macOSインストールする際の注意事項
TWELITE STAGE APP を macOS へインストールする際の注意事項
環境
以下の環境で開発・動作確認しています。
- macOS 10.14 (Mojave, Intel)
- macOS 12 (Monterey, Apple Silicon)
依存するソフトウェアや警告ダイアログについて
下記の事象が発生した場合には、 TWELITE_Stage.command
の動作のために、実行の許可やインストールが必要です。
- ツールチェインにはコード署名がなされていますが、コード署名が正しく認証されない場合は、ビルドツールチェイン (
ba-elf-gcc
など) の実行形式一つずつについて、動作許可を求められる場合があります。 - ダウンロードアーカイブには署名しておりません。実行時には、インターネットからダウンロードされたアプリケーションとしてセキュリティ警告が出る場合があります。
TWELITE_Stage.command
をインストールしたパスからの実行許可を要求される場合があります。- ビルド実行時に make ユーティリティのインストールダイアログが出る場合があります。
make ユーティリティの追加インストール
場合によっては、make ユーティリティをインストールしなくてはなりません。
macOSバージョンの違いなどにより、別の手順で行う必要があるかもしれません。
コマンドライン (zsh) から make を実行したときに、エラーが出る場合には Command Line Tools をインストールします。
xcode-select --install
インストールが完了したら、make を入力して以下のメッセージの出力を確認します。
make
make: *** No targets specified and no makefile found. Stop.
シリアルポートの取り扱い
MONOSTICK や TWELITE R シリーズには、 FTDI社 (https://www.ftdichip.com) の USBシリアル変換IC(FT230/FT232 シリーズ)を搭載しています。これらを利用するために、デバイスドライバのインストールが必要となる場合があります。
TWELITE_Stage.command
を起動してもシリアルポートが表示されない場合は、FTDI社のドライバをアンロード(無効化)してください。
このユーティリティは MONOSTICK や TWELITE R を挿入した際にOS標準のデバイスドライバのロードを抑制するだけでなく、同じ USB の ID を持つそれ以外のデバイスについてもデバイスドライバのロードを抑制します。
https://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm より D2xxHelper をダウンロードできます。 なお、TWELITE STAGE SDKの TWELITE_Stage/INSTALL
フォルダにも同じものを収録しています。
参考:FTDI社デバイスドライバの手動アンロード
FTDI 関連のドライバをアンロードするには、以下のコマンドを実行します。
sudo kextunload -b com.apple.driver.AppleUSBFTDI