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2025-08-01 現在

TWELITE STAGE APP による動作確認と設定

TWELITE STAGE APP を使って通信動作の確認や設定変更を行う方法
    評価開発環境 TWELITE STAGE SDK に含まれる TWELITE STAGE APP を使うことで、通信動作の確認や設定変更を行うことができます。

    基本的な動作確認

    TWELITE STICK を接続

    PC の USB ポートに TWELITE STICK を接続してください。

    工場出荷時の TWELITE は、親機・中継機アプリの親機モードに設定されています。TWELITE シリーズの子機との間で送受信を行うことができ、ロゴマークはマゼンタに光るはずです。

    工場出荷時の様子

    工場出荷時の様子

    起動メッセージを確認

    TWELITE STICK の動作を確かめるために、まずは起動時に出力されるメッセージを確認してください。

    TWELITE STICK を接続した状態で、MWSTAGEフォルダ内のTWELITE_Stageを実行します。シリアルポート選択の画面に、TWELITE STICKが表示されます。

    シリアルポート選択

    シリアルポート選択

    TWELITE STICK を選択すると、メインメニューに移行します。

    メインメニュー

    メインメニュー

    ビューアを選択すると、ビューア選択のメニューに移行します。

    ビューア

    ビューア

    ターミナルを選択すると、一般的なターミナルソフトと同様に VT-100 互換のターミナル画面を表示します。

    ターミナル画面

    ターミナル画面

    初期状態では、上記のように TWELITE STICK が受信したパケットのデータを出力しているかもしれません。

    右下にあるファーム書換/リセットを長押しして、TWELITE をリセットしてください。

    右下を長押しでリセット

    右下を長押しでリセット

    起動メッセージが出力されます。

    起動メッセージの出力例

    起動メッセージの出力例

    上記の例では、次のメッセージを出力しています。

    !INF MW APP_WINGS(Parent) v1-03-2, SID=0x8300051A

    このように !INF MW APP_WINGS(Parent) と表示されていれば、親機・中継機アプリ(App_Wings)の親機モードが動作していることが分かります。

    TWELITE DIP の子機と通信

    ここでは、TWELITE DIP の子機との通信動作を確認する方法をご紹介します。

    TWELITE DIP は、工場出荷時に書き込まれている 超簡単!標準アプリ(App_Twelite)が動作しているものとします。

    TWELITE DIP の準備

    TWELITE DIP の子機の DI1GND の間にスイッチを、DO1VCC の間に LED を接続してください。子機は超簡単!標準アプリの端末どうしの通信を確認する場合と同じ構成です。

    子機の配線例

    子機の配線例

    TWELITE DIP の親機の代わりに TWELITE STICK を使うことで、ボタンの状態を PC 側で検知したり、LED を PC から光らせることができます。

    TWELITE STICK の接続

    TWELITE STICK を PC の USBポートに接続してください。

    親機・中継機アプリの親機モードに設定されていれば、マゼンタに光ります。

    親機モードの待機状態

    親機モードの待機状態

    端末の設定

    端末の設定変更は不要です。工場出荷時の状態のまま、すぐに通信を開始できます。

    しかし、ここでは念のため設定値を確認しておきましょう。

    TWELITE シリーズの設定変更を UART 通信によって行うには、端末をインタラクティブモードで起動します。TWELITE STAGE APP には、インタラクティブモードを扱うための機能があります。

    メインメニューからインタラクティブモードを選択します。

    メインメニュー

    メインメニュー

    次の画面では、任意の場所をクリックするかEnterキーを押すことで次に進みます。

    確認画面

    確認画面

    以下のような画面が表示されたら成功です。

    インタラクティブモード

    インタラクティブモード

    物理的にネットワークを分離する周波数チャネルの値が18、論理的にネットワークを分離するアプリケーションIDの値が67720102となっていれば、工場出荷時の TWELITE DIP と通信できます。

    ロゴマークの点灯

    TWELITE STICK を PC に接続した状態で、TWELITE DIP の DI1 に接続したスイッチを押してください。

    正常に動作していれば、ボタンを押している間はより明るく、赤色に光ります。

    DI1を押すと赤く点灯する

    DI1を押すと赤く点灯する

    標準アプリビューア

    TWELITE STAGE APP には、超簡単!標準アプリの子機から受信したデータを表示する機能があります。

    DI1へ接続したスイッチの状態を取得しましょう。

    メインメニューからビューアを選択します。

    メインメニュー

    メインメニュー

    ビューア選択の画面から、標準アプリ ビューアを選んでください。

    ビューア選択

    ビューア選択

    標準アプリビューアの画面では、TWELITE STICK が受信した最新の超簡単!標準アプリからのデータを表示します。

    標準アプリビューア

    標準アプリビューア

    TWELITE DIP の DI1 に接続したスイッチを押すと、D1の項目が赤く光ります。

    標準アプリコマンダー

    TWELITE STAGE APP には、超簡単!標準アプリの子機へデータを送信する機能もあります。DO1へ接続した LED を制御してみましょう。

    メインメニューからビューアを開きます。

    メインメニュー

    メインメニュー

    ビューア選択の画面から、コマンダーを選んでください。

    ビューア選択

    ビューア選択

    App_Twelite 0x80コマンドを選びます。

    標準アプリのコマンダー

    標準アプリのコマンダー

    DI1(1)をクリックするか、1キーを押すことでDI1の点灯状態を制御できます。

    コマンダーの画面

    コマンダーの画面

    TWELITE ARIA と通信

    ここでは、温湿度センサータグ TWELITE ARIA との通信動作を確認する方法をご紹介します。

    TWELITE ARIA は、工場出荷時に書き込まれている アリアアプリ(App_ARIA)が動作しているものとします。

    TWELITE ARIA の準備

    TWELITE ARIA に CR2032 電池を挿入してください。

    CR2032電池を挿入

    CR2032電池を挿入

    TWELITE ARIA の親機に TWELITE STICK を使うことで、温湿度や磁石が接近した情報を PC 側で取得できます。

    TWELITE STICK の接続

    TWELITE STICK を PC の USBポートに接続してください。

    親機・中継機アプリの親機モードに設定されていれば、マゼンタに光ります。

    親機モードの待機状態

    親機モードの待機状態

    端末の設定

    端末の設定変更は不要です。工場出荷時の状態のまま、すぐに通信を開始できます。

    物理的にネットワークを分離する周波数チャネルの値が18、論理的にネットワークを分離するアプリケーションIDの値が67720102となっていれば、工場出荷時の TWELITE ARIA と通信できます。

    ロゴマークの点灯

    TWELITE STICK を PC に接続した状態で、TWELITE ARIA のホールセンサに磁石を近づけてください。

    正常に動作していれば、TWELITE ARIA は磁石を近づけるたびにパケットを送信し、TWELITE STICK のロゴマークがそれを受けて点滅します。

    簡易モニタ

    TWELITE STAGE APP には、TWELITE ARIA から受信したデータをシンプルに表示する機能があります。

    メインメニューからビューアを選択します。

    メインメニュー

    メインメニュー

    ビューア選択の画面から、簡易モニタ(CUE/ARIA/Glancer)を選んでください。

    ビューア選択

    ビューア選択

    続いて、TWELITE ARIA の簡易モニタを選択します。

    簡易モニタ選択画面

    簡易モニタ選択画面

    簡易モニタの画面では、TWELITE STICK が受信した最新の TWELITE ARIA のデータを表示します。

    簡易モニタ

    簡易モニタ

    TWELITE ARIA に磁石を近づけると、新たなパケットが届きます。

    センサーグラフ

    TWELITE STAGE APP には、子機から受信した温湿度データなどをグラフとして表示する機能もあります。

    メインメニューからビューアを開きます。

    メインメニュー

    メインメニュー

    ビューア選択の画面から、グラフ表示(加速度リアルタイム/センサー)を選んでください。

    ビューア選択

    ビューア選択

    続いて、センサーグラフを選択します。

    グラフ選択画面

    グラフ選択画面

    右側のノード一覧から、ARAで始まるものを選択してください。

    ノード選択

    ノード選択

    初期状態では、24時間分のデータが表示されます。直近のデータを確認するために、[ライブ>>]をクリックしてください。

    24時間データ

    24時間データ

    直近のデータが表示されます。磁石を近づける、7Pインタフェース近くのセンサを温めるなどして、値が変化する様子を確認してください。

    ライブデータ

    ライブデータ