インタラクティブモード(親機・中継機アプリ)
ここでは親機・中継機アプリ(App_Wings)に固有の機能を説明します。共通機能については、TWELITE APPS マニュアル のトップページを参照してください。
表示例
次のような画面を表示します。
[CONFIG MENU/App_Wings:0/v1-02-1/SID=820163B2]
a: (0x67720102) Application ID [HEX:32bit]
c: (18 ) Channels Set
x: ( 0x03) RF Power/Retry [HEX:8bit]
b: (38400,8N1 ) UART Baud [9600-230400]
o: (0x00000000) Option Bits [HEX:32bit]
k: (0xA5A5A5A5) Encryption Key [HEX:32bit]
m: ( 0) Mode (Parent or Router)
A: (0x00000000) Access point address [HEX:32bit]
[ESC]:Back [!]:Reset System [M]:Extr Menu
コマンド
項目 | 初期値 | 備考 | |
---|---|---|---|
a | アプリケーションID | 0x67720102 | 32bit |
c | 周波数チャネル | 18 | 11 -26 |
x | 再送回数と送信出力 | 03 | |
再送回数 | 0 | 1 -9 回、0 は初期値の0回 | |
送信出力 | 3 | 0 -3 | |
b | UART代替設定 | 38400,8N1 | オプションビットで有効化 |
o | オプションビット | 0x00000000 | その他の詳細設定 |
k | 暗号化鍵 | 0xA5A5A5A5 | 32bit |
m | 動作モード | 0 | 親機0 中継機1 中継ネット1 -63 |
A | 中継先 | 0x00000000 | 中継機モードのみ |
各コマンドの詳細を次に示します。
a
:アプリケーションID
通信を行う端末はすべて同一の値とします。論理的にネットワークを分離します。
c
:周波数チャネル
通信を行う端末はすべて同一の値とします。物理的にネットワークを分離します。
x
:送信出力と再送回数
電波の送信出力と、パケットを追加で送信する回数を指定します。
b
:UART代替設定
オプションビットのUART代替設定の有効化を設定した場合のUARTオプションを指定します。
値にはボーレートとパリティの設定をカンマで区切って指定します。
ボーレートは、9600
/19200
/38400
/57600
/115200
/230400
から選択できます。他の値を指定すると、誤差が生じる可能性があります。
パリティはN
: 無し、O
: Odd(奇数)、E
: Even(偶数)を設定します。ハードウェアフローは設定できません。8N1, 7E2 などと設定できますが、8N1 以外の設定は未検証です。事前に動作をご確認ください。
115200,8N1
を適用します。o
:オプションビット
32bit の数値を指定します。各ビットに紐付いた設定を有効化できます。
対象ビット | 設定項目 | 初期 |
---|---|---|
0x00000200 | UART代替設定の有効化 | 0️⃣ |
0x00000400 | 定期送信パケットの出力を停止 | 0️⃣ |
0x00001000 | 暗号化通信の有効化 | 0️⃣ |
0x00002000 | 暗号化通信時の平文受信を有効化 | 0️⃣ |
k
:暗号化鍵
オプションビットの暗号化通信の有効化を設定した場合の暗号化鍵を32bitの16進数で指定します。
m
:動作モード
0
は親機モード、1
は中継機モードへ設定します。
中継機モードで多段中継を行うときには、2
-63
とすることで中継機のレイヤを指定できます。
A
:中継先
中継機モードで静的ルーティングを行うときに接続する上位段の端末のシリアルID(0x8???????
)を指定します。このとき、0x00000000
とした場合は自動検索します。
オプションビットの詳細
オプションビットの値の各ビットに紐付いた設定を解説します。
00000200
:UART代替設定の有効化
b
:UART代替設定を有効とします。
00000400
:定期送信パケットの出力を停止
超簡単!標準アプリとリモコンアプリの1秒毎の定期送信と連続モード時のUART出力を停止します。
00001000
:暗号化通信の有効化
暗号化通信を有効にします。相手側の暗号化通信も有効化する必要があります。
00002000
:暗号化通信時の平文受信を有効化
暗号化通信を有効とした際に、暗号化していないパケットも受信するようにします。