新しいプロジェクトを作成するには、既存のサンプルアクトのフォルダを別の名前でコピーし、ファイル名の編集を行います。
コピー先のフォルダは
MWSDK
配下のフォルダでなくても構いません。ただし、フォルダ名に空白文字や日本語名が含まれてはいけません。プロジェクトのファイル構造は以下のようになっています(ここでは PingPong
を例に挙げます)。
Act_samples
+-PingPong
+-PingPong.cpp : アクトファイル
+-build : ビルドフォルダ
+-.vscode : VSCode 用の設定ファイル
この PingPong
フォルダを別の場所(ただしフォルダ名に日本語や空白が含まない)にコピーします。
SomeDir
+-AlphaBravo
+-PingPong.cpp -> AlphaBravo.cpp ※ファイル名を変更
+-build : ビルドフォルダ
+-.vscode : VSCode 用の設定ファイル
編集の必要があるのは、PingPong.cpp
のファイル名です。これをフォルダ名と同じAlphaBravo.cpp
に変更します。
build\build-BLUE.cmd
を実行してBINファイルが生成されれば完了です(Windows10)。
Linux/WSL/macOS ではmake TWELITE=BLUE
を実行して、ビルドが成功するか確認します。
ビルド定義の編集
ビルド対象のファイルを追加する場合は build/Makefile
を編集します。プロジェクト直下にある .c
.cpp
ファイルは自動で追加されますが、それ以外のファイルについては編集が必要です。
編集方法は Makefile の解説をご覧ください。
VSCode用の設定
VSCode を利用する場合は、必要に応じて .vscode
以下の定義を編集してください。
TWELITE STAGE SDK に含まれるサンプルの多くは、以下のようになっています。
- TWELITE STAGE SDK ライブラリのソースコードは
${env:MWSDK_TWENET_LIBSRC}/include/**
${env:MWSDK_TWENET_LIBSRC}/src/**
を引用する。この環境変数MWSDK_TWENET_LIBSRC
は TWELITE STAGE アプリから VSCode でプロジェクトを開いた場合には自動で設定されます。 - ビルドタスクについては、デフォルトで
-D
などの追加的なオプション等は設定されていない。