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2024-04-25 現在

使用方法

TWELITE ARIAの使用方法
TWELITE ARIAの使用方法を2つのステップに分けて説明します。

1 - 動作確認

MONOSTICKとPCを使用して、TWELITE ARIAの動作確認を行う
TWELITE CUEとMONOSTICKを使用して温度を計測してみましょう。

必要なもの

  1. TWELITE CUE
  2. MONOSTICK

電池を入れる

CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE CUEのLEDが3回点滅すれば正常です。
起動後は5秒毎に送信をし、送信時にLEDが1回点滅します。

電池の装着方法の説明図

電池の装着

また、TWELITE ARIAの電池ホルダーは構造上、半田付け部が外れやすいため、以下に注意して電池を挿入してください。

  • コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
  • TWELITE ARIAの運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。

固定用磁石を取り付ける

図の位置の窪みに磁石を取り付けると、TWELITE ARIAを金属面に貼り付けることができます。必要に応じてお使いください。

磁石の設置箇所

磁石の設置箇所

ケースに入れる

丸印で示したようにケースの縁にある爪に引っ掛けて収めてください。

基板の挿入方法の説明図

基板の挿入

ケースを開ける

ケースの切り込みにコインを差し込みこじ開けてください。

コインを差し込む場所の説明図

コインを差し込む場所

親機・中継機の準備

通信相手として親機が必要です。通信距離を延長する場合は中継機が使用できます。親機、中継機にはMONOSTCK - モノスティックを使用することができます。

MONOSTCK - モノスティックのアプリは親機・中継機アプリ Wings-ウイングスのバージョンv1-01-4以上を書き込んでください。

動作確認をする

TWELITE ARIAを動かしたり、磁石を近づけたりして、パソコンに接続したMONOSTICKで受信したデータを確認してみましょう。

TWELITE STAGE SDKの準備

まず最初にTWELITE STAGE SDKの最新版をパソコンにインストールします。

TWELITE STAGE APPを起動する

  1. MONOSTICKをパソコンのUSBポートに接続します。
  2. インストールしたTWELITE STAGE SDKのMWSTAGEフォルダ内の以下のファイルをダブルクリックしてください。
    ・TWELITE_stage.exe(Windows)
    ・TWELITE_stage.command(macOS)
    ・TWELITE_stage.run(Linux)
    起動するとUSBに接続されたMONOSTICKが画面上に表示されます。
  3. シリアルポート選択画面から1: MONOSTICKを選択してください。
  4. デバイスを選択するとTWELITE STAGE APPのトップメニュー画面が表示されます。

親機の準備

通信相手として親機が必要です。親機にはMONOSTCK - モノスティックを使用することができます。
以下の手順で親機・中継機アプリ Wings-ウイングスをMONOSTICK - モノスティックに書き込んでください。

  1. トップメニューから 2:アプリの書換 > 1:BINから選択を選択してください。
  2. MONOSTICK BLUE を使用している場合はApp_Wings_MONOSTICK_BLUE_… を選択し、MONOSTICK RED を使用している場合はApp_Wings_MONOSTICK_RED_… を選択してください。
  3. 書き込み完了後はインタラクティブモードに入らずにESCキーを長押ししてトップメニューに戻ってください。

ビューアを選択する

  1. トップメニューから 1:ビューア > 4: CUE/ARIAビューア を選択します。
  2. TWELITE ARIA タブをクリックします。
TWELITE ARIAビューアの画面

TWELITE ARIAビューア

TWELITE ARIAの動作確認をする

温度、湿度を計測する

5秒ごとに温湿度の値が更新されます。

磁石を検出させる

  • 磁石のN極を磁気センサーに近づけると「[N極]」と表示されます。
  • 磁石のS極を磁気センサーに近づけると「[S極]」と表示されます。
  • 磁石を磁気センサーから遠ざけると「 —- 」と表示されます。

モードを変更する

モードを変更することで、TWELITE ARIAの振る舞いを変更することができます。

詳しくは以下のページをご確認ください。

モード選択

設定を変更する

グループ分けや送信頻度の変更などはインタラクティブモードで設定できます。

インタラクティブモードへの移行方法は以下のページをご確認ください。

設定方法

また、設定できる項目については以下のページをご確認ください。

インタラクティブモード

ログを出力する

パルスクリプトで温湿度などのデータをCSV形式でログに出力することができます。

詳しくは以下のページをご確認ください。

パルスクリプト

グラフを描画する

パルビューアで温湿度や磁気センサーの値をグラフで見ることができます。

詳しくは以下のページをご確認ください。

パルビューア

2 - モード選択

動作モード変更によってTWELITE ARIAの振る舞いをカスタマイズ
TWELITE ARIAはTWELITE ARIAモードと開閉センサーパルモードの2種類があります。

TWELITE ARIAモード

TWELITE ARIAの初期設定モードです。

温湿度計測とドアの開閉の検知を同時に行うことができるオールインワンモードです。

開閉センサーパルモード

開閉センサーパルとして動作するモードです。

ドアの開閉や工場設備の稼働状況を計測する場合は本モードを使用します。

2.1 - TWELITE ARIAモード

初期設定のモード
温湿度の計測、磁石の有無のすべてを試すことができるオールインワンモードです。

工場出荷時は本モードに設定されております。

設定

本モードを使用する場合は以下の項目を設定してください。

設定コマンド設定項目設定値備考
pセンサ固有パラメータの設定00000000

親機の出力

以下の出力例をもとに出力メッセージを解説します。

:80000000C90005810A07B701800607003400038135001205350401000000113008020D1611300102055E0000000180050100020A3A0102000211B3DF13
 ^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^8^^^^^^^^^^^^^9^^^^^^^^^^^^^^^a^^^^^^^b^^^c^^^^^^^d^^^e^^^^^^^f^g^^^^^^^h^^^i^^^^^^^j^^^k^l^m
意味バイト数データ例備考
1中継機シリアルID480000000
2LQI1C9
3続き番号20005
4送信元シリアルID4810A07B7
5送信元LID101
6センサー種別180
7PAL IDとPAL Ver106TWELITE ARIA
8センサーデータ数1077
9センサーデータ0700340003813500

イベントデータあり

タイマー起床

aセンサーデータ181205350401000000タイマー0で起床
bセンサーデータ2 (ヘッダ)411300802

2バイト、拡張ビット有
電圧(電源電圧)

cセンサーデータ220D163350mV
dセンサーデータ3 (ヘッダ)411300102

2バイト、拡張ビット有
電圧(ADC1)

eセンサーデータ32055E1432mV
fセンサーデータ4 (ヘッダ)400000001

1バイト、拡張ビットなし

ホールIC

gセンサーデータ4180オープン(変化なし)
hセンサーデータ5 (ヘッダ)405010002

符号あり2バイト

温度

iセンサーデータ520A3A26.18°C
jセンサーデータ6 (ヘッダ)401020002符号なし2バイト 
kセンサーデータ6211B345.31%
lチェックサム11DF1~lのCRC8
mチェックサム21131~mのLRC

代表的な電池寿命

  • 5秒に1度の定期送信のみの場合、約340日
  • 5秒に1度の定期送信 + 1分に1度磁石を近づけた場合、約300日
  • 1分に1度の定期送信のみの場合、約4年
  • 1分に1度の定期送信 + 1分に1度磁石を近づけた場合、約2.5年

2.2 - 開閉センサーパルモード

開閉センサーパルとして動作するモード
モノに装着し、磁石の有無で開閉を知ることができるモードです。

設定

本モードを使用する場合は以下の項目を設定してください。

設定コマンド設定項目設定値備考
pセンサ固有パラメータの設定04000000
設定方法は設定方法をご確認ください。

親機の出力

親機の出力はこちらの開閉センサーをご確認ください。

代表的な電池寿命

1日に200回の開閉を行なった場合、約4年です。(含1分毎の定期送信)
1日に0回の開閉を行なった場合、約4.5年です。(含1分毎の定期送信)