ここではアリアアプリ(App_ARIA)に固有の機能を説明します。共通機能については、TWELITE APPS マニュアル のトップページを参照してください。
TWELITE がスリープしている間はインタラクティブモードを使用できません。
SET
ピンをGND
へ接続した状態で起動してください。TWELITE STAGE アプリと TWELITE R2/R3 は、自動的にこの操作を行います。
表示例
次のような画面を表示します。
--- CONFIG/App_ARIA V1-01-0/SID=0x810a7817/LID=0x01 ---
a: set Application ID (0x67720102)
i: set Device ID (--)
c: set Channels (18)
x: set Tx Power (13)
b: set UART baud (38400)
B: set UART option (8N1)
k: set Enc Key (0xA5A5A5A5)
o: set Option Bits (0x00000001)
t: set Transmission Interval (5)
p: set Senser Parameter (0x00000000)
d: set Temperature Coefficient (0)
D: set Temperature Offset (0)
f: set Humidity Coefficient (0)
F: set Humidity Offset (0)
---
S: save Configuration
R: reset to Defaults
コマンド
設定項目 | 初期値 | 備考 | |
---|---|---|---|
a | アプリケーションID | 0x67720102 | 32bit |
i | 論理デバイスID | - | 子機1 -100 |
c | 周波数チャネル | 18 | 11 -26 |
x | 再送回数と送信出力 | 13 | |
再送回数 | 1 | 1 -9 回、0 はなし | |
送信出力 | 3 | 0 -3 | |
b | 38400 | 適用不可 | |
B | 8N1 | 適用不可 | |
k | 暗号鍵 | 0xA5A5A5A5 | 32bit |
o | オプションビット | 0x00000001 | その他の詳細設定 |
t | 送信間隔 | 5 | 1 -4095 秒 |
p | センサ固有パラメータ | 0 | |
d | 温度係数 | 0 | 0 -60000 |
D | 温度オフセット | 0 | -2000 -2000 |
f | 湿度係数 | 0 | 0 -60000 |
F | 湿度オフセット | 0 | -2000 -2000 |
各コマンドの詳細を次に示します。
a
:アプリケーションID
通信を行う端末はすべて同一の値とします。論理的にネットワークを分離します。
i
:論理デバイスID
複数の子機を識別する必要がある場合に設定します。
1
-100
の任意の値を設定できます。
c
:周波数チャネル
通信を行う端末はすべて同一の値とします。物理的にネットワークを分離します。
x
:送信出力と再送回数
電波の送信出力と、透過モードおよびヘッダ付き透過モードにおいてパケットを追加で送信する回数を指定します。
b
:UART代替ボーレート
適用できません。TWELITE DIP 等の製品とは異なり BPS
ピンがないからです。
B
:UARTオプション
適用できません。TWELITE DIP 等の製品とは異なり BPS
ピンがないからです。
k
:暗号鍵
オプションビットの暗号化通信の有効化を設定した場合の暗号化鍵を32bitの16進数で指定します。
o
:オプションビット
32bit の数値を指定します。各ビットに紐付いた設定を有効化できます。
対象ビット | 設定項目 | 初期 |
---|---|---|
0x00000001 | 中継機への送信を有効化 | 1️⃣ |
0x00000040 | OTA設定機能を無効化 | 0️⃣ |
0x00001000 | 暗号化通信の有効化 | 0️⃣ |
0x00010000 | 子機のUART出力を有効化 | 0️⃣ |
t
:送信間隔
データの送信間隔を指定します。
p
:センサ固有パラメータ
動作モードの切り替えに使用します。
p | モード |
---|---|
0x00000000 | TWELITE ARIAモード |
0x04000000 | 開閉センサーパルモード |
d
:温度係数
環境センサーパル0
-60000
の範囲で温度データの係数\(d\)を指定します。
0
の場合は無効です。それ以外の値では、最終的な温度を\(\frac{d}{1024}\)倍とします。
D
:温度オフセット
環境センサーパル-2000
-2000
の範囲で温度データのオフセット\(D\)を指定します。
100倍された温度に\(D\)を加算します。最終的な温度は \(\frac{D}{100}\)°C 変化します。
f
:湿度係数
環境センサーパル0
-60000
の範囲で湿度データの係数\(f\)を指定します。
0
の場合は無効です。それ以外の値では、最終的な湿度を\(\frac{f}{1024}\)倍とします。
F
:湿度オフセット
環境センサーパル-2000
-2000
の範囲で湿度データのオフセット\(F\)を指定します。
100倍された湿度に\(F\)を加算します。最終的な湿度は \(\frac{F}{100}\)% 変化します。
オプションビットの詳細
オプションビットの値の各ビットに紐付く設定を解説します。
00000001
:中継機への送信を有効化
親機だけでなく、中継機へ向けた送信を有効化します。
このオプションを設定していない場合にも中継機を使用できますが、親機は重複して届いたパケットを排除します。このとき、パケットがどの中継機を通して伝わったのか、あるいは中継されていないのかを確かめる術はありません。
このオプションを設定していると、親機は複数の端末から受信した一つのパケットを別々に出力することができます。親機に接続されたデバイスが出力を分析することで、子機がどの端末の近くにあったのかを調べることができます。
00000040
:OTA設定機能を無効化
OTA設定の機能を無効化します。
00001000
:暗号化通信の有効化
暗号化通信を有効にします。相手側の暗号化通信も有効化する必要があります。
00010000
:子機のUART出力を有効化
子機のメッセージ出力を有効化します。