リモコンアプリの動作モード
各動作モードの説明
リモコンアプリ(App_IO)には、6つの動作モードがあります。
動作モードの一覧
各モードは、Mx
ピンを未接続または GND
へ接続することで設定します。
M3 | M2 | M1 | モード | 機能 | 省電力 | LID |
---|---|---|---|---|---|---|
O | O | O | 子機: | 入力状態を親機へ | 120 | |
O | O | G | 親機: | 入力状態を子機へ | 0 | |
O | G | O | 中継機: | 122 | ||
O | G | G | 子機: | 頻繁に入力状態を親機へ | 123 | |
G | O | O | 子機: | 1秒おきに入力状態を親機へ | ✅ | 124 |
G | G | O | (ペアリングモード) | 詳細 | ||
G | G | G | 子機: | 10秒おきに入力状態を親機へ | ✅ | 127 |
O:未接続(OPEN)、G:
GND
へ接続
初期状態は子機:連続モードです。
モードによって端末を識別するための論理デバイスID(LID)の初期値は異なります。
親機または中継機モードに限り、インタラクティブモードで切り替えできます。
親機は121
、中継機は122
としてください。
親機
連続モード
親機:連続モード
信号入力の変化を検知したとき、また1秒おきに、すべての子機へデータを送信します。
また子機から送信されるデータを常時待機しており、反応がよいものの、常に電力を消費します。
- 受信:常に待機
- 送信:入力変化時/1秒おき
子機
連続モード
子機:連続モード
信号入力の変化を検知したとき、また1秒おきに、すべての親機へデータを送信します。
また親機から送信されるデータを常時待機しており、反応がよいものの、常に電力を消費します。
- 受信:常に待機
- 送信:入力変化時/1秒おき
定期送信の無効化
インタラクティブモードでオプションビット
0x00000020
を設定することで、1秒おきの定期送信を無効化できます。子機:連続0.03秒モード
子機:連続モードの定期送信の間隔は1秒ですが、これを0.03秒に短縮するモードです。
親機から送信されるデータを常時待機しているものの、子機から親機への通信で帯域を占有してしまうため、親機の入力に対する反応は鈍くなってしまいます。常に電力を消費します。
- 受信:常に待機
- 送信:入力変化時/0.03秒おき
1台の子機だけでほとんどの帯域を占有してしまうため、同時に複数の子機を使用することはなるべく避けてください。
間欠モード
子機:間欠1秒モード
信号入力の変化を検知したとき、また1秒おきに節電モードを解除し、すべての親機へデータを送信します。
受信機能を無効とするため、親機の制御を受けることはできません。省電力性能に優れたモードです。
- 受信:無効
- 送信:入力変化時/1秒おき
子機:間欠10秒モード
信号入力の変化を検知したとき、また10秒おきに節電モードを解除し、すべての親機へデータを送信します。
受信機能を無効とするため、親機の制御を受けることはできません。省電力性能に優れたモードです。
- 受信:無効
- 送信:入力変化時/10秒おき
中継機
連続モード
中継機:連続モード
中継機は、受信したパケットを送信します。
親機と子機の間に3つまで設置できますが、中継機を増やすとパケットの数が増大するため、干渉しやすくなることに注意してください。
- 受信:常に待機
- 送信:受信時