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2024-11-14 現在

インタラクティブモード(アリアアプリ)

アリアアプリのインタラクティブモード
    インタラクティブモードでアプリの詳細設定を行うことができます。

    ここではアリアアプリ(App_ARIA)に固有の機能を説明します。共通機能については、TWELITE APPS マニュアル のトップページを参照してください。

    表示例

    次のような画面を表示します。

     --- CONFIG/App_ARIA V1-01-0/SID=0x810a7817/LID=0x01 ---
     a: set Application ID (0x67720102)
     i: set Device ID (--)
     c: set Channels (18)
     x: set Tx Power (13)
     b: set UART baud (38400)
     B: set UART option (8N1)
     k: set Enc Key (0xA5A5A5A5)
     o: set Option Bits (0x00000001)
     t: set Transmission Interval (5)
     p: set Senser Parameter (0x00000000)
     d: set Temperature Coefficient (0)
     D: set Temperature Offset (0)
     f: set Humidity Coefficient (0)
     F: set Humidity Offset (0)
    ---
     S: save Configuration
     R: reset to Defaults
    

    コマンド

    設定項目初期値備考
    aアプリケーションID0x6772010232bit
    i論理デバイスID-子機1-100
    c周波数チャネル1811-26
    x再送回数と送信出力13
    再送回数11-9回、0はなし
    送信出力30-3
    bUART代替ボーレート38400適用不可
    BUARTオプション8N1適用不可
    k暗号鍵0xA5A5A5A532bit
    oオプションビット0x00000001その他の詳細設定
    t送信間隔51-4095
    pセンサ固有パラメータ0
    d温度係数00-60000
    D温度オフセット0-2000-2000
    f湿度係数00-60000
    F湿度オフセット0-2000-2000

    各コマンドの詳細を次に示します。

    a:アプリケーションID

    通信を行う端末はすべて同一の値とします。論理的にネットワークを分離します。

    i:論理デバイスID

    複数の子機を識別する必要がある場合に設定します。

    1-100の任意の値を設定できます。

    c:周波数チャネル

    通信を行う端末はすべて同一の値とします。物理的にネットワークを分離します。

    x:送信出力と再送回数

    電波の送信出力と、透過モードおよびヘッダ付き透過モードにおいてパケットを追加で送信する回数を指定します。

    bUART代替ボーレート

    適用できません。TWELITE DIP 等の製品とは異なり BPS ピンがないからです。

    BUARTオプション

    適用できません。TWELITE DIP 等の製品とは異なり BPS ピンがないからです。

    k:暗号鍵

    オプションビットの暗号化通信の有効化を設定した場合の暗号化鍵を32bitの16進数で指定します。

    o:オプションビット

    32bit の数値を指定します。各ビットに紐付いた設定を有効化できます。

    対象ビット設定項目初期
    0x00000001中継機への送信を有効化1️⃣
    0x00000040OTA設定機能を無効化0️⃣
    0x00001000暗号化通信の有効化0️⃣
    0x00010000子機のUART出力を有効化0️⃣

    t:送信間隔

    データの送信間隔を指定します。

    p:センサ固有パラメータ

    動作モードの切り替えに使用します。

    pモード
    0x00000000TWELITE ARIAモード
    0x04000000開閉センサーパルモード

    d:温度係数

    環境センサーパル

    0-60000の範囲で温度データの係数\(d\)を指定します。

    0の場合は無効です。それ以外の値では、最終的な温度を\(\frac{d}{1024}\)倍とします。

    D:温度オフセット

    環境センサーパル

    -2000-2000の範囲で温度データのオフセット\(D\)を指定します。

    100倍された温度に\(D\)を加算します。最終的な温度は \(\frac{D}{100}\)°C 変化します。

    f:湿度係数

    環境センサーパル

    0-60000の範囲で湿度データの係数\(f\)を指定します。

    0の場合は無効です。それ以外の値では、最終的な湿度を\(\frac{f}{1024}\)倍とします。

    F:湿度オフセット

    環境センサーパル

    -2000-2000の範囲で湿度データのオフセット\(F\)を指定します。

    100倍された湿度に\(F\)を加算します。最終的な湿度は \(\frac{F}{100}\)% 変化します。

    オプションビットの詳細

    オプションビットの値の各ビットに紐付く設定を解説します。

    00000001:中継機への送信を有効化

    親機だけでなく、中継機へ向けた送信を有効化します。

    このオプションを設定していない場合にも中継機を使用できますが、親機は重複して届いたパケットを排除します。このとき、パケットがどの中継機を通して伝わったのか、あるいは中継されていないのかを確かめる術はありません。

    このオプションを設定していると、親機は複数の端末から受信した一つのパケットを別々に出力することができます。親機に接続されたデバイスが出力を分析することで、子機がどの端末の近くにあったのかを調べることができます。

    00000040:OTA設定機能を無効化

    OTA設定の機能を無効化します。

    00001000:暗号化通信の有効化

    暗号化通信を有効にします。相手側の暗号化通信も有効化する必要があります。

    00010000:子機のUART出力を有効化

    子機のメッセージ出力を有効化します。