環境
以下の環境で開発・動作確認しています。
- Ubuntu 16.04, 18.04, 20.04
- NNLinux Beta8 64bit
- CentOS 7
シリアルポートの取り扱い
TWELITE STAGE から MONOSTICK や TWELITE-R を認識するには、ftdi_sioモジュールをアンロードし、USBデバイスに対して読み書き権限を与える必要があります。
USBデバイスのIDを以下に示します。
- ベンダーID
0x0403
- プロダクトID
0x6001
(MONOSTICK,TWELITE R) または0x6015
(TWELITE R2)
なお、この設定を自動化するための udev
の設定スクリプト(Ubuntu, CentOS) を用意しています。
/etc/udev/rules.d
に定義をコピーして、設定をリロードします。 設定後は USB デバイスを抜き差ししてから TWELITE_Stage.run
を実行してください。起動直後の画面で USB デバイスが表示されたなら、設定が反映されています。
Ubuntu 16.04, 18.04, 20.04
cd ./MWSTAGE/TWELITE_Stage/INSTALL/ubuntu/
sudo ./set_udev_sudo.sh
定義ファイル(読みやすいように改行しています)
ACTION=="add",
ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001",
MODE="0666",
RUN+="/bin/sh -c 'rmmod ftdi_sio && rmmod usbserial'"
ACTION=="add",
ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6015",
MODE="0666",
RUN+="/bin/sh -c 'rmmod ftdi_sio && rmmod usbserial'"
Centos 7
cd ./MWSTAGE/TWELITE_Stage/INSTALL/centos/
sudo ./set_udev_sudo.sh
定義ファイル(読みやすいように改行しています)
ACTION=="add",
ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001",
MODE="0666",
RUN+="/bin/sh -c '/usr/sbin/rmmod ftdi_sio'"
ACTION=="add",
ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6015",
MODE="0666",
RUN+="/bin/sh -c '/usr/sbin/rmmod ftdi_sio'"
アプリケーションの登録
必要に応じて、お使いのデスクトップ環境に合った方法でアプリケーションを登録してください。
デスクトップ上のファイルアイコンから、TWELITE_Stage.run を実行できない場合があります。 これは、システムが
TWELITE_Stage.run
を実行形式として認識できない場合があるためです。Ubuntu 16.04, 18.04, 20.04
Ubuntu用の定義ファイル生成スクリプトを用意しています。
cd ./MWSTAGE/TWELITE_Stage/INSTALL/ubuntu/
./make_launch_icon.sh
このスクリプトは .desktop
ファイル(アプリ定義)を $HOME/.local/share/applications
に作成します。
スクリプト実行後に、アプリケーション一覧に TWELITE STAGE のアイコンが追加されます。